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千葉支社−3月ダイヤ改正に関する労働条件を提案(12/22)
成田派出の廃止と保全体制変更=要員削減を提案

乗務員基地再編は、5月19日運用開始ー要員については提案できずー別途提案

 12月22日、JR千葉支社は、来年3月ダイ改の労働条件ー要員関係について提案を行ってきた。ダイ改期日は、3月17日としている。
 まず運転士関係では、成田空港への普通列車2往復の増発(千葉駅発15時台と20時台)、武蔵野線での新駅=吉川美南駅の開業、NEXについては現行27往復の内5往復を12両編成から6両編成に変更するとしている。
 一方、千葉運転区では、千葉駅改良工事等に伴う車両の疎開により臨時要員を増員(+1)するとしている。
 また、久留里線については、特殊自動閉そく方式を導入すること、これに併せて昼間帯の列車(久留里〜亀山間)2本をシフトした上で、下り最終列車については久留里〜亀山間1往復を削減するとしている。

成田派出ーNEXルートを強化するのではなかったのか?

 検修関係では、幕張車両センターについては、113系車両の運用終了と209系車両導入拡大に伴い千葉駅の分割・併合を運転士に担当させること、これに伴い千葉派出については機動力を強化させるとして、現行3徹1日勤を4徹(+2名)にすること、一方、成田派出については車両故障への対応の実績がほとんどないことを理由にして現行2徹を廃止(▲6名)するとしている。
 また、209系車両の導入拡大により、保全検査要員の削減(▲3)を行うとしている。
 京葉車両センターについては、車両管理体制を強化するとして技術管理を増員(+4)する一方、233系車両の導入拡大にによる保全検査要員の削減(▲2)を行うとしている。
 営業関係では、久留里線の特殊自動閉そくの導入に伴い亀山駅を棒線化すること、これに伴い亀山駅での運転取り扱いがなくなることを理由にして現行1徹を廃止して無人化(管理▲1、一般▲2)するとしている。
 車掌関係では、千葉車掌区について、列車へのEB装置搭載により回送列車の車掌省略とこれに伴う要員削減(▲3)を行うとしている。
 また、習志野運輸区については、スイカの普及に伴い改札行路での発売が少なくなったことを理由にして予備改札行路を廃止するとしている。

基地再編は5月ーしかし、車掌行路は3月に移管?

 一方、運転基地再編については、当初の提案では3月ダイ改での実施を予定していたが、行路が未だ作成できていないこと、「佐倉運輸区」庁舎の建設が遅れていることなどを理由にして、2ヶ月延長して5月19日から運用を開始するとしている。
 しかし要員については、行路ができていないために提案できず、別途提案するとしている。
 しかし、廃止を予定している成田車掌区については、担当していた我孫子線行路を、東京支社内での運転基地再編に伴い新たに発足する我孫子運輸区に、3月ダイ改時点で移管するとしている。これにより大幅な要員削減(▲16)を行うとしている。
 これにより、要員関係では、運転士+1名、検修関係▲5名、車掌関係▲19名、営業関係▲3名、合計▲26名という大幅な要員削減となっている。

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