京葉構内10月外注化絶対反対
この現実―外注化の手先になった東労組許すな!
丸投げ外注化への突破口だ
6月10日、千葉支社は京葉車両センターの構内業務外注化提案を行なってきた。絶対に許してはいけない。闘いに立ち上がろう。
提案された内容は、1徹4日勤の構内業務のうち2日勤を10月1日付で、千葉鉄道サービスに外注化するというものだ。今年2月実施が画策されていたものが、われわれは全力で闘いぬいて阻止した。それを再び強行しようというのだ。再雇用されて千葉鉄道サービスで働くエルダー社員を使って外注化する計画だ。だがそれは、全面外注化・丸投げ外注化への突破口を開くことを目的にしたものだ。
東労組元役員が手先に
しかも、外注化要員は東労組の役員をやってこの1月に退職したSを中心に集めたと言われている。明らかに東労組が手先になっている。
東労組は「高齢者の雇用の場の確保」と、会社と同じことを言ってごまかすに違いない。だが、これはそんなキレイ事で終わる問題ではない。すでにJR東本社から提案されているのは、計画担当や信号業務も含め、構内業務はJR本体には一人も残さず、下請会社に放り出す計画である。
それは、今この時期にあえて外注化を強行しようとしていることを見ても明らかだ。これから5〜6年は退職者はほとんど居ない。昨年度までに退職した者はすでに再雇用先でそれぞれの業務に就いている。この現実を見れば明らかなように「高齢者の雇用の場の確保」などでは全くない。要するに丸投げ外注化への第一歩なのだ。東労組はその手先になっている。東労組千葉地本の元委員長が千葉鉄道サービスの経営幹部に就任して、高給をとって外注化計画を進めてきたことを思い起こしてほしい。こんなことで未来を奪われてたまるか!
明らかに偽装請負だ
しかも、やろうとしていることは明白な違法行為=偽装請負だ。業務を外注化できる条件は、労働省告示で次の要件を満たすものでなければならないと定められている。
▼(請負会社が)自ら行なう企画又は自己の有する専門的な技術もしくは経験に基づいて業務を処理すること。
▼請け負った業務を自己の業務として当該相手側(JR)から独立して処理するものであること。
▼(請負会社は)労働者に対する業務の遂行方法に関する指示その他の管理を自ら行なうこと。
さらに、厚生労働省は、「発注者は、(外注化した業務について)技術指導を行なうことはできません」という指針も出している。
構内外注化は、誰が見ても明らかなように、この告示や指針の全てに違反する違法行為だ。
なぜこんなことが!
だが、この10年、千葉支社以外ではこうしたことがどんどん進められてきたのだ。こんなことがどうしてまかり通ってきたのか。2001年に東労組が「外注化協定」を締結し、違法行為に目をつむったからだ。だから違法行為がまかり通ってきたのだ。千葉だけは、われわれが声をあげたから今日まで阻止することができたのである。
東労組が発行した「外注化協定」のパンフレットには構内外注化について次のように書かれている。
◆「乗務中の指示や出場後の着発線変更等の運転取扱いに係わる指示・連絡については、JRが直接(整備会社の)乗務員に行なうことになる」◆「作業ダイヤはJRが作成し、勤務指定についてのみ整備会社が行なうこととなる」◆「作業中の担当者間の打ち合せ等は、従来どおりの方法で必要の都度、直接行なうことになる」――これを先の労働省告示と照らし合わせて読んでほしい。全てがやってはならない違法行為に他ならない。何で労働組合がこんなことを労資で確認するのか!
闘えば止められる
本気になって声をあげれば、検修・構内外注化は止めることができる。下請会社に放り出されてもいいと思う者など一人もいないはずだ。丸投げ外注化=強制出向の次に来るのは間違いなく「転籍」だ。実際、多くの企業で無数の労働者がそうやって突き落とされてきたではないか。今止めなければいけない。
とくに平成採用の仲間たちに訴える。自らの未来は自らの手で、自らの団結で守らなければならない。京葉車両センター構内外注化を阻止するためにともに闘おう。
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6・28銚子行動へ
▼日時: 6月28日(火) 13:00
▼場所: JR銚子駅前集合
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