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 1047名解雇撤回!業務外注化―非正規職撤廃!
被曝労働拒否!改憲と戦争の安倍政権打倒!組織拡大!

第29回動労総連合定期中央委員会を開催

 動労総連合は4月29日、DC会館において、第29回定期中央委員会を開催した。「組織拡大春闘」として闘いぬいた15春闘の総括とともに、第2の分割・民営化との闘い、JR―CTSを貫く組織拡大に総力をあげて起ち上がる方針を確立した。
 なにより、千葉、水戸、西日本、高崎の各単組での組織拡大と、動労神奈川の結成の勝利を確認し、さらなる闘いと組織拡大への決意にあふれた。

組織拡大を実現して闘いの新たな扉を開いた

 大会議長には、木科代議員(千葉)が選出され、議事が進められた。
 冒頭、田中委員長が中央執行委員長からのあいさつを行った。
 本定期委員会は新しい仲間を迎えて行われている。
 ガイドラインの18年ぶりの改定で安保法制は国会審議の前に既成事実化された。安倍政権は再び戦争への道を進んでいる。ここまできたのは、労働運動の後退が原因だ。
 しかし、分割・民営化と闘い続けた結果、労組解体は中途半端なまま。戦争のためにもう一度労働運動の解体・再編が焦点になっている。
 その中で第2の分割・民営化攻撃との闘いに入っている。その柱は外注化に次ぐ外注化だ。
 各単組で組織拡大を実現して委員会に臨むことができた。30年闘い続けて陣地を守ってきた。それを取り戻しにかかる新しい扉を開いた。

新たに結成された動労神奈川を迎え、活発な質疑応答

 討議にあたり、新たに組合を結成した動労神奈川の仲間があいさつにたった。環境アクセスで同日に2人の労働者が倒れるなど、人員削減で強労働が強制されている現実が報告された。そして、「動労総連合の力で解雇を撤回させた」と勝利の報告とともに、組織拡大にむけた決意が語られた。
 執行部より、経過報告、当面する取り組み、暫定予算案が提起された。
 質疑応答では、次のような意見がだされ、活発な議論が行われた。
◆中西副委員長の職場復帰をかちとった。ストライキを闘い、狙い撃ちの解雇攻撃を粉砕した。(西日本)
◆ダイ改で出区点検できない行路がいくつもできた。「出区点検しろという規定はない」とまでいった。労働強化と安全無視が強制されている。(高崎)
◆水戸でもMTSで「この賃金では結婚も生活もできない」と辞めていく。会社は「わかる」というなら、賃金をあげろ。(水戸)
◆3月ダイ改以降、労働強化が行われている。乗務員には明けが12時をすぎる勤務が10数本もあり、青年労働者もきついと言い始めている。4月以降、多客で遅れが普通になっているが、折り返しの休みが削られる。(千葉)
◆貨物では、賃上げなしで手当はカットされた。55歳からはさらに70%までカットされる。これは分割・民営化の矛盾だ。(千葉)
 その後、本部からの総括答弁が行われ、全員の拍手で議案が採択された。そして委員会宣言採択、閉会あいさつを行い、田中委員長の団結ガンバローで定期中央委員会はしめくくられた。
 「闘いなくして組織拡大なし。反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし」を中心に、組織拡大へ総決起する方針を確立する定期中央委員会となった。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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