キレイにしろというなら人と時間を確保しろ
笠原CTS幕張事業所所長は
ボーナスカット発言を撤回し謝罪しろ!
3回ミスでボーナスカット?!
11月、CTS幕張事業所において清掃できばえ評価が65点になった。次のできばえ評価で70点以下なら、JR東日本からの発注単価が2割カットになる点数だ。
これに関して12月冒頭、CTS幕張事業所の朝の点呼で笠原所長が、「今後は皆さんにもそれなりの責任を負ってもらう。できばえで悪い点数がついた担当者をはっきりさせ、3回になったらボーナスをカットする」と、とんでもないことを言い出した。これに対して職場では怒りが吹き出している。
なぜ個人の責任なのか
「ふざけんじゃねえぞ!」「契約社員にはろくにボーナスも出さないくせに。カットされたら無くなってしまう」「誰でもミスはある。それをみんなでカバーしあってやってきたのに。なんで個人の責任になるのか」。
できばえ評価の対象は洗浄線日常清掃(通称「洗い場」)、構内日常清掃(同「日常」)で掃除した車両だ。
幕張車両センターでは(とくに午前中は)、次々と入区する車両を15分〜20分間隔で仕上げ、トイレの汚水を抜き、外板を洗浄して、ただちに次の車両に移る。目が回るような忙しさで冬でも汗だくになる。酷暑の中でも、台風が来ても、現場で作業する仲間の力で作業ダイヤ通りに掃除をこなし、電車を送り出してきたのだ。
「そもそも洗い場、日常を担当する人はいつもだいたい決まっているのに不公平だ」「もう洗い場や日常なんか入りたくない」。これが職場のみんなの気持ちだ。
人を増やすしかない
「『早くしろ』『キレイにしろ』と言われても無理に決まってるじゃねえか。どっちかにしてくれ」「キレイにしたければ、もっと時間と人をかけるしかない」「誰かが意図的にサボっているかのように言われ、ボーナスカットで脅されるのは本当に腹が立つ」「あの所長は、すぐにお金のことを言う」。
JR東日本は、発注単価をギリギリまで下げ、下請け会社の労働者に食べていけない低賃金を強制している。そうしておきながら、髪の毛一本、チリひとつを血眼になって探しだして「本当に掃除したのか」「やり直せ」「さらに単価を切り下げるぞ」と脅す。そして、自分は掃除をしたこともないJRからの天下りの管理者たちが、作業者のあら探しばかりして「サボるな」「ボーナスをカットするぞ」と脅す。本当に許せない。
JRは下請けいじめをやめろ
清掃のできばえを向上させたければ、十分な人と時間をかけるしかない。それに見あった発注単価に設定しなおすしかないのだ。本来、それぐらい人手も時間もかかる仕事なのだ。
JR東日本は、下請けいじめをやめろ! まともに生活できる賃金、十分な人と時間を確保しろ! 笠原所長は、ボーナスカット発言を撤回して謝罪しろ!
改憲と戦争の安倍政権打倒! 1047名解雇撤回! 外注化阻止! 被爆労働拒否! 組織拡大へ!
第29回動労総連合定期全国大会
日時:12月14日(日)13時 〜 15日(月)12時
場所:千葉市・パークサイドホテルにて
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