第43回定期大会へ
外注化粉砕! 組織拡大へ 全力で闘いにたちあがろう!
安全破壊を許すな
今年4月にCTSプロパー社員が現場に配置され検修・構内業務外注化との闘いは新たな段階に入った。そして外注化の矛盾が明らかになっている。
CTSは5月2日から、プロパー採用の仲間を仕業検査の本務指定を強行した。採用からわずか1年、受けた教育は半年の交番検査見習いと仕業検査の見習い5回だけだ。さらに今度は、10月にも構内運転の限定免許が交付される。JRでさえ最低でも4年の教育が行われているのにだ。
外注化がいかに安全を破壊するのかが明らかになっている。これでは、いずれ大事故に繋がる。絶対に外注化は認めることができないのだ。
安全よりコスト優先
しかも、CTSは8月28日の団体交渉において、「JRとの経験や技術の差はある」「総合的技術力を有していなくても、構内入換業務を行うことはできる」などと回答した。会社自身が経験・技術の不足をわかっていなが業務につかせるというのだ。
さらに、これほどプロパー社員の教育を急ぐ理由を追及され、「早く一本立ちしていかないと、経費がかかる」「安全は必要だが、安全だけではない」などと露骨に言い切った。コスト削減のために安全を切り捨てる。これが外注化の本性だ。
犠牲にされるのはプロパー採用の仲間たち
もともと構内は最も事故の多い職場だ。複雑な入換作業や入出区作業が毎日行なわれている。多くの場所では、ATSなどの保安装置もない。構内運転業務も単純に運転ができればいいというものではない。検査業務とも密接に関連した業務であり、まさに総合的技術力が必要なのだ。
そして、最も犠牲にされるのはCTSプロパー採用の仲間たちだ。まともな教育もない中では、ミスが起きて当然だ。しかし、実際に事故になった時には責任を負わされる。そんなことを許すわけには絶対にいかない。
外注化はこれで終わらない
そして、これはさらなる全面外注化への始まりでもある。このまま行けば、検修・構内業務や駅業務も、完全な別会社化・転籍まで行き着く。
すでに駅の全面外注化は加速度的に進んでいる。新たに東船橋や西千葉などの8駅の全面委託、両国駅の一部委託が提案されている。10月以降、準備ができしだい実施する計画だという。
構内業務でも、機動班は委託対象業務だ。将来的に機能保全や技官を含めてグループ会社に委託する構想は、JR自身が公然と語っている。そうなれば、出向者は転籍を強制され、新たに雇われる人は低賃金に突き落とされていく。
組織拡大に全力をつくそう
5月2日、「外注化粉砕・運転保安確立」「CTSプロパー採用の仲間たちを犠牲にするな」をスローガンにストライキを闘った。
この闘いは、動労千葉にとっても新たな一歩だった。闘いの中で、外注化の最大のアキレス腱は安全問題であることと、JR本体とCTSとを貫いて組織できれば現実に外注化を粉砕できるという展望をつかんだのだ。
すでにCTSから3人の仲間が動労千葉に結集してくれている。本当に大きな可能性をもった一歩だ。
外注化粉砕に向けて、全力をつくして組織拡大を実現しよう! 第43回定期大会の成功をかちとろう! |