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10・1外注化阻止を闘い抜き第42回定期大会に集まろう

 1 月19 日、支部代表者会議を開き、10・1計画業務外注化阻止闘争に総決起して第42回定期大会の成功を勝ち取る方針を討議し、全体で確認した。
 10・1計画業務外注化阻止闘争の課題は、次の4点だ。

外注化拡大を阻止しよう
 第一の課題は、外注化の拡大そのものを阻止することだ。この間確認してきたとおり、外注化は安全と雇用を根本から破壊する。だから、外注化の拡大は絶対に許すことが出来ない。
 特に、今回の計画業務外注化は、外注化攻撃の矛盾の固まりのような攻撃だ。委託・外注化によって現場が全くなくなるJRの職場に、管理者だけが激増させられる。一体何のための外注化か。なぜこんなことが起こるのか。
 それは、本来外注化できないものを無理矢理外注化しようとしているからであり、明らかな偽装請負を偽装ではないよう見せかけているからだ。動労千葉が闘い続けていることによってごまかしがきかなくなり、矛盾が吹き出ているのだ。
 動労千葉がCTSでストライキに入ったときに、JRからスト破り要員を送り込もうとしているために、「業務委託」の体すらなさず、矛盾だらけになっている。計画作成段階から外注化したなら、本来JRは手を出さないはずだ。しかし、CTSに作らせた計画案を一回JRに提出させ、それからもう一回構内業務の発注をするという。委託業務の独立性から考えても、こんなことがあっていいはずがない。
 こんなやり方も含め、今回の委託拡大は絶対に許してはならない。

動労千葉破壊と対決を

 第二の課題は、外注化を貫徹するための異常きわまりない動労千葉破壊攻撃と対決することだ。
 千葉では、本当に異常なことが行われている。その象徴が、CTSでの19名という大量のプロパー社員養成だ。来年4月にも事前の教育訓練を終わり、千葉支社管内の構内・検修職場に配置される。
 ここに今度の外注化の本当にきたない本質が表われている。外注化を強行するために、動労千葉組合員を大量に強制出向させた。しかし今度は、動労千葉が外注化に絶対反対で抵抗する闘いを外注先でもつぶし、さらに排除しようとしている。これは、闘う存在がいる限り外注化が貫徹できないことの表れだ。
 これは、単純に動労千葉破壊という問題に留まらない。本線運転士も含めた運転職場全体にとって、深刻な問題だ。
 JRは外注化の目的を「雇用の場の確保」といっていた。しかし、こんな大量採用を来年、再来年と続けたら、雇用の場の確保どころではない。本線運転が出来なくなっても、行く職場が全くなくなるということだ。どの組合に属していようが、運転職場に働く全てのものにとって深刻な事態が作られている。会社の言う外注化の目的は、全くウソだった。東労組が外注化を飲ませるために、現場組合員をウソとペテンでごまかしていたこともはっきりした。外注化の本質が本当に明らかになっているのだ。
 来年4 月以降、職場は動労千葉破壊攻撃との激しい闘いになる。この攻撃を見据え、外注化そのものを粉砕するまで闘い抜こう。

CTSと本格的闘いを

 第三の課題は、この闘争をもってCTSとの闘いを本気になって開始することだ。このことを改めて決断したきっかけは、とりわけ次の二つだ。
 ひとつは、8月22日に動労千葉組合員である金子さんがCTS職場で仕事中に突然なくなったことだ。泊まり勤務中、ベットの中で亡くなった。背景には、あまりにもひどいCTSの労働条件があったとしか考えられない。高齢者が本当に人間らしく、健康に働ける労働条件など全くない職場だったということだ。
 もう一つは、CTS幕張事業所において、熱中症で救急車が一夏で5回も出動したことだ。しかも、そのほとんどが労災隠しで労災扱いもされていない。こんなブラック企業に仕業検査や構内運転業務を受託する資格など全くない。
 今後、運転職場の仲間たちの多くはエルダーでCTSにいく可能性が高い。これは単に外注化問題を超えた全職場の問題だ。こんな職場の状況は絶対に放置できない。そして、職場で仲間が命を落としたことについて、真剣になって闘いを開始しよう。本気で外注化を粉砕するためにはJR―CTSの双方で闘いを作ることが必要だ。そういう新たな闘いに本気になって突入しよう。

本気になって組織拡大へ
 第四の課題は、この闘いを本格的組織拡大闘争の新たな出発点にすることだ。
 去年の10・1外注化以降の闘いを通して明確に掴んだことは、外注化のアキレス腱はそれを絶対に認めず闘い続ける存在、つまり動労千葉自身にあることだ。外注化・非正規職化は労働組合が容認しなければ成り立たない。抵抗すれば、偽装請負問題など外注化そのものの矛盾が次々表われ、日々破綻せざるを得ない。闘う存在そのものがアキレス腱なのだ。
 だからこそ、攻撃はすべて動労千葉破壊に集中する。ならば、外注化を本当に粉砕するためには、組織拡大に本気になる以外にない。その出発点を今回の闘争で築きあげよう。職場闘争の一層の強化を 裁判闘争を巡っても、いよいよ外注化の矛盾を暴き出しJRを追い詰めている。
 本当に異例の理由で9月20日の強制出向裁判が延期された。我々はCTSとJRとの委託契約書を出すよう裁判所が命じることを求めていた。これに関する進行協議が9月13日のに行われたが、提出命令を出すことも出来なければ、却下することもできず、判断を保留した。その一方で、裁判の過程でJRが委託契約書を改ざん・偽造出来ないよう、現時点で委託契約書を公証役場で証明を受けて内容を確定させろと命じた。そして、内容が確定するまで組合から主張できないから、一旦延期するという。
 本来なら裁判所が契約書を出せと命じればいいことだ。しかし、この間の司法反動の中でそれも出来ない。外注化が矛盾だらけだと認めざるを得ない中で簡単に却下もできない。我々の闘いがJRも裁判所も追い込みつつある。だからこそ、職場からの闘いをいっそう強化しよう。
 全組合員の10・1外注化阻止闘争への総決起しよう。この闘争をやり抜き、動労千葉の新たな出発点として第42回定期大会を成功させよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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