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強制出向は出向4要件に 全て反する違法出向だ! 「教えられる側に対応できる者がいない場合は、技術指導とは言い難い」ー千葉労働局が見解
各事業所の所長はCTS側の嘱託だが、作業責任者に就く管理者14人は全員JRから出向した管理者だ。作業者91人(動労千葉組合員ら)も全員JRからの出向者で、合計105人という大量に出向しなければ業務がまわらない状況だ。、 千葉労働局もこの点には大きく関心を示し「相手側(千葉鉄道サービス)には、この業務(検修・構内業務)をできる人はいるんですか」との質問が出され、1人もプロパー社員はいない旨を説明すると、深刻な顔つきで考え込む状況であった。 人事交流、経営状況、技術移転、能力開発ー全て当てはまらず! そして、要請の中で労働局の担当者から「出向の4要件はどうなっていますか」との問い合わせがあり、@人事交流、A経営状況、B技術移転、C能力開発について具 体的にどうなっているのかについて説明を求められました。 @の人事交流については、そもそも人事の交流ではなく、業務委託に伴う出向により今までの業務を行うということであり、労働力の提供にすぎないことを説明すると、 同席した労働局の室長も「これは要件とは違いますね」との見解が示された。 Aの経営状況も、JRは今年3月末の決算で、03年度以降最高の利益を上げている状況であり、経営上も業務委託ー出向を行う必要がないことを説明すると納得する状況であった。 Bの技術移転については、そもそも千葉鉄道サービスには、検修・構内業務ができるプロパー社員が1人もおらず、技術を移転しようにも移転できない状況であることを説明すると、この点も納得していた。 Cの能力開発はBと同様にプロパー社員がいないことから千葉鉄道サービス側での能力開発ができない状況であることを説明すると、その通りだとなった。 ところで、今回の出向に関してJRは、「経営指導」「技術指導」という理由を労働局に説明しているらしいが、千葉労働局は、「教えられる側(千葉鉄道サービス)に対応できる労働者がいない場合には、技術指導とは言い難い」との見解を正式に示しており、今回の強制出向が出向4要件を全く満たしていないこと、JRの説明が全くの嘘であったことが明白となった。 CTSとして業務指示ができないため管理者が大量に出向 さらに、管理者が14人も出向している点にも注目している。千葉鉄道サービスには、CTSとして業務指示を行うべき作業責任者に就くべき者が1人もいないのだ。このままでは作業を行う労働者に指示できないため、JRから千葉鉄道サービスに管理者を大量に出向させたのだ。この点について千葉労働局も関心を示している状況であった。 要請の最後に千葉労働局は、「出向に関する部分は重要な問題であり、争点にしていきたい」との見解が出されました。 管理者クラスの担当者からも、「出向の関係が崩れたら、業務委託も崩れますね」との言葉も出てくる状況でした。 JRは、違法な強制出向をただちに撤回して労働者をJRに戻せ!そして、業務委託を直ちに中止しろ! 10月10日に行われる出向差し止め仮処分命令事件の第2回審尋に全力で結集しよう。 ◎出向差し止め仮処分事件第2回審尋 |
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大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
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