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第65回定期委員会において
基地再編攻撃絶対反対!京葉構内外注化阻止!への取り組みを決定

 動労千葉は6月26日、第65回定期委員会を開催し、この夏から秋へ向けての闘いの方針を決定した。
 委員会は開会あいさつ、資格審査発表の後、議長に幕張支部の小沢委員を選出し、議事が進められた。
 議事は、委員長あいさつ、経過報告、当面するとり組みと進められた。経過報告を繁澤副委員長、取り巻く情勢を川崎執行委員、当面するとり組みを長田書記長が提案した。協約・協定締結承認を山口交渉部長、共済適用承認を後藤執行委員が提案した。

質疑応答で出された意見
●銚子運転区廃止反対へ向けて地区労や各単組に要請行動を行う。銚子支部でも組織拡大をかちとる。
●貨物での脱線事故で1ヶ月間の机上訓練がやられている。震災により手取りが少なくなる中でボーナスの低額回答があった。冬はさらに厳しくなるのではないか。
●北海道では推進軸やエンジンの給排弁の事故など規制緩和、外注化の影響で大事故が起こっている。外注化に検修全体としてどういうふうに関わっていくのか。
●防護無線が鳴っているのに補修用車両が走っている、どうなっているのか。
●外注化提案に対して、組織拡大を勝ちとって止めていきたい。
●基地再編攻撃に対して絶対反対の声をあげていきたい。組織拡大の前進でとめよう。
●木更津では館山廃止から4年たったがECの行路は効率が悪い。組織破壊のための運輸区新設だ。絶対反対で闘おう。
●勝浦、館山と職場がなくなった悔しさをみんなもっている。分断攻撃だ。
●組合員から意見を聞いたがいろいろな意見が出された。銚子支部は結成30周年になる、絶対反対で闘う。

 などの意見が出され、それに対して本部から答弁がおこなわれた。
 運動方針案と協約協定締結、共済適用など一括して拍手で採択された。委員会宣言が読み上げられ、議長解任あいさつ、閉会のことばと続き最後に田中委員長の団結ガンバローで終了した。

田中委員長あいさつ 

 闘いの時が迫っている。基地の大再編攻撃や外注化攻撃に対して総決起体制をつくっていきたい。
 労働者を取り巻く情勢は一変した。こんな社会は変えよう。労働組合の闘いが求められている。6月11日には反原発の闘いに、全国各地で集会・デモが一五〇カ所を超えた。福島では飯舘村等で激しい怒りの声が上がっている。
 JRをめぐる情勢も動き出した。大震災で止まっていた攻撃が6月10日の提案という形で始まった。一つは銚子運転区と成田車掌区の廃止、佐倉・銚子運輸区の新設を中心とした基地の全面的な再編計画。もう一つは、京葉車両センター構内の外注化に10月1日をもって手を付ける。結局この10年間闘ってきたことは外注化を止めるための闘いだった。当面の課題は秋が勝負だ。この2〜3ヶ月、本当に組織の総力をあげてこれを止める。そうした時に新しい展望が生まれてくる。
 貨物の25年問題も何も解決していない。ひたすら労働者にリストラ・賃下げ、犠牲が転嫁され続けるだけだ。さらに国鉄分割・民営化以降の労務政策の大再編攻撃がある。一つは20数年間続いてきた1047名闘争をつぶすこと、分割・民営化のために革マルと手を結んだこの異常な関係をもう断ち切ること。この二つが全面的に動き出した。秋に人事・賃金制度を再提案するということは、革マルとの問題に決着をつけると腹を決めたってことだ。これに加えて昨年1047名闘争が闘いの旗を降ろしたからだ。国労本部は、この7月の大会で、国労の組合員になれる資格は「JRに雇用された者」という規約にする。解雇されるようなことは絶対やらなくなる。一昨日には4者・4団体の支援共闘の総会があり、ここで解散を決めた。分割・民営化以来の1047名闘争の全てが終わりにさせられようとしている。動労千葉は小さな力だが、こういう時にこそ本当に労働者の権利を守るために闘う労働組合が必要だ。そういう闘いを今日を期して始めたい。銚子運転区だけの問題ではなくなった、全運転士の問題になった。外注化に対しても直ちに体制をつくってきた。京葉と幕張で組織拡大を目の色を変えて実現しよう。東労組の中から大反乱を起こすことだ。基地の問題も外注化の問題も手先は東労組。明確な偽装請負だから労働局から裁判所から全てを動員して闘う。10月1日実施を絶対止めよう。これを止めたら.動労千葉のもとに多くの労働者が結集する。そのために本委員会で、いつでもストライキに立ち上がることの出来る体制の確立をしたい。また、この委員会で全ての原発の廃炉をめざす闘いを提案したい。この闘いと結びつかない労働運動はあり得ない。ただちに闘争体制を確立しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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