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1370人が結集! ―3・24三里塚全国集会

農地強奪許すな!労農連帯で安倍政権打倒を!

 3月24日、成田市天神峰において三里塚全国総決起集会が開催された。全国から1370人が結集し、緊迫する市東さんの農地強奪を絶対に許さない気迫を示した。
 96歳の森田恒一さんが開会宣言に立ち、実力阻止の先頭に立つ決意を表した。
 主催者あいさつに立った北原鉱治事務局長は、36年前3月開港決戦を闘い、当時の福田内閣の開港宣言を吹っ飛ばした歴史を語り、「今の政治は国民不在の政治であり、未来もない。労働者と農民が固く団結して未来をつくりだそう。三里塚には生きるための権利の闘いがある」と訴えた。
 基調報告にたった萩原進事務局次長は、これからの闘いについて「農地法を悪用して市東さんの農地を強奪する攻撃を労農共同の闘いで粉砕しよう。TPP参加は農地とりあげと同じ攻撃、安倍がいうように聖域を設けるのならそもそもTPP参加の意味がない。福島、沖縄の怒りとともに安倍政権と対決していこう」と訴えた。

 国策裁判許すな!―農地裁判勝利へ
 農地裁判勝利への訴えに、市東孝雄さん、反対同盟顧問弁護団が登壇し、3・27千葉地裁での最終弁論に臨む決意と地裁包囲行動への決起を訴えた。市東さんは、「本来農地法で守らなければならない農地を奪うことは絶対に許せない。空港廃港まで福島、沖縄、動労千葉をはじめとする労働者と共に闘いぬく」と鮮明な決意を表明した。
 葉山弁護団長は、「農民の農地を奪うことへの怒りがどれほどのものかを知らしめなければならない。成田市も千葉県もいずれも空港会社のいいなりであり、裁判所は国策裁判として強行しようとしている。不正な侵害と闘うことは正義である」と訴えた。
 動労千葉と動労水戸が特別報告
 特別報告に立った動労千葉田中委員長は、「1985年の10・20三里塚集会を思い出す。国鉄闘争の決戦時が常に三里塚の決戦の時でもあった。47年間国家権力に屈せず闘い続けている三里塚は日本の全ての労働者農民の砦であり誇りだ。あらゆる闘いにエネルギーを与えてきた。市東さんの農地に手をかける時は安倍政権が崩壊するときだ。3・14〜17ストは、外注化、非正規職化をどこまでも闘いぬく決意で闘った」
 また、動労水戸から石井委員長が3月3波のストを闘い、明日、放射能汚染列車運用阻止のストに立つ決意を表明した。
 さらに3・11福島反原発行動のよびかけ人である椎名千恵子さんが「具体的闘いで繋がっていこう」とあいさつした。
 集会後、第3誘導路によって大きく変動した現地を飛行機が頭上を飛びかうなかをデモし、怒りのこぶしをつきあげた。


市東さん農地裁判が結審(3/27)
  雨をついて千葉地裁包囲デモ

 3月27日、千葉地裁において、6年にわたる市東さんの農地裁判の最終弁論が行われ、裁判が結審した。
 雨をついて千葉中央公園から裁判所を包囲するデモが二度にわたって行われ、土地収用を許さない決意を示した。
 判決日は7月29日とされた。国策ありきの判決を絶対に許さず、大衆的包囲で市東さんの農地をなんとしても守り抜こう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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