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青年部新春座談会 仕事と仲間をJRに ▽内山 外注化絶対反対で闘ってきましたが、去年の10、11月、C T Sに強制出向された人のうち3人の出向が解除され、自分もJRに戻った。でも、自分がやっていた仕業検査は外注化されたままで、JRに戻るべき職場はない。仕事はいまだに臨検です。 ▽渡辺 出向から戻ったと言っても喜べない。外注化のときは会社の都合ひとつで職場ごと強制出向させられ、必要がなくなったら放り出すように戻す。外注化によって労働者が将棋の駒のように扱われるようになった。 ▽内山 臨検で突然日勤にされ賃金も大幅に減った。生活も何もかもが無視されている。団交にも出て言ってやりたい。 ▽渡辺 習志野などはJR 本体には全く仕事が残ってない。延々と出向させられたままか、JRに戻るとしたら異動させられることになる。 ▽滝 会社は、人件費を削るためにもCTSプロパー採用者を増やしたい。だから、余ったら用なしだって対応をする。 ▽渡辺 結局、外注化を撤回させて仕事ごと全員で戻るために闘うしかない。CTSのプロパー採用者も、外注化されてなければ本来JRで雇われるべき人たちだ。 ▽北嶋 同じ場所で仕事をしているのに、下請け会社だからって差別的なところがあるのは問題だよ。仕事も正当に評価されているといえるのか。だから、JR本体で全員採用するのが本来のスジだと常々思っている。 ▽渡辺 鉄道業務を外注化すること自体がおかしい。制服が変わっただけでやることは同じなのに、指揮命令系統が複雑になって、それで事故も起きている。外注化が安全を破壊した。 ▽内山 幕張ではポイント割出事故も起きている。 ▽北嶋 銚子派出では車両下での点検中に運転士が列車のブレーキを緩めてしまった。運転士には何の連絡もいってなかった。 ▽渡辺 外注化でJRからCTSの作業者に直接連絡できなくて、伝言ゲームが失敗したようなもの。外注化しなければ起こらなかったことだ。列車抑止や線閉がこんな軽々しく扱われていいはずがない。 ▽滝 しかも、誰も責任を取らない。銚子派出での検査を指示したCTSの管理者は幕張にいて、現場のことはまったく分かってなかった。 ▽渡辺 会社は「高齢者の雇用の場の確保のため」と言って外注化したけど、実際は雇用の場を奪う攻撃だった。高齢者の雇用と言うなら外注化じゃなくて定年延長すればいい。大量退職に便乗して外注化してコスト削減しようとしてる。今年退職する人たちには未だ再雇用先も提示されてない。 ▽北嶋 これだけ外注化しているのにおかしいよな。確保してるんだったらすぐ回答できるはずだもんな。 ▽渡辺 結局、外注化の目的は「プロパー採用」で低賃金の労働者に置き換えていくことだから矛盾だらけになる。JRの管理者が天下るポストだけは沢山つくられている。 ▽滝 本体は人員削減でポストを増やせない。その分を外注先につくっている。 ▽渡辺 それは試験制度や新人事賃金制度の問題でもある。会社の言うことを聞かなければ賃金があがらないようにして試験を受けさせる。だけどこれからはポストなんて外注先にしかなくなる。結局みんな使い捨てられる。 ▽滝 主務になっても、いろんな会合に出たり、駒にならないといけない。 ▽渡辺 ほんとは労働組合が取り組むまなければいけない一番重要な課題。試験で誰が優遇されるとか、団結がバラバラにされていく。 ▽滝 しかもJ R 東日本は「過去最高の利益」とかいって、駅ナカとか保育事業とかで収益をあげている。その一方で鉄道事業は「外注化しろ」「運転士のハンドル率をあげろ」って、人を減らしていく。特急列車廃止・削減反対! ▽北嶋 ダイ改では、ハンドル率を上げて人を減らせって公言してるよな。 ▽滝 大量退職前に向けて準備してるんだよ。3〜4年で完成っていうのはそういうこと。3月のダイ改はその出発点になる。 ▽渡辺 どれほどの労働強化がのしかかってくるかは、やってる人にしか分からない。 ▽滝 線路を1 2 0 q 対応にしたりしているけど、特急列車を廃止したら意味がない。JRは地元を全く無視して一方的に進めるから沿線はみんな怒っている。 ▽渡辺 矛盾ですね。儲からないとなったら切り捨てちゃう。 ▽滝 秋に予定されてる千葉運転区の運輸区化も、会社は「移行時は変わらない」というけど、ダイ改は運輸区化を前提にやられるし、3年後には全然違うものにしようとしている。 ▽北嶋 今回のダイ改提案でもひどい行路が増えている。泊勤務明けで、初電から12時くらいまでのり続けるとか。明けでそんな長時間集中できるはずがない。それを東労組は黙っている。少なくとも若い組合員に何をやっているのか全く見えていない。だけど、若い人がそれを受け入れるだけってのも悔しいよね。パワーがあるんだから若い人がものを言って闘わないと。 ライフサイクル反対の声を ▽北嶋 ライフサイクルも、次の人選がもう決まっている。不安をあおりたくはないけど駅は大変。 ▽滝 駅と運転士の仕事は、経験を活かすという意味では共通しない。結局、駅業務を外注化するためのつなぎ。仕業・構内の強制出向と同じだと思う。新しく駅輸送職を養成しないのは委託が前提だから。それで運転士をもっていく。その矛盾がライフサイクル。 ▽北嶋 運転士に戻って1 年くらいになるけど不安な気持ちが残っている。一つ一つの事は、職場の仲間に聞いたりすれば解決できる。でも、それまで自信をもってやれてたのに、何かあったときに対応できるかとか、3年の間にどう変わったのかとか。経験をリセットされた感じ。 ▽滝 途中で乗務を奪われるのは厳しい。経験の大事さを無視しすぎてる。 ▽北嶋 3年も運転から離れるのは大変なこと。声を大にして何度でも言いたい。やっぱり、何とかしたいのなら、ライフに行かされる前に声をあげてほしい。 動労千葉の仲間と共に ▽北嶋 全部受け入れて会社のためにやっても、結局捨てられる。良いところにいけるのはわずか。気づいて欲しいって思いでいる。気づいてるけどできないなら、動こう。俺たちみたいにやってる人間がいるんだから。そういうところに飛び込んできて、こう思ってるんだって言ってほしい。うちの組合は、それに対して力を出してくれる。それが組合のあるべき姿だと思う。 ▽内山 自分は、「辞めるなら来いよ」って誘われて動労千葉に入った。仲間がいるのは大事。人間だから絶対に失敗しないってことはないからこそ、そういうときに一緒に闘ってくれる仲間が必要。それが動労千葉。東労組にいても、結局何もしてくれない。 ▽渡辺 去年、CTSで仲間が増えたことは純粋に嬉しい。清掃の方でも闘っていかなければならない課題がいっぱいある。JR本体でもCTSでももっと仲間が増やすように頑張りたい。 ▽滝 起きている問題をちゃんと分析し、会社と対決して問題を解決するように闘う。そうしてみんなに知ってもらう。そういうことが大切。例えば、これから定年まで働ける職場をどうつくるのかとか。 ▽北嶋 委員長が今年は大事な年になると言ってた。今まで以上に気を引き締めたい。組織拡大が青年部の一番の目標。全力で頑張ります。 |
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!今こそ外注化粉砕闘争に総決起を! |