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第14期労働学校始まる!
4月19日基礎編「資本と労働」 白井徹哉(ちば合同労組書記長)
5月22日実践編「動労千葉労働運動について」 布施宇一(動労千葉顧問)

第13期労働学校実践編最終回で、高山俊吉弁護士が「裁判員制度と改憲ー現下の改憲阻止運動の焦点は何か」と題しての講義がおこなわれました。

 本日のテーマは、改憲の動向とこれと闘うための情勢認識を共通にし、とくに改憲阻止闘争の一環としての裁判員制度反対闘争の位置づけを明確にする。
 近代憲法の性格は、権力を獲得した新勢力が旧勢力を押さえ込む理念を明確にし、その理念を実現するために構築する国の基本思想や国の基本的な構造などを規定する基本法とその性格をはっきりさせた。
 そして日本国憲法の性格は、内外の民衆の闘いと列強・権力の妥協の所産。闘いを反映しつつ資本制社会と前近代社会の特性を強く残す特異な憲法とした。
 私有財産制を認め、資本主義体制を前提とし、「日本国民の総意」として象徴天皇制を維持している。憲法9条に見られるように反戦・恒久平和の思想と態勢を持ち、民主主義と基本的人権を強調している。
 2012年に自民党によって発表された憲法改正草案では、9条の2項が削られ、戦争放棄の考えが根底的に変えられている。そしてこの軍備を放棄した2項に変わって国防軍の規定が出てくる。
 国防軍は、多国籍軍への参加や企業権益の保護のための海外派兵が広範囲に認められ、治安出動や労働争議などへ出動することも可能になり、国民の知る権利や表現の自由にたいして制約を加えることを可能にする。
 そして国民は、独立を守るためと称して積極的に国がおこなう戦争に協力させられるものが自民党の改憲草案である。
 こうした改憲を射程に安倍政権は今、集団的自衛権の行使容認に向かって突き進んでいるのである。
 改憲阻止闘争の実践的な視点は、抽象的な平和論や憲法美化論ではなくて情勢を直視し現実の闘いとして闘う視点を持たなければならない。敗北感・他力本願・あきらめに立つのではなくて彼らの弱点を捉え怒りを持って決起する闘いを作ろうと提起された。
 戦争国家化を労働者の力で阻止しよう。 

基礎講座カリキュラム

基礎編は毎月第3土曜日

開校式 2014年4月19日(土) 13:00〜
 ◆開校にあたって  

資本と労働
4月19日(土)13:30〜・5月17日(土) 13:00〜
講師 白井 徹哉(ちば合同労働組合書記長)
 資本と労働の関係は非和解であることを搾取の関係をとおして明らかにして、労働者こそ社会を変革できる力をもっていることを提起する。
◆帝国主義と戦争−新自由主義との闘い
6月21日(土)・7月19日(土) 各13:00〜
講師 藤村 一行(社会問題研究家)
 帝国主義とは。新自由主義とは。現代はどういう時代なのかを提起する。
◆資本主義とはどういう社会か
8月16日(土)・9月20日(土) 各13:00〜
講師 鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
 労働者は社会の主人公という立場から資本主義社会について明らかにする。
 テキストは『資本主義とは何か』(労働者学習センターブックレット:鎌倉孝夫)
『資本論体系の方法』(日本評論社)など著書多数
◆戦後労働運動史
第1回 戦後反合理化闘争の可能性と敗北
第2回 戦後労働運動史の中でみる動労千葉の
    外注化阻止闘争
10月18日(土)・11月15日(土) 各13:00〜
講師 伊藤 晃(日本近代史研究家・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
『無産政党と労働運動』(社会評論社)など著書多数。
労働者の生き方−階級的団結論
12月20日(土)・2015年1月17日(土) 各13:00〜
講師 未定
 「労働者の闘争の本当の成果は、直接の成功にあるのではなく、労働者の団結がますます広がっていくことにある」(共産党宣言)。階級的労働運動の勝利の展望を提起する。
◆階級的労働運動の復権のために
 2月21日(土)・3月21日(土) 各13:00〜
  講師 辻川 慎一(動労水戸副委員長)
    田中 康宏(動労千葉委員長)
修了式 3月21日(土) 16:00〜 

実践編は5月、6月、8月、10月、12月、
     2月の第4土曜日

実践講座カリキュラム

開校式 2013年5月24日(土) 13:00〜

動労千葉労働運動について
5月24日(土) 13:30〜
講師 布施 宇一(動労千葉顧問)
 現場−職場に徹底的にこだわり、怒り、不満を出発点にしたたたかう労働運動論

労働法制全面改悪といかに闘うか
6月28日(土) 13:00〜
講師 奥貫 妃文(東京ゼネラルユニオン委員長)
 派遣法大改悪を中心に戦後労働法制解体との闘いを職場からどうつくり出すか
◆港合同の闘いの歴史と教訓
8月23日(土) 13:00〜
講師 中村 吉政(港合同委員長)
 「企業の塀を越えて」「団結こそ命・闘争こそ力」を合い言葉に闘いぬいてきた港合同の地域闘争についての歴史と教訓
韓国民主労総の非正規職撤廃の闘い
10月25日(土) 13:00〜
講師 金 元重(千葉商科大学教授・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
 韓国鉄道労組の民営化・外注化・非正規職化反対のストライキが歴史的国民ゼネストに発展している。
社会保障制度改悪との闘い
12月27(土) 13:00〜
講師 山部 明子(社会保障制度研究家)
 医療・介護の民営化−社会保障制の民営化、規制緩和との闘い。
◆戦争・改憲攻撃との闘い
2015年2月28日(土) 13:00〜
講師 高山 俊吉(弁護士・国鉄闘争全国運動よびかけ人)
 裁判員制度、特定秘密保護法、集団的自衛権など、改憲攻撃との闘いの正念場に来てい
修了式 3月21日(土) 16:00〜  (基礎講座と共同)

 

 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!


 
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