本日、銚子支部につづき、
千葉運転区支部が指名ストライキに突入!
われわれは安全の確保と強制配転阻止に向け、本日12月20日から2名が指名ストに立ち上がった。
佐倉運輸区・銚子運輸区新設に伴い、千葉運転区でも線見・ハンドル訓練が12月より開始されている。
この間、われわれは@新設佐倉・銚子運輸区の要員数を明らかにすること、A希望者を優先し、強制は移転は行わないことを要求し、数回の団体交渉を行ってきた。しかし、千葉支社はハッキリした要員数を明らかにしないまま、また転勤者の選定もしないままハンドル訓練者を指定して訓練を開始したのだ。
千葉支社は、訓練者の選定にあたっては千葉運転区については「通勤距離で選定した」といっている。最寄り駅が総武本線東千葉以東、成田線、千葉都市モノレールの中から46名を指定した。しかし、この中には希望しない人、千葉運転区の方がいいといっている人も多くおり、また千葉運転区に通勤した方が近い、便利な人もいる(支社はハンドル訓練者の中から転勤させる事は明らかにしている)。千葉運転区ではハンドル訓練に指定されない人でも希望している人がいる。また、銚子運転区、千葉運転区以外の職場で佐倉運輸区へ希望する人がいるのも事実だ。
そもそも今回の佐倉・銚子運輸区新設は、成田駅前再開発に伴う成田車掌区移転問題に因るものだ。そうであるなら新規職場への転勤については、意欲のある人、希望する者を優先すべきではないか。千葉支社は当初、「転勤希望は通常の秋の面談の中で把握する」といっていたが、実際千葉運転区では、その面談の時に訓練を指定された人もいる。まったく希望が反映されるとは思えない。
一方、線見ハンドル訓練はというと、当区では4日間、2日間の計6日設定されているが、果たしてこれだけで十分なのかという問題もある。通常運転士が転勤した場合、線見ハンドル訓練が完了するのに約1〜5ヶ月くらいかかる。訓練者の中にもこれで大丈夫なのかという声も出ている。「6日の訓練で、安全が確保できるのか」ということだ。
また訓練を指定された46名中DLの資格をもつ運転士が6名含まれている。現在DL担当区は銚子運転区、木更津運輸区、千葉運転区だ。千葉支社は、効率からいえば佐倉運輸区の担当はあるとは言っているものの精査中とし、未だ決定に至っていない。
このほかにも様々な問題があるにも係わらず転勤を一方的に行おうとしている。
千葉運転区支部は、銚子支部と連携して団結して全力で闘う。
千葉運転区抗議行動に起つ(12月19日)
千葉運転区支部
指名ストライキに入る前日の19日、千葉運転区庁舎前において、各支部組合員、支援の仲間が結集し、佐倉・銚子運輸区新設にあたり、何も明らかにしない千葉支社に対して抗議の声をぶつけた。
前段でハンドル訓練に指定された千葉運転区支部8名中7名が大野支部長を先頭に区長に対して抗議の声を上げた。最初にあいさつに立った大野支部長、渡辺乗務員会長は「仮に強制配転されようと動労千葉の旗を掲げ組織拡大する」「強制配転阻止に向け団結して闘う」ことを表明した。
次に田中委員長は、@運輸区新設の進め方、Aローカル切り捨てを進めるJR、B来年4月1日に実施しようとしている検修・構内業務の全面外注化に対し、会社を痛烈に批判した。すでに11月より指名ストに入っている渡辺銚子支部長は、「この闘いは絶対に負けられない闘いだ」と強く訴えた。
その後、小澤幕張副支部長、山中木更津支部長、斎藤千葉機関区支部長、北嶋青年部長、東京西部支援する会伊藤さんより連帯のあいさつを受けた。最後に石渡千葉転副支部長のシュプレヒコール、大野支部長の団結ガンバローで意気高く抗議行動を終えた。
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