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―賃下げ許すな!―

5・1貨物本社抗議行動へ

怒りの声に火をつけよう
 われわれは、昨日開催された第3回支部代表者会議において、JR貨物会社が画策する賃金カット攻撃に対し、5・1メーデーの日に、新宿にある貨物本社への抗議闘争と怒りのデモに立ち上がることを決定した。この闘いは貨物職場で働く全国の仲間たちに真実を知らせ、怒りの声を組織する闘いだ。メーデー総行動に立ち上がろう。
 画策されているのは社員全体を対象とした一律賃下げ攻撃だ。4月入社の新入社員宅には「賃金削減に踏み切ることといたしました。申し訳ない気持ちで一杯ですが、是非ご理解ください」という手紙が送られ、幹部社員にも「大変辛い選択になるが、賃金抑制に踏み切ることにした」という社長訓示が行なわれている。
 現場で働く労働者には何も知らせず、組合にも提案しないままこんなことがどんどん進められている。すでに日貨労とは水面下で事前協議が行なわれているという。なぜこの現実を隠すのか! なぜ現場には何も知らせないまま事前協議を進めるのか! 役員が会社とうまくやるために賃下げを呑もうというのか。事態は切迫している。

分割・民営化破産のツケ
 田村社長は「事態を先送りすれば状況が急速に悪化し、取り返しのつかないことになる」と危機感をあおっている。だが、賃金を下げれば問題は解決するのか? 断じて否。100%ありえないことだ。今回の賃下げ攻撃も絶対これで終わらない。「今我慢すれば上天丼が食べられる」と言って賃金を抑制し続けたのは誰だ! 今回の賃金カットを認めたら、地獄の底まで突き落とされることになる。
 なぜなら、民営化以降すでに4百数十億円も人件費を削っているのに、940億円余りだった長期債務は1800億円まで激増しているのが現実だ。「貨物は安楽死させる」と言って民営化した仕組み自体が完全に破産したのだ。国鉄分割・民営化は失敗に終わった。分割・民営化に係わった政府や貨物会社の経営陣は、責任逃れに汲々とし、絶対そのことに触れようとしない。それで、ただひたすら労働者に「血を流せ」というのだ。

全ての労働者への攻撃だ
 しかも、この攻撃はJR貨物に働く労働者だけにかけられたものではない。
 「アベノミクス」だとか「黒田マジック」「異次元の金融緩和」と言われ、株価をつりあげ企業を救済する破滅的政策が進められる裏で労働者はとてつもない攻撃にさらされている。
 自治労や日教組など公的部門で働く労働者の賃金が一斉に7・8%カットされようとしているのだ。公務員労働者と、それに準拠して賃金が決められている公共民間の労働者は1000万人以上だといわれている。その賃金を政府の命令いっか、網をかけるように一斉に引下げられる未曾有の賃下げ攻撃が強行されようとしているのだ。こんなことが許されたら、あらゆる企業が賃下げ競争をはじめることになる。
 JR貨物の賃下げ攻撃は、明らかにこれと一体の攻撃だ。単に貨物会社で働く者や公務員だけの問題ではない。全ての労働者の未来を打ち砕く攻撃だ。
 しかも、安倍政権は、労働規制を最後的に撤廃し、首切自由、10割非正規職化社会を生み出そうとしている。橋下は、大阪丸ごとの民営化を強行しようとしている。
 全てが限度と限界をこえて進もうとしている。怒りの声は社会に満ちようとしている。自治労本部も「4・26全国スト」の方針を打ち出さざるを得ない状況だ。今こそ闘う労働組合が必要だ。賃下げ攻撃に対する怒りの声を結集しよう。日貨労の裏切りを許すな! 秘密交渉を許すな! 賃金カットを絶対に阻止しよう! 全ての労働者の未来をかけて闘う!
 貨物本社抗議行動に全力結集を!

 貨物賃金カット絶対反対、公務員労働者7.8%賃金カット許すな!
吹き荒れる解雇・賃下げと闘おう!
 分割・民営化破産のツケを労働者に転嫁するな!
 民営化・外注化・非正規職化粉砕! 闘う労働組合を甦らせよう!
☆JR貨物本社抗議闘争  正午/新宿駅・新南口
☆JR抗議・メーデー新宿デモ 14:30/新宿中央公園出発
  《呼び掛け》動労千葉/動労総連合

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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