外注化阻止・組織拡大で勝負!
新たな闘争態勢を確立
6月27日 第63回定期委員会
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外注化阻止・組織拡大へ |
6月27日、第63回定期委員会をDC会館で開いた。大竹哲治副委員長が「われわれは5波のストで検修外注化4月1日実施を阻止し、1047名闘争解体攻撃に対して6月13日の集会から新たな全国運動のスタートを切った。勝負はこれから。活発な討議を」と開会あいさつをおこない、委員会成立宣言、議長に千葉転支部の大野委員を選出し議事が進められた。
田中委員長はあいさつで、あらたに登場した菅政権の性格と攻撃の方向性、EUや中国をめぐる情勢の意味などを明らかにした上で当面する決戦課題を提起した。
経過報告と総括を繁沢敬一副委員長が、情勢と当面する方針を長田敏之書記長が提起した。 討論の冒頭、照岡いすみ支部長、佐藤新小岩支部長がブラジルを訪問を報告し、盛んな拍手を受けた。参加した全委員から、また傍聴からも発言があり、安全崩壊についての報告、ライフサイクル配転の怒り、組織拡大への決意などが多数の意見が出された。
幕張支部からは、「外注化4月1日実施は阻止したが攻撃は終わっていない。当局は8月に千葉検査派出で退職者が出ることを使って強制配転―組織破壊攻撃を狙っている。ストを含む闘いを構えるとともに、何よりも組織拡大で勝負する」と決意表明。
貨物の委員からは、定期昇給停止、超低額の夏期手当に対する激しい怒りが表明された。
運転保安に関して、使い捨てナットがJRの指示で再使用されていた例や、指令員が風による速度規制を通告し忘れたため25`規制の区間を120`で列車が走った例(東北本線)など安全崩壊の現実が報告された。
田中委員長は、総括答弁で「再びストを含む闘いに立ち上がるべき情勢が来ている。反合・運転保安闘争路線のもとに団結し全支部の総決起を」と討論をまとめた。
(田中委員長 総括答弁)
この夏にも、ストライキを含む闘いを構えなければならない情勢。幕張支部への組織破壊攻撃をとおして、外注化を強行するという情勢。一方で、東労組と会社も動き出した。こうした中で、組織拡大ができるのかどうか。
それとの関係で、木更津支部から出されたDCと予備の問題について。本来は木更津のDC要員は、千葉転のDL要員も含むもの。それが完全に止まっているのは、外注化がらみ。千葉転には外勤希望者がけっこういる。当局は、これを、外注化でエルダーにやらせようとしている。外注化が止まっているから、当局は次の方針が出せない。エルダーは構内運転につけられない。外勤希望者も動かせない。要員問題は、動労千葉の組織破壊要員として使おうとしている。4・1を止めたことによって、いろんなことが二進も三進もいかなくなってる。夏以降、それが一気に動き出す。決戦態勢を構えてほしい。
貨物で定昇が止まったことは、これまでとまったく違う重大事態だ。本格的な賃下げに打って出るということ。今年度で、貨物への税制優遇措置は切れる。今度は、前原を先頭に、完全民営化だといって大リストラが来る。日航みたいなことを考えている。
ナットの問題、速度規制、線閉の指示をし忘れて等、すべての面において鉄道会社としての機能が崩壊している。それで外注化すると言っている。僕らの基本路線は反合・運転保安闘争路線。ここに徹底的にこだわって、分割・民営化体制に粉砕する闘いに入らないといけない。 1047名闘争―新たな全国運動の前進をとおして日本の労働運動の息の根を止める攻撃を跳ね返していきたい。
この夏以降、ストライキも含む闘いに立ち上がらなければいけない状況が来た。全支部の総決起をお願いして総括答弁に代えたい。
第63回動労千葉定期委員会での主な質疑
■幕張車両センターにおいて、大宮工場の担当者と請負業者による209系車両の部品交換が行われたが、使い捨てナットの再使用をしていたので幕張の担当者が請負業者に確認したら「JRから指示された」とのことだった。JRが直接指示すること自体偽装請負ではないか。また、使い捨てナットの再使用は安全上重大な問題だ。(車両技術分科)
■貨物では、11年連続のベアゼロであり、今年は定昇延期ー10月実施など、怒りなしには語れない。分割・民営化反対闘争の時のように、元気が出る闘いを進めてもらいたい。(新小岩)
■区長が代わり、これから新たな動きが出てきそうだ。組織拡大で反撃していきたい。(千葉機)
■運転士が不足(▲1)し、5月〜6月は休勤だらけだった。泊勤務で休みが出たときなどは、明け部分に他の勤務で早い明けの運転士をつけるなど、勤務の取り扱いが滅茶苦茶だった。現場の管理者も「まずい」といっている状況だ。
■昨年12月に千葉転に転勤させた2名を助勤で戻した。2月に滝君をライフサイクルで出しているが、運転士が足りないのであれば滝君を戻すべきだ。(津田沼)
■全面外注化の4月1日実施は阻止したが、幕張支部破壊が進んでいる。8月に1名、3月までに3名が退職する中で、支部長の派出異動阻止のギリギリの闘いを行っている。外注化阻止には人数が勝負だ。組織拡大へ全力で闘う。(幕張)
■エルダー組合員の支部所属や組合費徴収について、どのようにすすめたらいいのか、本部の意見を聞きたい。(京葉)
■春闘以降、管理者が3名増えたままになっており、毎日列車の前後で添乗している。一方、DC要員が増える中でECが足りなくなっている。会社は、DC2名をECで使えるように訓練を行おうとしている。込み運用になることも考えられるのではない。(木更津)
■高齢者交番を設定するように会社に強く要求してもらいたい。(鴨川)
■今、700万円の自費で運転士4名が訓練しているが、10月間ら見習が始まるため教導が指定されそうだ。7月の参議院選挙についてどのように対処するのか。(いすみ)
■1047名問題で当該の組合員と話し合ってきた。一方、強制は移転社の運転士への復帰について、もっと強く要求してもらいたい。(銚子)
■退職後もOB組合員として11月集会などに参加している。今後も現役の組合員とともに闘う。(中央)
■2月にライフサイクルで津田沼駅に出されたが、習志野運輸区で要員が足りないのに戻さないのは絶対に許せない。徹底的に追及してもらいたい。また、この間、217系快速列車の発煙に伴う点検を津田沼で行ったが、現場には何の連絡もない状況だ。(津田沼)
■成田車掌区の旧成田運転区への移転などの動きもあるようだが、今後の基地統廃合攻撃についてどのように対応するのか。(千葉転) |