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市東さんの農地死守!
福島の怒りと三里塚の闘いが合流 −3・25三里塚全国集会−

 3月25日、前日とはうって変わった快晴のなか、三里塚現地において全国総決起集会が開催され、1055人が参加した。
 演壇には1月に急逝された鈴木謙太郎さんの遺影が飾られ、集会冒頭に全員で黙祷を捧げた。
 主催者あいさつにたった北原鉱治事務局長は、1978年の3・30開港宣言当時のことを振り返り、34年前と同じように市東さんの農地を守り抜く決戦のときがきたと訴えた。
 基調報告にたった萩原進事務局次長は、「原発、TPP、沖縄基地、成田空港、いずれも国益のためと、国策として行われてきた。民衆を苦しめ、死に追いやるものだ」と弾劾し、2月全国農民会議を結成したことを報告。「農民が農民として生きられない。福島の農民とともに農地を奪還していく」。また反戦・反核の闘いを前進させ、市東さんの農地を守る現地闘争、裁判闘争への結集を訴えた。

外注化・基地統廃合攻撃との闘い、動労水戸ストを報告
 特別報告にたった動労千葉田中委員長は、既成勢力の制動を打ち破って、すべての原発を止めろと訴え大成功した3・11郡山反原発集会にふれ、「腐りきった資本主義を打倒する総反乱をよびかけよう。闘いは現場にある。JRにおいても4月1日予定の全面外注化を阻止した。10年間外注化攻撃と立ち向かって止めることができた」。また、23日に動労水戸が被爆労働を拒否してストに起ち上がり、汚染車両の検査・運行を阻止し、職場に大きな共感と波紋を呼び起こしていることを報告。さらに、基地統廃合攻撃で拠点支部の支部長を強制配転する攻撃に対し、新設される佐倉運輸区を最強の拠点にすることを宣言し、新自由主義への総反撃を訴えた。
 第3誘導路工事が始まり、文字通り軒先まで工事が行われている市東孝雄さんが発言にたち、「3・11福島県民集会で農民の訴えを聞いて怒りを覚えた。国策の前に何でもやる傲慢なやり方を許さない。去年までの自然体≠取っ払って闘う。日本を変えましょう」と訴えた。
 新たに結成された全国農民会議からのアピールで、福島、千葉の農民、反対同盟から萩原富夫さんが壇上にたち、反原発、反TPPに農民が起ち上がっていくことを宣言した。
 集会には、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の椎名千恵子さんも参加し発言。「40数年前にこの地に来ました。やり残したことを見届けようと個人できました。闘い続けている三里塚農民に敬意を表します。子どもたちを守ろうとしているお母さんたちに三里塚の闘いを伝え、3・11の思いとつなげていきたい」と訴え、会場に大きな拍手が拡がった。
 第3誘導路建設を許さず、市東さんの農地を守りぬこう!

 原発再稼働許すな!6千人が結集
 ―3・24さよなら原発1000万人アクション

 3月24日、東京・日比谷野音においてさよなら原発1000万人アクションの集会が開催され、小雨が降るなか6千人が集まった。3・11福島県民集会の大成功が大きな高揚を生みだし、野田政権の大飯原発3、4号機の再稼働を狙う動きに怒りが爆発した。
 福島現地から「福島の実態は何も変わっていない。来年3・11も福島で集会を」、新潟からは「明後日、柏崎刈羽原発全7号機が停止する。再稼働させない」、まとめに立った落合恵子さんは「すべての核を棄て、原発を廃炉にすることを誓い合おう」と訴えた。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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