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外注化 、「4月1日 実施」を止めたぞ!
 
職場は戒厳状態 !  JRは何を恐 れているのか 

職場は戒厳状態 ! 
 一体この現実は何なのか。何十人もの本社、支社、現場の管理者が職場を制圧し、ロッカーから詰所まで無線機をもって組合員の動向を監視し、トイレに行くときまでついてくる。これが3・1〜2ストのときの幕張車両センターの風景だった。少しでも声をあげれば、「現認!」と処分の脅しをかけるのが彼らの仕事だ。
 木更津運輸区には、2・1〜2ストの後、支社の管理者が毎日職場に張りつき続け、東労組役員に対し、スト破りを弾劾したことを「パワハラ」と称して、組合員の「事情聴取」が行なわれ、何とストライキの最中、3月1日付で、突然副区長1名と助役1名が増員発令された。会社が東労組を必死で守っているのだ。
 職場には、「暴言、威圧行為は厳重に取り締まる」などという掲示が張られ、「職場規律」が叫びたてられている。

何を恐れている? 
 一体何を恐れているのか。職場では、  動労千葉が訴えていること、主張していることを、他労組の組合員も含め多くが支持している。その声は具体的な形にはなっていないかも知れない。目をつけられたくないという思いや、昇進したという思いなどから、表面上は会社の命令に従っているかも知れない。だけど、職場の多数が動労千葉の言っていることは間違っていないと思っているのは事実だ。会社や東労組のやり方が正しいと思っている者はごく少数だ。例えば業務外注化について、現場管理者の中ですら、これが正しいことだと確信をもってやっている者がどれだけいるのか。
 だから、力づくで黙らせようとしているのだ。だが、自らがやっていることがどれほど恥ずかしいことなのか考えてみろと言いたい。
 やろうとしていることが正しいと確信しているなら、なぜ胸を張って言わないのか。外注化問題にしても、ライフサイクルについても、現場の疑問や不安に答えたことなど一度もない。いつもごまかして逃げてしまうだけだ。
 そして、突然、現場のことなど何の知らない本社や支社の管理者が大挙おしかけてきた力で制圧しようとする。幕張支部の三役・執行部を次々に配転する。これではまるで恐怖支配だ。ある政治学者は「権力」というものの本質を「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する」と言ったが、これは、今のJRの姿そのものだ。

人の心まで打ち砕くことはできない
 しかもJRは労働者のことを蔑視し、侮辱している。この間、東労組や国労から動労千葉への加入が相次いでいるが、それは動労千葉の「威圧行為」によるものだというのだ。一人の労働者の思い、気持ちが「威圧」や「脅して」で動くものだと思っているのか。20年以上、権力を傘に着てすべて進めてきたが故に、こんなふうにしか物を見ることができなくなってしまったのか。
 だが、はっきり言えば、会社の外注化提案やライフサイクル提案が何人もの仲間を動労千葉に結集させているのだ。会社自身が「こんなやり方は絶対間違っている」という労働者の怒りと決断を生み出したのだ。
 動労千葉への加入を決断するという形で声を上げたのは氷山の一角に過ぎない。外注化攻撃への怒りの声は、すでに、職場の多くの労働者の心の中にしっかりと根をおろしてしまった。もみ消すことはできない。力ずくでそれを抑えこもうとすればするほど、その声は大きくなっていくだろう。

外注化、「4月1日実施」を止めた!
 検修・構内業務外注化4月1日実施はすでに物理的にできない。われわれの闘いは「4・1強行」を止めた。
 東労組は、はじめから「あきらめ」を組織しようとしたが、それもできなかった。みんなが声をあげれば、外注化は止められるのだ。
 われわれは、外注化阻止に向けた第一ラウンドを勝利的に闘いぬいた。そして3・1〜2ストで第二ラウンドの闘いに入ることを宣言した。
 全てはこれからだ。強制出向に駆り立てられてから悔やんでも手遅れだ。 次のくるのは「転籍」、管理部門も含めた別会社化だ。必然的にそうならざるを得ない。なぜなら、今提案されている「一括委託」では、違法行為が延々と続くことにならざるを得ないからだ。
 声をあげるのは今だ。動労千葉に結集しともに闘おう!

館山検査派出廃止絶対反対
 ▼3・13ダイ改−10春闘山場に向け、さらに闘争体制を強化しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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