「7月1日閣議決定」の即時撤回を!
国際連帯と労働運動の力で「二度と戦争をさせない」
安倍政権打倒の大運動を −8・17大集会 −
7・1集団的自衛権行使容認閣議決定以降、国内はもとよりアジアの労働者民衆からから、安倍政権に対する激しい怒りが巻き起こっている。そんなか8月17日、日比谷公会堂において、「改憲・戦争・原発・首切りの安倍を倒そう! 8・17大集会」が開かれた。会場には、1830人もの人びとが結集した。
集会は、星野さんを取り戻すとの決意のもとにつくられた歌「ソリダリティ」の合唱、そして福島の女子学生の詩の朗読から始まった。
つづいて集会の代表よびかけ人あいさつとして、憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉弁護士、ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師、3・11反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さん、鈴コン分会の吉本伸幸書記長、百万人署名運動の西川重則さんが発言した。
被爆者たちの声が私を後押しした
8・9長崎平和祈念式典で安倍首相の前で7・1閣議決定を「憲法を踏みにじる暴挙」と弾劾した被爆者・城臺美弥子(じょうだいみやこ)さんからの特別発言が行われた。城臺さんは「式典での私の発言は、亡くなった被爆者たち、今も苦しんでいる被爆者たちの声が私を後押ししたのです」と振り返り、平和への誓いで割愛した部分を紹介し、「一人一人は微力だが、無力ではない。これからも頑張りたい」と発言した。
記念講演として、小樽商科大学教授の荻野富士夫さんが「『蟹工船』から見えてくるもの」と題して講演。つづいて毎年恒例の松元ヒロさんのコント、「アベこべ政治をひっくり返そう!」は会場を大いに沸かせた。
8・17日比谷宣言
代表呼びかけ人の鈴木達夫さんが、「7・1閣議決定の即時撤回・安倍打倒にともに立ち上がることを全国・全世界に呼びかけた「8・17日比谷宣言」を提起した。
民主労総ソウル本部統一委員長、学校非正規労組チョヨンナンさんは、「大多数の韓国の国民は日本が憲法9条の精神を根本的に壊して過去の侵略国家に回帰するのだと見て憂慮を表明しています。私たちは、集団的自衛権行使の閣議決定を即時撤回するよう安倍政権に強く要求します。日本と韓国の労働者が連帯して戦争を止め、原発・核兵器をなくしていきましょう」と力強く訴えた。
11・2労働者集会へ
各界からの発言として、動労千葉の田中委員長が、沖縄IJBS労組の富田晋委員長、「君が代」不起立被処分者の根津公子さん、全学連、動労水戸の辻川副委員長がそれぞれ発言した。
田中委員長は、民主労総のチョヨンナンさんは1人から4年間で3万人の学校非正規職労働者の組合を組織した活動家であることを紹介し、全労働者に対する非正規職化・外注化・労働者の権利を守る闘いと戦争に反対する闘いは一つと、国労郡山工場支部が呼びかけている外注化阻止の9・11郡山闘争、そして11・2全国労働者集会への結集を訴えた。
集会の最後に参加者全員の圧倒的な拍手で「日比谷宣言」が採択された。
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