4・24韓国・民主労総
パククネ政権打倒を掲げて27万人がゼネスト決起
6月第2次ゼネストを宣言
4月24日、韓国民主労総(69万人)は朴槿恵(パククネ)政権打倒を掲げてゼネストに突入した。全国2926の職場で27万人の組合員がゼネストに決起したのだ。
公共運輸労組傘下のソウル大病院労組は前日の23日から全面無期限ストに突入。金属労組は起亜自動車3万人をはじめ、173の職場で組合員7万人が4時間の時限ストを打ちぬいた。スト権を剥奪されている全教組(全国教職員労働組合)は、9年ぶりの集団年次休暇闘争で組合丸ごと総決起し、同じくスト権のない公務員労組も緊急の組合員総会を開く形で6万人が決起した。さらに全国17地域で一斉に開催されたゼネスト大会には計10万人が結集した。
今回のゼネストは、民主労総結成直後の1996〜97年の大ゼネスト以来13年ぶりとされる、韓国労働者階級の歴史的な一大決起の始まりだ。
「もう生きられない。徹底的に闘う以外ない」
民主労総はゼネスト4大目標として、@「労働市場構造改革」粉砕、A公務員年金制度の改悪阻止、B最低賃金の時給1万?(1000円)への引き上げ、Cすべての労働者への労働基本権獲得を掲げた。
とりわけ朴槿恵政権が「労働市場の構造改革」は資本のために「より容易な解雇、より低い賃金、より多くの非正規職」を強制するものとして、全労働者の怒りを引き出すものとなっている。
ソウルのゼネスト集会で、ハンサンギュン民主労総委員長は、「これは始まりだ。いい加減な闘いでは、労働者は永遠に奴隷に転落するしかない。さらに徹底的に闘う以外ない。そうすれば最後はこの政権を必ず終わらせることができるだろう」「われわれの闘いは、1千万の非正規職労働者を生かして、2千万労働者が世の中の主人であることを宣言する闘いだ。もう生きられないと叫んでいるすべての民衆が再び生きる喜びを感じられる世界を、われわれはつくる」と宣言し、5・1メーデーをソウル10万人結集の大闘争としてかちとり、6月第2次ゼネストに突き進むことを高らかに宣言した。
このゼネストには、動労千葉から田中委員長と青年部の渡辺君が参加し、壇上の民主労総イヨンジュ事務総長から大会参加者全体に伝えられた。
6・7集会の大成功を
韓国ゼネストは、労働市場の構造改革、規制緩和、民営化・外注化などの新自由主義との闘いだ。日本とまったく同じ攻防である。6・7国鉄集会は、韓国鉄道労組を迎え開催される。3000名の結集を実現し大成功を勝ち取ろう。
国鉄闘争全国運動 6・7全国集会
6月7日(日) 12時半開会(午前11時半開場)
東京・日比谷公会堂
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