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No.

スト破りをするな!

 みんなが声をあげれば、外注化は阻止できる!

 スト破りを拒否して2名の仲間が結集!

 全ての組合員のみなさん!
 2月1日、幕張支部において、2名の仲間が会社の不当なスト破りを拒否して動労千葉に結集しました。
 JR千葉支社が津田沼支部・滝君に対するライフサイクル異動と、幕張支部・小沢副支部長に対する派出検査への強制配転という動労千葉破壊攻撃に対して渾身のストライキを闘いぬいている渦中で、2名の仲間が断固としてスト破りを拒否して動労千葉に結集したことは、会社側のスト体制を震撼させる大きな勝利だ。

「強制配転に対する怒りで一杯だ」ー小沢副支部長
 幕張車両センター入口では、7時30分より抗議行動が行われた。幕張支部組合員と支援する会の仲間は、会社側管理者が入口でピケを張る中で街宣・抗議行動を展開し、出勤する他労組の労働者に「スト破りをするな」と熱烈に訴えた。8時10分、中山君が動労千葉に加入したことを通告し、ストライキに入ることが確認され、抗議行動に参加した仲間から大きな拍手がわき上がった。
 8時30分からは、快速線を挟んでの抗議行動に移り、派出検査に強制配転された小沢副支部長からは「怒りで一杯だ」との熱烈なあいさつが行われ、点呼場を直撃するシュプレヒコールが叩きつけられた。

 「ライフサイクル粉砕まで闘う!」ー津田沼・滝君

 13時からは習志野運輸区門前において、津田沼支部を先頭に各支部からの動員者や動労千葉を支援する会の仲間など280名が結集して、ライフサイクルによる滝君への強制配転に対する抗議行動が行われた。相馬支部長が怒りのシュプレヒコールを叩きつけ、滝君からは「ライフサイクルを粉砕するまで闘う」との熱い決意が語られた。
 一方会社は、動労千葉がライフサイクル撤廃の怒りの声をあげる中で、このままでは「平成採」運転士が動労千葉に加入してしまうという危機感から、会社の自動車に運転士を乗せて習志野運輸区と津田沼駅間での送り迎えを行うという、信じがたい対応を行ったのだ。前代未聞だ。こうした事態に門前に結集した仲間達は怒りを倍加させて抗議行動を叩きつけた。
 その後、15時から行われた「スト貫徹!動労千葉総決起集会」には、ストに突入した組合員を先頭に400名を超す仲間が結集し、会場があふれかえる中で意気高くかちとられた。
 集会では幕張支部・山田支部長が新たに加入した二人を紹介し「強制配転されたりして悔しい思いをしてきたが中山君と榎本君が加入してくれストライキに突入した。外注化を阻止する大きな第一歩になった。これから大きな闘いになる。外注化は全部が偽装請負だ。出向も就業規則に書いていない。この闘いは勝てる。」と発言。
 総決起集会後は千葉支社前に移動し怒りの抗議行動をたたきつけた。

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スト破りはしたくない!

幕張支部・中山健二君

 国労で30年間やってきました。国労を辞めるのは本心ではありません。しかし、スト破りはしたくないため、国労に指名ストを要求しましたがだめでした。これではやっていけないという思いから動労千葉に加入しました。よろしくお願いします

 

気持ちは一緒!

幕張支部・榎本純也君

 今回、動労千葉に入った榎本です。気持ちは中山君と一緒です。これからも一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。

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 闘争宣言

 今日、われわれは新たな闘いに突入する。この闘いは第二次分割・民営化反対闘争だ。情勢は回りめぐって、再び渾身の力をふりしぼって立ち上がるときがきた。この闘いは一度二度のストライキでは終わらない数年がかりの大闘争になる。
 だがその闘いは、23年前の国鉄分割・民営化攻撃がそうであったように、労働者と労働運動の未来を左右する闘いだ。そして何よりもわれわれには、首をかけて国鉄分割・民営化攻撃に立ち向かい、団結を守りぬいた地平があり、その闘いの渦中で鍛えられた団結がある。
 23年前の国鉄分割・民営化反対闘争は、新自由主義攻撃の出発点をなす攻撃との闘いだった。そして新たな闘いは、それが全て破産し、ありとあらゆる矛盾が吹き出す渦中での闘いだ。この闘いをやりぬけば、今はまだ団結する手立てを見いだせていない無数の労働者の怒りの声が堰を切ったように流れだす。今日はまだおとなしい労働者の大反乱が始まる。われわれはそのことを確信して立ち上がる。

 「外注化」は究極の合理化攻撃だ。JRを数百の子会社・孫会社に分割し、無数の労働者を非正規職に突き落とす攻撃だ。それがもたらすのは第二の尼崎事故である。
 NTTや日航の現実を見てほしい。この20年余り、こうやって労働者が最底辺へと突き落とされてきたのだ。「ワーキングプア」「派遣切り」「貧困」……。こんな言葉を聞くのはもう沢山だ! 人と人の社会的連帯を断ち切り、雇用・教育・医療・年金・社会保障、……全てを競争原理の中に叩き込んで、人が生きていく術を破壊した奴らを許すな! 労働者に絶望を強制し、未来を奪った奴らに反撃を始める時だ。
 それは同時に、労働組合の再生をめざす闘いでもある。労働運動の現状を変えない限り何も変わらない。
ここに今問われている核心問題がある。労働者が置かれた酷い現実は、自然になったものでも、避けがたい必然だったわけでもない。民営化・規制緩和という国家をあげた攻撃の中で、労働組合が屈服と変質を深め、その手先となることによってもたらされたのだ。それは労働組合の犯罪でもあった。われわれは絶対にこの流れを断ち切ってみせる。

 資本主義体制が断末魔の危機に悲鳴をあげ、それが労働者にさらなる惨禍をもたらそうとしている。こうした情勢が、あらゆる勢力を国鉄分割・民営化の原点に
引き戻している。1047名闘争をめぐる「年度内決着」という民主党・連合政権の動きは、どこから怒りの声が噴き出すかもしれない現実への恐怖を示すものであり、
この闘いに始末をつけなければ、道州制=360万公務員労働者への首切りに突き進むこともできないというあせりを示すものだ。今も国鉄分割・民営化攻撃の決着を許していないことのもつ意味は決定的に大きいのだ。

 国鉄−JRにおける闘いは、どの時代にも、合理化とその結果もたらされる安全の崩壊・事故、その責任の労働者への転嫁という現実に対する現場の怒りの声の噴出と組合執行部の屈服、その衝突があらゆる闘争の底流をなす隠れた焦点であった。
 国鉄ばかりではない。これまで既成の労働運動を支配してきた「常識」は、資本の本質との衝突となる合理化攻撃との闘いを非和解的に貫くことなど不可能だという敗北主義と屈服であった。だから合理化のたびに団結にくさびが打ち込まれ、労働組合が変質を深めていった歴史であった。
 1972年の船橋事故闘争から始まった反合・運転保安闘争はその限界を突き破る闘いだった。われわれはこの闘いの中から生まれ、三里塚ジェット闘争、本部からの分離・独立闘争、国鉄分割・民営化反対闘争、JR体制下での闘いを貫いて、団結を強化・発展し続けてきたのである。今日から始まる闘いは、反合・運転保安闘争路線の真価をかけた闘いであり、三河島事故・鶴見事故以来の国鉄労働運動の全総括をかけた闘いである。

 しかも、日本の労働運動の歴史は、60年安保闘争が1957年国鉄新潟闘争から始まり、70年安保沖縄闘争が1967年国鉄5万人反合闘争やマル生粉砕闘争と、沖縄・学生の怒りの声が結合して燃え上がったように、国鉄における闘いが常にその中心に存在していた。われわれはその誇りにかけて立ち上がる。怒りの声は社会の隅々まで満ちている。だがその声は未だ団結した力とはなっていない。この闘いはその怒りの声をひとつに結集する闘いだ。国鉄分割・民営化攻撃との25年間の攻防の決着を求める闘いだ。
 国鉄1047名解雇撤回! 検修・構内業務外注化絶対反対! ライフサイクル制度撤廃! 滝君・小沢君の不当配転許すな! 第二の尼崎事故を許すな! 反合理化・運転保安確立! 今こそ闘う労働組合を時代の最前線に登場させよう。

 2010年2月1日
国鉄千葉動力車労働組合

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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