闘いの時代が来た!
すべての怒りを11・1日比谷に集めよう
11月1日(日)全国労働者総決起集会 日比谷野外音楽堂 12:00〜 集会終了後デモ行進
今年の11月労働者集会をとりまく情勢は、これまでにないほどの大きな可能性に満ちています。
●労働運動再生の出発点をつくった館山集会
10月3日、館山市内で「安房地区労働者交流会」が開催されました。これは、3月の地域集会を引き継ぐ形で開催され、木更津支部を中心に、地域で活動する元教育労働者や国鉄労働者、市民運動に取り組む仲間が多数集まり、地域からの労働運動再生の可能性を示す画期的な場になりました。
元教育労働者は、グローバル化や規制緩和による地域破壊の現状を怒りをもって報告しました。自らの教え子たちが職場を奪われ、遠距離通勤を強いられ、子どもの数自体も激減している現実(1989年→2014年で半分以下に)。
参加者は「この若者たちの現実をなんとか変えよう」と熱心に語りあい、今後も地域での運動を継続していこうと確認しました。
講師である東海林智さん(毎日新聞記者)は最後に「労働組合がなければ人間らしく生きられない」「ぜひ、若い人が集まれる地域のユニオンを」と呼びかけました。
●千葉でも新労組・新分会
また10・4千葉労働者集会でも、ユニオンならしの(習志野市)結成や、介護職場での新分会結成への取り組みなど、この1年で闘いが大前進したことが示されました。
何よりも、わずか1年間で動労千葉に十数人ものCTS(千葉鉄道サービス)の清掃の仲間が加入したこと自体が、時代の変化、新たな闘いの時代の到来を示しています。
●資本主義は腐り果てた
新自由主義の全面展開の中で、資本主義はもう根本のところから腐り果てています。
データ偽造の三井不動産と旭化成。排ガスデータ不正のフォルクスワーゲン。東芝の巨額粉飾決算や、東洋ゴムの度重なる不正。資本主義の中心中の中心を占めてきた巨大企業で、おそるべき腐敗が暴きだされています。
全面外注化を進め、地域切り捨てと安全破壊を続けてきたJR東日本もまた、重大事故を繰り返し、これらの企業と同じ道を歩みつつあります。何よりもJR東日本こそ、雇用破壊・賃金破壊の最先頭を走り続けてきたブラック企業のトップランナーです。
●JR東日本の足下から
9波ものスト決起
このJR東日本の関連企業でも労働者が徹底的に痛めつけられ、怒りが爆発しています。
レール溶接を行う「全溶」(本社・練馬区)では、溶接資格手当てや出張手当のカット、安全無視の要員削減、嘱託社員の賃下げなどに対して、1月に東京東部労組全溶支部が結成され、すでに9波ものストライキに立ちあがっていることが報じられています。
「何十年にもわたって首都圏のレールを守ってきたのは俺たちだ!」という組合員の叫びは、JRとすべての関連職場で働く仲間の気持ちです。
●闘う労働組合の全社会的な登場が問われている
問われていることはただ、一点。闘う労働組合が今こそ社会的に登場しきることです。
安保法案反対で国会前に集まった数万、数十万の人びとの中からも「私たちはストライキで闘います!」という動労千葉のビラへの共感の声が数多く上がっています。本気になって勝負をかけるべき時代がきています。職場の他労組の仲間や関連会社の仲間にも声をかけ、かつてない大結集で11・1労働者集会の大成功をかちとろう。 |