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JR設立委員長の指示で名簿不記載基準を作成

「国鉄とJRは別会社」の虚構は暴かれた!

国鉄1047名解雇撤回の正念場
6・9全国集会の大結集を!

・「我々は、このチャンスに、管理体制の立て直しをすべく…過去に何回も処分を受けたものは、やっぱりこの際、排除したいという気持ちは強かった。でも、それを余りに強く当局から言うと不当労働行為になりかねない。そこで…(斎藤・JR設立委員長に)葛西君と出かけ話に行って、そこで、委員長としてきちんとした選考基準を出してもらわないと困るんだと言い…結果的には、まず、選考基準に合致しなかった者は駄目なんだということにしよう。そして選考基準は、斎藤さんが作れと言うので、不当労働行為と言われないギリギリの線で葛西が案を作り、それを斎藤さんに委員会の席上、委員長案として出してもらい、それは了承された」

・「過去に、要するに首になっちゃった人を再採用するという約束を職員局が当時、動労松崎としたとかしないとかいう話が合って、…僕は職員局との間で何かあったのだろうと思っている」

(2000年9月『国鉄改革前後の労務政策の内幕』より井手正敬の発言)

「国鉄方式」の虚構をついに暴く

 国鉄分割・民営化に対し、解雇撤回・原職復帰を貫き26年をこえ闘い続けてきたことが、ついに分割・民営化の全ての真実を暴き出そうとしている。
 JRはいくつものペテンで国鉄分割・民営化による解雇の責任から逃れてきた。「国鉄とJRは別会社」「国鉄の作成した採用候補者名簿に記載された全員を採用した」「解雇ではなく採用の自由だ」。
 しかし、分割・民営化による選別解雇は、国鉄・JRが一体となって行っていたのだ。その様子は、「国鉄改革前後の労務政策の内幕」なる座談会で井手正敬(元JR西日本会長)自身があからさまに語っている(左枠内に引用)。
 昨年の6・29判決で「不当な動機・目的」で作成されたと認定された採用差別基準をJR・国鉄が一体になって作成した。ならば、その責任は当然JRにある。

国鉄闘争への根絶攻撃を打ち破る
6・9集会の大成功を!
 5月8日の鉄建公団訴訟控訴審で、東京高裁・難波裁判長は一方的に結審を強行した。分割・民営化の核心に迫る闘いに追い詰められ焦りに駆られているのだ。
 今、政府が進めようとするあらゆる攻撃の土台は、やはり「国鉄方式」だ。だからこそ国鉄闘争を一掃しようとしている。これまで国鉄分割・民営化を許さず闘い抜いてきたことが、本当に力を発揮するときがきたのだ。9月25日の判決まで、1047名解雇撤回をかけた正念場だ。根絶攻撃を打ち破り、6・9集会から国鉄闘争の新たな発展を勝ち取ろう!

 

日時 6月9日(日)午後1時(正午開場)
場所 東京・文京シビックホール

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 
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