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「高齢者の雇用の場の確保」はウソだった 全部ウソだった JRは「高齢者の雇用の場の確保のため」と言って業務外注化を始めた。しかし、本音は別なところにあり、そんな綺麗事が全部ウソなのは初めからはっきりしていた。実際、会社の主張もどんどん変わり、結局は「グループ会社と一体となった業務体制のさらなる推進」と言うようになった。ごまかし的な言い方をしているが、要するに、「車両や線路のメンテナンスなど、カネばかりかかって利益を生まない部門はこれからはJR本体ではやらない。全部下請けに放り出して徹底的にコストを削る」ということだった。 外注化で何が起きたのか とくに、外注化によって千葉で起きたことは本当に異常としか言いようのない事態だった。検修・構内業務の外注化は、昨年10月と今年10月の二回に分けて実施され、その職場で働いていた1名が強制出向に出されたが、何と管理者はJRとCTS双方で40名も増えたのだ。CTSの本社幹部や現場の副所長などの肩書きでJRから送り込まれた管理者がゴロゴロ。JR側でも外注化によって仕事は無くなったというのに管理者だけが次々発令され、どんどん増えた。この40名は外注化しなければ一人も必要なかった者たちだ。しかも、年収1千万円からの高給をとる管理者たちだ。1千万円とすれば年間4億円ものカネが彼らに支払われているのだ。「高齢者の雇用の場確保」どころか、「管理者の天下り先確保」のための外注化だったとしか言いようがない現実だ。会社幹部が甘い汁を吸うためには「コスト削減」すら建前に過ぎなくなっている。東労組の元委員長までCTS本社監査部長の席を与えられてヌクヌクしているのだ。労使一体でこんな汚いことが行なわれているのだ。一体何のための、誰のための外注化だったのか? 恥ずかしくないのか! 外注化粉砕し、JRに戻ろう JRとCTSは外注化反対の声を潰すために、労働者同士を対立させ、衝突させようとしている。最底辺に向かって落としあう椅子取りゲームに駆り立てようとしているのだ。経営基盤の弱いJR北海道では、こんなことを続けた結果、時給750円の労働者が車両検修業務を行うところまで行き着いて安全が崩壊した。これが外注化攻撃だ。職場を地獄みたいな蹴落としあいの場にしてはならない。「高齢者の雇用の場」など全部ウソだったのだ。われわれが求めているのは、外注化を粉砕し、JRで採用された者もCTSで採用された者も、仕事と一緒にJRに戻ることだ。みんなの力が必要だ。団結して共に闘おう。 改憲と戦争に突き進む安倍政権を打倒しよう! |
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう! |