「JRに戻す」、この一点で勝負! 幕張支部第35回定期大会開催(11/22)
幕張支部は11月22日、DC会館において第35回定期大会を開催した。
議長には青年部の木科君を選出し、議事が進められた。挨拶に立った山田支部長は、「この一年間、また10月1日からの数波のストライキ、ご苦労様でした。JR当局は、10月1日外注化を強行してきました。絶対に許す事ができません。出向差し止め訴訟に必ず勝つことが大事です。これからの一年間はJRに戻す、この一点で勝負していきたい」と訴えた。
本部から田中委員長が「外注化反対闘争への総決起ありがとうございました。支部の半分の組合員がCTSに行かされ、申し訳ない。しかし、外注化を12年間止めたのも幕張支部が牽引してくれたからこそです。これから新しい闘いが始まる。年内には具体的な闘争方針(検修・運転士)を示したい」との挨拶を受け、議事が進められ、執行部からの提起のあと、質疑応答が行われた。
【質疑で出された主な意見】
・外注化されたが、偽装請負だらけである。
・どこまでこの仕事をやるのかがよくわからない。
・出区点検時に加修作業を指示されるが、どう対応するのか。
・団交で確認されたことを再確認すべき。
・外注化された転削の予備要員をどこから出すのか。
・千葉派出での臨検が増えている。外注化のせいではないか。
・出向差し止め訴訟はどうなっているか。
など活発な意見が出された。答弁は本部も含めて行われ、方針案が拍手で承認された。新役員選出で新たな闘う体制を確立し、ガンバロー三唱で終了した。
砕かれることなき団結の力で新たな闘いへ!
第36回木更津支部定期大会(12/3)
強制出向で出された仲間を必ずや奪還する!
第36回木更津支部定期大会は12月2日、木更津市民会館において開催され、3月の久留里線棒線化との闘い、そして検修・構内全面外注化攻撃での職場を軸にした闘いの「熱」をあらためて確認するものとなった。
大会は議長に佐久間委員を選出した後、山中支部長が「本年は10・1の検修構内業務外注化に尽きる。木更津支部でも車両職6名のうち4名がCTSに強制出向攻撃を受けた。同じ職場にいて、同じ仕事をして、なぜこんな差別をされるのか!一日でも早くJR職場に取り戻す闘いをしなければならない。DCでは、3月ダイ改で特殊自動閉塞による棒線化によって駅員がいなくなり、出発信号機もなくなった。運転士が踏切を降下させ確認して列車を出発させている。昨日からE130系への車両取替となったが、来年3月には2両編成以下でのワンマン運転が提案されている。現在の17行路を対象とすれば終着の上総亀山に運転士1人となる。反合・運転保安からも絶対に容認できない。平成採や車掌にも共に闘いに起つことを呼びかけ、ワンマン化を止めていきたい」と口角泡を飛ばす勢いで熱く訴えられた。
続いて、来賓の本部・長田書記長より、検修・構内外注化阻止闘争の全般を通した闘いと新たな闘いへの展望が示された。
【質疑で出された質問・意見】
・異常時における指令の指示が曖昧だ。風規制などでの正規の取扱いはどうなっているのか?
・ライフサイクルで配転されている滝君の原職奪還は運転士全体の課題だ。
・外注化粉砕に向け、労働局の動きはどうか。
・外注化が強行されて以降の故障対応など、乗務員サイドで気がついたことは車技分科にも申告してほしい。
・この間、故障シールが一週間以上も貼りっ放しという車両がある。コスト削減等で予備品もない状況が根底にあるのではないか。
・一昨日の京葉線での事故状況について、どういうことが起きたのか?
・E130系に乗務したが、明らかに訓練・教育期間が足りない。時間がなくて乗務前に資料を渡された。PとSNの切り換え箇所も説明はされたが頭が混乱した。
・業務上の問題による日勤教育で毎月1回降ろされている。基準がない中で前例となるのではないか?
以上のような質疑を経て大会は、この一年間の嵐のようなJR資本との対決と、職場生産点での攻防―全組合員の団結の強さを指し示すものとなった。
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