65歳まで安心して働ける労働条件を確立しよう!
JR貨物3月ダイ改
JR貨物関東支社は2月5日、3月ダイ改についての提案を行いました。これに対し2月13日、動労千葉申第12号をもって「2015年3月ダイ改に関する申し入れ」を行い、18日に団体交渉が開催されました。
JR貨物は今次ダイ改において、「列車別の収支状況から採算性の低い列車の見直し、統廃合を含めたコンテナ列車の輸送力再編を計画し、列車の収益性を向上させる。これらにより生み出された輸送機材を収益性の高い列車グループに利活用する」「路線ネットワークの最適化。新商品の開発や市場競争力の高い商品への組み替えを行い、鉄道事業部門の黒字化を目指す」としています。
なによりも「高齢者対策」の確立
さらに、「働き度を向上させる」ために、乗務効率の向上・W泊の増加。駅業務の効率化、検修・保全のコスト削減、総務・経理部門の合理化を行うとしています。
しかし、年金の関係で65歳までハンドルを握らなければならない現実の中で、求められているのは「適正な(安心して働ける)労働条件」の確立、これからの「高齢者対策」です。2年間にわたる新規採用の停止は重大な問題です。
「長時間・低賃金労働」「効率化・合理化」との闘いは、安全問題そのものとなっています。組合としては、長時間拘束の解消、休憩室の整備などを求めて来ました。問題解決に向けて粘り強く取り組みます。
大幅賃上げ獲得!15春闘へ!
2月20日、JR貨物本社において「手当等の見直し」に関する団体交渉が開催されました。
会社の回答又は見解は、手当等の見直しの根拠について「多少の経済変動があっても、安定的に利益が確保できるよう、スリムで強靭な経営体質への改善を図るために行うものである」、諸手当の見直しを撤回することにたいしては、「提案の通りとする」というものでした。
日貨労は17日の段階で裏切り妥結を行っていました。春闘時期に、1万円以上の賃下げが強行されるのです。
「JR貨物改革を実現するためには旧態依然の経営体質を変えなくてはならないことを痛感・・中央本部は本施策について組合員が『血を流す』施策であることを十分認識し、緊張感をもって今後の労使協議を進めていく」!
外注化と使い捨ての非正規職化で最高の利益を計上し続ける東日本・東海・西日本。民営化では成り立たないという矛盾を抱えながら、JR体制への移行が強行された、北海道や貨物会社。問題をJR体制全体の危機と破綻という視点からとらえることが必要です。JRで起きていることは日本社会の縮図そのものです。
組合員が「血を流し、汗を流せば」解決する問題ではないのです。そもそも分割・民営化以来、「貨物に働く労働者はどれだけの悔し涙を流してきたのか」ということです。
55歳以降、基本給7割、「働き度を上げる」という、低賃金・強労働の強制と対決しよう! 大幅賃上げ獲得!15春闘に総決起を開始しよう!
動労千葉第72回定期員会
日時 3月1日 13時
場所 DC会館大会議室
JRダイ改―特急列車廃止絶対反対
3・7館山地域集会
3月7日(土)13時30分〜 館山商工会議所ホール
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