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 CTS清掃部門労働者座談会

食える賃金をよこせ!
15春闘で賃金アップ実現・組織拡大を!

これが普通の労働組合の姿だ

―昨年、動労千葉に結集してくれましたが、動労千葉に入って自分の心境とか周りの反応はどうですか。

Cさん
 普通の労働組合ですよね。今までエルダーさんしか見ていなくて、とても行動が熱いので怖いなと思っていましたが、CTSに入る前にいた労働組合と比べても、やっていることは同じようなことだなと。作業ダイヤの勤務指定の細かいところに気づくというのも、しっかりした組合だなと思います。
Tさん
 私は日刊動労千葉をCTSに入った当初から見ていました。はじめは外注化問題とかよくわからなかったんですけど、JR以外のことを取り上げている記事とか身近に迫ってきて、これが普通の労働組合の姿だなと感じてはいました。感心したのは車輪転削の指切断とか、組合員以外のことでも熱心になれるところですね。自分の利益と関係なくても熱心にやっている。掃除のことでも、仕事をやっていないのに勉強して交渉できるというところはお世辞ぬきに素晴らしいです。
Kさん
 点呼前の作業の問題とか休憩時間中のサービス労働の問題などを取り上げて問題にしたのはよかったと思います。抽象的に外注化反対はそうだなと思っていても、ほとんどJRの人たちの話だと思っていたと思うんです。だけど日刊動労千葉などで清掃の現場の問題を取り上げて、申し入れを出して団交も始めてきたんで、徐々に反応が出ています。さすが動労千葉だと。
Tさん
 動労千葉に期待をしているという声は聞いています。
Kさん
 清掃でミスがあったらボーナスカットするというのを日刊動労千葉で出したことはみんな喜んでいました。良く言ってくれたと額に入れて飾っておこうなんて人もいました。
Cさん
 我々が加入したことによってみんなが言いやすくなった面があると思う。

 ―動労千葉に関心を持った人たちに結集してもらうには。

Kさん
 ほとんどの人が動労千葉の主張には賛同していると思うんです。もう一歩というところだけだと思うんだけど。
Tさん
 これは黙っていられないとなった時に、連鎖反応でボンボン入ってくるかもしれないです。
Cさん
 だけど私は生活があるからとなっちゃう。それも分かります。まだ壁はありますね。
Kさん
 掃除している人はみんな同じ気持ちだと思うんだけど、日勤だけでもまともに食えるようにしてもらいたいと。結局、今の労働条件では正社員になるしかない。でも幕張事業所ぐらいの大きな所でも社員になれるのは毎年3人ぐらいです。目をつけられたら社員になれないとか考えちゃう。仲間同士で協力し合って労働条件を改善しようということじゃなくて、所長に気に入られて社員試験を通してほしいと。社員になれば賃金も少しは上がるし、ボーナスは出るし。
Tさん
 組合に入っても今までの生活レベルが保障されるのかと。きっと減らされるとかが怖いんじゃないですか。
Kさん
 これ以上減らされることはないと思うけど、社員試験制度が毒だと思う。ごくごく小数を社員にして選別している。率直に言ってもともとたいした労働条件じゃないし、もう少し労働条件がましなところを探しながら働いている人もいる。何とか社員にしてほしいという気持ちがある人は二の足を踏んじゃうというのはあると思います。
Cさん
 俺が動労千葉に入ったら、俺と話すとき周りの目が気になるという人はいました。

住宅手当や扶養手当は切実

―結局、差別されるということだと思う。そのあたりを打ち破ることだと思います。この15春闘では動労千葉としてCTS清掃部門で働く労働者の労働条件で闘おうと思っています。要求などあったらお願いします。

Cさん
 住宅手当もですが、ベアですね。諸手当もアップしてほしいですね。
Kさん
 住宅手当や扶養手当は切実だよね。賃金が安いうえに住宅手当が出ないんじゃ、踏んだり蹴ったり。現実には日勤だと実家暮らしするしかない。そういう人はかなり多いと思います。
Cさん
 今の賃金では結婚できないですからね。
Kさん
 夜勤やれば何とかギリギリ食えるか食えないか、というレベルです。
Cさん
 日勤者のほうが多いですからね。女の人でも夜勤やりたいという人がいるんですよ。

―独身の人ですか。

Kさん
 いや、結婚している人も。日勤だけで食えるって、いくらぐらいだろう。
Tさん
 ある人は最低、手取りで15万はほしいと言っていました。高い金額じゃないと思うんですけどね。

―全然高くない。とにかく当たり前に食える賃金をよこせと。

Tさん
 労働に見合っていない。あれだけの重労働でこの賃金。楽ではないですからね。
Kさん
 出来栄え、出来栄えってうるさく言いだしてから、労働時間も長くなっている。昼休み食い込んで仕事を入れることが普通にある。出来栄えとか言うんだったら、ちゃんと人を大事にすべきだと思う。こんな労働条件で、人が辞めて行ってもまた雇えばいいというようなことでいいのかと。
Tさん
 みんな体にガタが来ている、と言っている。

仲間を増やし会社に言うことを聞かせる

―エルダーで行くと、みんな5キロ、10キロ痩せちゃうからね。倒れて救急車で運ばれる人がいるわけだから。最後に今年の抱負、一言ずつお願いします。

Cさん
 まだ動労千葉1年生なんで、1年目はそういうもんかなと。抱負は、春闘で賃金アップですね。それが組織拡大につながればと思います。
Tさん
 揺さぶるしかないでしょう。その成果は徐々に出てきていると思います。あらゆることを問題提起して行きたいと思います。

Kさん
 組織拡大しかないと思います。要求を出したり、ニュース出したり、会社に文句言ったりしても大事だけど、まだまだ3人だし、結局組織拡大して力をつけていかないと動かないと思うんです。もっと仲間を増やして、行動で会社に言うことを聞かせていきたい。清掃の職場でストライキやって電車が止まるぐらいのことがやれれば、会社もちょっとは言うことを聞くんじゃないですかね。みんなで一致協力して会社に言うことを聞かせるという考え方で組織拡大していければと思います。
Cさん
 動労に入ったからと言って警戒している人はほとんどいません。逆に「いいところついているよな」とか、言ってきてくれるようになりました。
Tさん
 それは日刊動労千葉とかで具体的なことを取り上げ始めてからだと思います。良くも悪くもいろんなことを言ってもらえるようになっているというのは、悪くないと思います。

―CTSの清掃労働者が動労千葉に結集して来るというのは、外注化粉砕につながるということで、清掃でも組織拡大するというのが動労千葉の方針です。これからもよろしくお願いします。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!今こそ外注化粉砕闘争に総決起を!

 
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