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京葉車両センターでおきた「事象」―A

隠ぺい体質は、当局のみならず現場まで。

先日の無線誘導事象に新たな事実

京葉車両センターでの「事象」に新たな事実
 9月5日の「事象」とは、車両センターの交検線で233系を4両と6両に分割する作業が行われていた。この作業ではCTS側担当者がハンドルを持って下り方4両を蘇我方に切り離す作業であった。切り離した車両は所定では2m切り離して止まる作業であった。しかし、この時は2m過ぎても止まらず、誘導を担当していたJRの担当者が「止まれ」「止まれ」と叫んでようやく4mで止まったという事象だ。

JRの助役が所長に黙っていた
 当日の発生が9時頃、本来であれば現場から助役、現場長を介し、すみやかな報告があるのではないだろうか。しかし、当事者から動労千葉組合員の耳に入り、東労組の分会長に調査をするように昼休みに話した。その後、東労組の分会長が現場長に確認しに行ったところ、その時点で全てを知るはずの現場長がその事象のことを一切知らなかった。直ちに現場長が担当助役に確認しに行ったところ、「どこから聞きました?」と黙っていたことが発覚した。つまり、助役で情報を止めていた、隠ぺいの体質が明るみになった。京葉は事故が少ないのではない。今まで隠してきたから少ないというのは実はここの管理者の中ではある意味常識化している。

全然反省していないCTSの当事者
 また、事象の翌日、CTSの当事者にCTS会社からの指導の様な話しがおこなわれたが、当事者は「事象でも何でもない。大騒ぎしすぎだ。」ととぼけきっている。CTSのスペースとJRのスペースはついたてがあるのみで声はまる聞こえである。その会話を聞いていたJRの社員は余りの反省の気のなさにあいた口がふさがらない状態であった。直ちに当の組合員がJRの現場長に抗議し、その態度について対応を申し入れた。

京葉車両センターでの外注化を中止しろ
今度の全面外注化は、会社が言う「エルダー社員の雇用の場の確保のため」などでは絶対無い。その目的は徹底した合理化・コストダウン、その手段としての外注化だからだ。エルダーの人たちでも構内でハンドルを持って働きたい人はいる。しかし、外注化の手先になりたくないから誰も応募しなかったのだ。だから、こんな社員しか集まらなかったといえる。構内でペアになって働く労働者はみんな、一緒に仕事をしたくないと言っている。
 JR千葉支社は直ちに京葉車両センターでの「日勤1」の外注化を止めろ。全面外注化と強制出向を中止しろ。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう
 
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