市東さんの農地を守る闘いが本番
三里塚芝山連合空港反対同盟
事務局長 北原 鉱治
2012年、三里塚は市東孝雄さんの農地裁判闘争を軸に、現地攻防、反原発・沖縄・反TPP闘争を全力で闘い、48年目の新年を迎えている。
2013年は何よりも市東孝雄さんの農地を守る闘いの本番だ。われわれは新年冒頭からまず、反動判決を許さない闘いに全力を上げる。千葉地裁に怒りをたたきつける。
しかし判決は予断を許さない。「国策裁判」だからだ。国と千葉地裁が反動判決を下し、国家暴力による農地取り上げの攻撃を強行するならば、われわれにも覚悟がある。これは新たな代執行決戦だ。何としても農地を守る。全国の労農学の決起を訴える。
動労千葉はJRによる全面外注化攻撃との第2段階の闘いに入る。第2の分割・民営化との決戦を構える動労千葉と共に、三里塚も決戦を闘う。「一人は万人のために。万人は一人のために」という赤旗を見たことがある。今こそその精神が求められている。
働いても働いても生きられない労働者。耕しても耕しても未来が見出せない農民。労農が団結して立ち上がり、世の中を変えよう。「殺すな、奪うな、侵すな」こそ私たちの決意でなければならない。世界の労働者と団結して反対同盟は闘う。
労働者の権利は闘いの現場でこそ生成される
出向無効確認訴訟弁護団 弁護士 鈴木 達夫
日本階級闘争のど真ん中で、仁王立ちしつづける動労千葉に心の底から敬意を表します。
昨年10・1外注化阻止決戦における皆様の渾身の決起、それに続く日々の格闘に、新自由主義に対決しているすべての労働者は目をこらし心を揺さぶられています。まさに労働者魂ここにあり!
自動車・電機など従来の「花形」が没落するなかで、今やJR東日本が日本資本主義の生き残りをかけた戦略企業に成り上がり、高速鉄道の輸出に政府と一体で乗り出す一方(インドではフランスから受注を奪い取った)、外注化・非正規職化の強行で労働者攻撃の先陣を担っています。これを、船橋事故以来の反合・運転保安闘争、分割民営化反対の大スト、シニア制度粉砕等で打ち固めた団結で動労千葉が迎え撃つ。役者にまったく不足はない決戦場と思います。
確かに戦後労働運動が闘いを回避してきた原野かも知れません。実質的転籍をごまかし、外注化・「偽装請負」による労働そのものの分断で職場を混乱におとしいれ、安全輸送を破壊する。もって労働者の存在や誇りを徹底的に蹂躙する。
しかし、労働者の権利は闘いの現場でこそ生成されるものです。わが弁護団は、皆様の資本に対する憎しみ、怒りのなかで、裁判闘争の武器をも研磨し、ともに進もうと思います。勝利を!
経験を活かし、OB会も共に闘います
動労千葉OB会 会長 永田 雅章
中村武夫さんからバトンを受け継いで会長になりました。よろしくお願いします。
OBになって国鉄・JR時代を振り返ったとき、動労千葉組合員であったことが本当に良かったと誇れるようなOB会にしたいと思います。
動労千葉は、検修・構内業務外注化で出向が強行され、日々、詰所・作業業務など、目に見えない形で団結破壊の攻撃が進行し、大きな試練を迎えています。しかし、これまでも団結して闘い抜き、さらなる団結を強化した闘いがあったことを思い出してほしい。
線路の荒廃に対し、乗客と乗務員の安全を確保するための闘いは、組合員と徹底的に討論し、担当線区の駅間を徒歩で歩き、枕木が腐っていたり、犬釘が抜けていたり等々を調べ、当局の徐行区間とは別に組合で徐行区間を決め、毎日、数千分の遅れを出し、その力を背景に団交で大幅な増員をかちとった闘いがありました。団交も力が背景になければ何も解決しません。原点に返って闘う立場で就業規則・内規などを頭に入れ、仕事をすれば必ず矛盾が見えてきます。非妥協で闘い抜き、毎日毎日、他労組の組合員に矛盾を訴え続け、輪を大きくしていく闘いが大事です。輪が拡大し、職場が正常な業務ができない状態になったとき、初めてJR・裁判所・労働局も動きます。この闘いを一刻も早くつくりだすためにOB会も共に闘い抜きます。勝利の年にしましょう。
家族・仲間のため闘う父ちゃんを誇りに
動労千葉家族会 会長 山田 佐知子
昨年は、外注化を阻止するため、親組合の皆さまが本気で一致団結し、一生懸命闘っていました。残念ながら10月1日よりCTSに44名もの仲間が出向に出されました。
また、世の中は今後、安倍自民党政権で動き始めるため、ますますたくさんの難題がつきつけられるでしょう。
しかし、長い間築きあげられた団結力は、何を持ってきても無敵です。昨年の怒りのパワーをもっともっと熱くして、今年も大声と力の入った拳をあげて闘いましょう。そして強制出向者をJR職場に戻しましょう!!
家族のため、仲間のために一生懸命な父ちゃんたちを誇りに思い、家族会員もできる限りがんばりますので、一緒に闘いましょう。
本年も宜しくお願いいたします。 |