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京葉線-ドア全開のまま100km/hで列車運転!

列車運行優先ー乗客の安全確保など二の次というJR東日本の姿勢を許すな!


【写真
(当該列車の乗客より提供)
非常用の幕の後ろには乗客の姿が見える。こんな危険な状況の中時速100キロで運転したのだ

 4月10日、京葉線において、車両のドアが全開のまま、時速100キロで列車を運転するという事態が発生した。運転保安上、極めて重大な問題であり、乗客の安全を無視した一大事だ。

乗客の移動、車両交換を行うのが通常の扱いだ!
 4月10日朝、西船橋駅において、武蔵野線の普通列車8両編成の内、4両目のドアに乗客のリュックサックのひもが巻き付き、ドアが閉まらなくなった。このため駅で、ドアに非常用の幕を張り、駅員を付けて運転を再開し、東京駅まで最高速度の100キロで運転させたというのだ。
 故障や事故によりドアが閉まらなくなることがある。この場合、幕を張り、駅員が乗務してすることになっている。しかし、乗客については、故障したドアがある車両から別の車両に移動させ、その上で速度を制限して運転し、車両基地の近くの駅で入区させるのが通常の手配だ。
 今回の場合、会社は、「満員」だったから乗客を別の車両に移動できず、非常用の緊締幕で対応したと言っている。しかし、ドアは、安全を守るための重要な部分であり、ドアが故障した場合は車両を交換するのは当たり前のことだ。上の写真を見ても分かるとおり非常用の幕の後ろに乗客の姿が見える状況だ。飛来物でもあった場合には重大な問題になるところだ。

「決められたことを守れ」と言っているのは会社ではないか!
 通常列車は、ドアが全部閉まると運転台のパイロットランプが点灯し、この点灯を確認して運転士は列車を発車させることになる。1箇所でもドアが開いている場合にはパイロットランプが点灯しないため、発車できない。
 しかし、ドア故障が発生して閉まらないドアがある場合は「非連動」扱いになる。閉まらないドアの対策を行った後、全てのドアが閉まっていることを駅と車掌が確認し、運転士にブザーで合図して発車することになっている。これは、「連動」の場合はドアが閉まると運転台のパイロットランプが点灯するが、「非連動」の場合はパイロットランプが点灯しないため、車掌からの合図で出発するためだ。
 このようにドアが故障した場合の取り扱いは厳重に行われているのだ。
 それにもかかわらず千葉支社は、「満員」を理由にして列車運行を優先させたのだ。普段会社は、「決められたことは守れ」「コンプライアンス」などと言って現場の労働者を締め付けているが、やるべきことをやっていないのは会社自身ではないか。
 今こそ、反合・運転保安確立が求められている。職場から反撃に起ち上がろう!

反合・運転保安確立!外注化ー強制出向粉砕へ闘いぬこう!

◎出向命令無効確認訴訟
 日 時 5月8日(水)13時05分〜
 場 所 東京地方裁判所527号法廷
 内 容 第2回口頭弁論

◎動労千葉鉄建公団訴訟控訴審
 日 時 5月8日(水)14時30分〜
 場 所 東京高等裁判所824号法廷
 内 容 葛西証人等の申請について
※外注化ー強制出向粉砕!1047名解 雇撤回に向け、傍聴に結集しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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