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12・16動労千葉鉄建公団訴訟
伊藤嘉道証人に対する 証人尋問に全力結集を!

「不採用基準」は、国鉄ー鉄道労連(=JR総連)合作による不当労働行為だ!

 12月16日、東京地裁において、動労千葉鉄建公団訴訟の第23回公判が行われる。今回の公判では、動労千葉12名が新会社への採用を拒否された「不採用基準」に関する証人として、伊藤嘉道証人(元国鉄職員局補佐)に対する証人調べが行われる。
 全支部から、全力で傍聴に結集しよう!
 
鉄道運輸機構の不当な主張を吹き飛ばそう!
この間動労千葉は、「不採用基準」が何時、何処で、誰によって決定されたのかをめぐって鉄道運輸機構に対する解明要求を行ってきた。しかし、鉄道運輸機構は、「87年1月頃に成立した。しかし、詳細は不明」という極めて形式的で、中身のない回答を行っただけで、組合側の解明には一切答えないという不当な対応に終始してきた。
 こうしたことから動労千葉は、中曽根(元首相)や住田(JR東日本元会長)、松田(JR東日本会長)、葛西(JR東海会長)、松崎明(JR総連)、そして動労千葉原告団等34名に及ぶ証人を申請し、証人尋問の中で「不採用基準」の成立、運用の不当性等を明らかにし、動労千葉12名の不採用が不当労働行為性であることを立証することを裁判所に突きつけてきた。

労働者の怒りの爆発を恐れて重要証人採用を拒否!
 しかし、東京地裁・白石裁判長は、動労千葉が申請した証人のうち、中曽根、住田、松田、葛西、松崎ら政府や国鉄関係者17名については証人採用を拒否し、伊藤嘉道証人だけを取り調べるという極めて政治的で、反動的な訴訟指揮を行ってきた。
 こうした東京地裁の対応は、中曽根らをはじめとした証人を採用した場合、国鉄労働運動を解体するために国鉄分割・民営化を強行したという国家的不当労働行為の本質が明らかになることを恐れた結果にほかならない。
 さらに、国鉄分割・民営化から23年を経て大恐慌に突入する情勢の中で、非正規をはじめとした労働者の大量首切りが行われ、さらに今後、究極の民営化とされる道州制導入=公務員360万人の首切りを行おうとする中で、こうした攻撃の始まりが国鉄分割・民営化であったことが明らかになることにより労働者の怒りが噴出することを押さえつけたいという、権力・資本家の意志として今回のような訴訟指揮が行われてきたことは明らかだ。
 その上で、今回、裁判所が採用した伊藤嘉道証人は、「不採用基準」の成立にかかわる重要な証人であることは間違いない。
 伊藤証人は、新会社への採用候補者名簿を作成し、87年2月7日の設立委員会に搬入した当事者である。
 しかも新会社への採用をめぐる当時の状況は、鉄道労連(現JR総連)が、設立委員会の直前(2月2日!)に大会を開催し、その中で分割・民営化に反対する労働者の排除を要求する決議をあげこれに杉浦国鉄総裁(当時)が「努力に応える」と表明するなど、この過程で「不採用基準」の成立と具体的な運用=新会社不採用が行われたことは間違いないのだ。

伊藤証人ー不採用基準と名簿作成に深く関与
 こうしたことを考えれば、今回採用された伊藤嘉道証人が、採用候補者名簿を作成するなど「不採用基準」の成立や運用に深く関与していたことは明らかである。
 全支部から傍聴に結集し、動労千葉12名の不採用を徹底的に糾弾し、解雇撤回ー原職復帰をかちとろう!
 1047名の解雇撤回へ、全力で闘いぬこう!
 反合・運転保安確立!検修・構内業務の全面外注化阻止!ライフサイクル白紙撤回!組織拡大に向けて、組織の総力をあげて闘いぬこう!


第23回動労千葉鉄建公団訴訟について

日  時  12月16日(水)13時20分から
場  所  東京地方裁判所 527号法廷
内  容  伊藤嘉道証人に対する証人調べ
指定列車  千葉駅10番線 12時11分始発快速列車
      最後部乗車
 ※「不採用基準」の成立にかかわる重要な証人であることか  ら、各支部から全力で傍聴に結集しよう!

 

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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