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No.

外注化粉砕!組織の総力あげて
ストライキで阻止するぞ!
第39回定期大会(9/26〜27)1日目

第39回定期大会

すべてを組織拡大へ!

 動労千葉第39回定期大会は、9月26日DC会館において始まった。
 大会は、大竹副委員長の「資本主義は末期的な状況で、世界恐慌は明らかに第二段階に入った。JRでは、『国鉄改革25年問題』と称して民営化体制の破産を塗り隠す攻撃が始まろうとしている。時代は、階級的労働運動を求めています。今こそ、労働運動の復権を勝ち取らなければなりません。討論の上、新たな闘う方針を確立し、この秋からの闘いに総決起をしなければなりません」との開会あいさつで始まり、資格審査がおこなわれ、大会成立が宣言された。
 議長団には千葉転支部の高沢代議員、いすみ支部の照岡代議員を選出して議事が進められた。
 執行委員長あいさつ(要約別掲)に続き来賓あいさつがおこなわれた。最初に三里塚反対同盟の北原事務局長が「動労千葉と連帯して素晴らしい闘いの連続だった。動労千葉の仲立ちで世界の国々とも連帯することができた」とあいさつ、10・10現地闘争への総決起を訴えた。動労千葉顧問弁護団の葉山岳夫弁護士は、「動労千葉の闘いに心からの敬意をおくる。弁護団も動労千葉とともに団結して闘う。11月集会には弁護士もともに闘う」とあいさつ。その後、動労水戸の石井委員長、動労千葉を支援する会の山本事務局長、動労千葉OB会の布施事務長、水野勝浦市議があいさつを行った。
 その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、会計報告、会計監査報告がおこなわれた。
 議事では、大会延期承認、決算承認、共済適用承認、労働協約・協定締結承認がおこなわれ、10年度運動方針案の提起が長田書記長よりおこなわれ、1日目の議事が終了した。

田中委員長あいさつ(要旨)

 歴史の転換点の中での大会となった。1年間の闘いを振り返れば、3月に闘いの渦中で中野顧問が亡くなり、組合員全員がこれからの動労千葉を守っていく決意を固めた。1047名闘争の4・9政治和解は、動労千葉はどうするのかが問われた。当該の争議団9名を先頭に日本の労働者の未来をかけ闘う決意を固めた。国鉄闘争全国運動を開始するなかで、同じ思いの人々が全国に多数存在していることがわかった。解雇撤回と労働運動の再生をかけてこれの発展をかちとろう。
 また、検修部門の外注化攻撃は、雇用も安全も崩壊させる重大な攻撃だ。労働組合が全てこれに屈服し、それどころか推進している現実に対し、労働組合の存在をかけて連続的なストライキに決起し、4月1日実施を阻止してきた。
 われわれ労働者をとりまく情勢はいよいよ重大だ。円高が独歩高となっているが、日本の赤字は1千兆円を超える。米では新たに5千万人が貧困層になり、オバマが提唱していた医療保険も入れない人が5百万人も増えている。中国の漁船拿捕事件での緊張にみられるように、生き残りをかけて各国が自らの権益の囲い込みに入った。これは激しい衝突へと発展する。大資本は上水、鉄道、原子力など丸ごとインフラをパッケージして各国へ輸出しようとしている。菅政権は、公務員制度改革で、公務員の身分保障をなくし、数百万人を非正規職化しようとしている。これをやったら年金・医療すべてが崩壊する。一方で労働組合の現実はどうなのか。これと真っ向から闘う労働組合がどこにあるのか。われわれは、分割・民営化と闘う時の決意をJR以降も保ち闘い続けている。絶対あきらめない。
 本大会でかちとる課題は、@これからJRは国鉄改革25年問題を焦点に大激動情勢を迎える。今こそ労働組合が分割・民営化の全面破産を明らかにしていかなければならない。A正念場を迎えた検修部門の外注化阻止闘争へ総決起することだ。12月ダイ改に向かってスト態勢を構え立ち上がろう。11月労働者集会1万人結集をかちとろう。貨物賃下げ攻撃を許さず、11春闘へ立ち上がろう。B一切の核心は、組織拡大闘争ですべてを突き破っていくことだ。社会は医療、教育など、すべてが崩壊し、ギリギリのところにおかれている。これとの闘いの先頭に労働組合がたとう。動労千葉30年の経験と教訓を今こそ活かすときだ。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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