特急削減で拘束時間の長大化と12時を過ぎる行路設定に怒り!
3月ダイ改の問題点はここだ!(その7) 銚子運輸区編
JR千葉支社のやり方には、銚子運輸区の全ての運転士が怒っている!
1.ダイ改による特急削減で拘束時間の長大化と12時を過ぎる設定に
銚子運輸区における乗務行路の問題では、ダイ改特急削減の影響を受けて拘束時間の長大化が進んでいる。
左記の行路は、銚子運輸区17行路だが、ダイ改前の行路では最後の「341M」の部分が特急になっていた。しかし、特急列車が削減された関係で17行路に入っていた特急が別の行路に振り分けられ、それに代わって各駅停車が指定された。これにより、拘束時間が44分増え、終業時間も50分も遅くなって12時を過ぎてしまったのだ。
とくに17行路は、銚子運輸区で唯一乗務距離が400kmを超える行路だ。
さらに、横芝到着後、車内清掃が終了した後に運転士がパンタグラフを下げることになっているが、このため運転士が寝るのは1時30分頃だ。そして、朝の点呼時間が6時21分に指定されているため4時間30分程度しか仮眠を取ることができない状況だ。
まともに仮眠もとれない状況であるにもかかわらず、終業時間が12時を過ぎる行路設定を行うなど言語道断だ。
2.ユニット・日勤・泊行路の交番順序を直ちに中止しろ!
銚子運輸区でもう一つの大きな問題としては、交番順序の問題がある。
銚子運輸区の交番表2段目は、別図のようになっている。2段目を除く他の交番順序はユニット〜泊行路となっている。しかし、2段目だけはユニットと泊行路の間に単独の「7行路」が設定されている。しかも「7時32分」の早朝出勤だ。前日の1行路が4時26分出勤なのに翌日も続けて早朝出勤を指定しているのだ。
また、7行路は、成田駅での運用入出区を行った後、銚子到着後も電留2番線への入区がある。16時55分に銚子に到着しても、入区、転動防止、パンタグラフ降下を経てようやく17時48分に終業だ。早朝出勤で10時間を超える拘束時間であり、派出検査による青入区にすべきだ。
このような設定を行ったJR千葉支社のやり方に対しては、銚子運輸区の全ての運転士が怒りを持っている状況だ。 |