幕張支部配転差別行訴(2/9)
山田支部長ー堂々の意見陳述でJRの不当労働行為を暴く!
2月9日、10時30分から、東京地方裁判所527号法定において、「幕張支部配転差別事件」行政訴訟の第2回口頭弁論が、各支部から参加した組合員が傍聴する中で開催された。
今回の裁判では、支部役員が強制配転された当該である幕張支部の山田支部長が意見陳述を行い、本件強制配転が、幕張支部の役員を狙い撃ちにした不当労働行為であることを暴くとともに、JRの姿勢を徹底的に糾弾した。
5ヶ月で5名が配転ー不当労働行為以外ない!
意見陳述の中で山田支部長は、支部役員12名中5名が次々に配転されること自体が普通ではあり得ないこと、さらに配転された支部役員ついても、57歳の定年間近で管理者からも「異動はない」と言われていたこと、「A長」という熟練を要する業務を従事しており異動の対象にならないこと、機能保全検査を経験したことがないため派出業務を行う上で対象になたないこと等について詳細に陳述した。
さらに、千葉派出の予備要員であった東労組組合員に対しては、退職者の発生に伴う補充が発生するにもかかわらず、「若手の指導」と称して機能保全に配置するなど、普通ではあり得ない極めて不自然な取り扱いが行われていることなどについても明らかにした。
そして最後に、裁判長に対して、公正な判断を行うように要請したうえで、業務外注化を粉砕し、出向者を原職に取り戻すまで断固として闘いぬく決意を明らかして、堂々の意見陳述を終了した。
全くデタラメな会社側の主張に反撃を!
一方、会社側は、配転の正当性を主張する書面を提出してきたが、派出への異動の対象者を選定する基準の中で、検修職10年の平成採が「経験不足」になっていたり、「A長」2名が退職予定であるにもかかわらず「A長」を行っていた支部役員を異動対象にするなど、極めて矛盾した中身になっている。次回裁判では、こうした会社側の矛盾を徹底的に追及する予定である。
幕張支部配転差別事件行訴
次回口頭弁論について
日時 4月23日(木)11時30分〜
場所 東京地裁527号法定
内容 組合側からの反論
※勝利判決獲得へ、傍聴に結集を!
2015年動労千葉弁護団総会を開催
1047名闘争勝利!業務外注化−強制出向粉砕!
全ての裁判闘争の勝利に向けて闘おう!
動労千葉は、2月13日、13時から、DC会館において、「2015年動労千葉弁護団総会」を開催し、1047名闘争勝利、業務外注化ー強制出向粉砕をはじめとした全ての裁判闘争の勝利に向けて今年1年間の闘う方針を確立した。
冒頭、動労千葉弁護団を代表して葉山岳夫弁護団長から、今年は戦争と反動を阻止する重要な年になること、国鉄闘争全国運動を中心にして安倍政権打倒の闘いを作り上げることが決定的に重要になっていること、こうした中で1047名闘争については、国鉄と設立委会が共謀して動労千葉12名をはじめとした労働者を排除した事実を突き付ける中で、昨年末での最高裁判決を阻止するなど大きな成果を上げてきたことを確認し、弁護団のさらなる奮闘を要請した。
続いて動労千葉から田中委員長が闘いの現状について報告を行い、とくに1047名闘争と強制出向粉砕闘争を中心に現場での闘いを進める中で、CTSでの3名の結集、さらに動労水戸においても昨年末に運転士の組織拡大を実現する成果を得た上で、今年を国鉄闘争復権の年と位置づけて階級的労働運動の復権に向けて全力で闘いぬく決意も含めて闘いの方向性を明らかにした。
今年を国鉄闘争復権の年として闘おう!
地裁、高裁、最高裁に継続している各事件のレポートが担当弁護士から行われた後、討論が行われた。その中では、1047名闘争では10万筆署名の貫徹へ全力をあげること、出向無効裁判では契約書を提出させる成果を得ていることから契約書に対する批判を徹底的に行うこと、幕張配転事件では職場の闘争機関の中心が配転されていることに徹底的にこだわること、安全運転闘争事件では減速闘争=怠業を違法とすること自体問題であることを徹底的に追及すること、家宅捜索国賠事件では警視庁の捜索を違法とする判決を獲得する成果を得ていることからさらに闘いを強化すること等について討論が行われた。
1047名解雇撤回ー業務外注化ー強制出向粉砕!全ての裁判闘争勝利へ闘いぬこう!
3月ダイ改阻止−特急削減絶対反対!
動労千葉総行動に全力決起を!
2・26銚子地域集会−3・7館山地域集会に全力で結集しよう! |
|