11月労働者集会1万人結集を
定期大会の成功に向けてC
最大の焦点は労働組合をめぐる攻防
|
5月22日に韓国の自動車労働者は工場を占拠し無期限ストに突入、解雇撤回を要求し資本・国家権力との壮絶な死闘を77日間戦い抜いた |
失業率は過去最悪を更新し、無数の労働者が「生きさせろ!」と叫んでる。
その怒りの声が自民党政権をついに崩壊させた。成立した新政権は、「民主党・連合政権」と呼ぶべき性格のものだ。連合を権力機構の中にとり込むことでしか労働者を支配することができなくなったのだ。それは、連合のさらなる反動
化・産業報国会化への転落を意味する。またそれは、労働組合をめぐる攻防がまさに最大の焦点にせり上がったことを意味する。
ストライキの復権
世界中でストライキやデモ、職場占拠闘争の炎が燃え広がり、この30年余り新自由主義攻撃の渦中で後退を強いられてきた労働運動がいよいよ荒々しく復権しようとしている。「もうたくさんだ!」という怒りの声は社会の隅々まで満ちあふれ、時代が大きく動こうとしている。 闘いを抑圧する既成の労働組合の制動を突き破り、現場の怒りの声がストライキを復権させている。資本主義体制がもはや一個の社会として成立する条件を失い、あらゆる意味で社会発展の桎梏(しっこく)になっているのだ。そうした中から、改憲と戦争への衝動が生み出されてる。
労働者の団結した闘いこそ社会を変える
11月労働者集会は、分断されバラバラに存在している怒りの声が、企業や国境の壁をこえて一つに団結する場だ。労働者の団結した闘いこそ、歴史を作り、社会を変革する力だ。ここに確信をもちきって、11・1労働者集会の成功をかちとらなければならない。
労働者の意識を曇らせ、満ち溢れる怒りの声をおし止めているのは、連合や全労連等の体制内的な労働運動の幹部たちだ。時代に通用しなくなった一切の日和見主義的勢力が屈服を深め、反動の側に転落し、闘いの敵対物に転落している現実と真正面から対決し、現場から階級的団結をつくりだすために全力を尽くさなければならない。
サンフランシスコ国際会議では、結集した7カ国の代表によって「日本における11月集会を国際的な共同の闘いとして組織する」ことが決議された。11月集会は、画期的な国際連帯闘争として発展しようとしている。
09年11・1労働者集会の課題は次の3点だ。第1に、1047名闘争を先頭に民営化・労組破壊と改憲・戦争に立ち向かうすべての労働者の怒りの声を結集することだ。第2に、派遣法撤廃、道州制導入阻止、10春闘勝利を掲げ階級的労働運動の復権に向けた現場からの反乱を組織することだ。第3に、「万国の労働者、団結せよ!」の鮮明なアピールを発し、労働者の国際連帯闘争の更なる発展をかちとることだ。
この間の努力が時代とかみあって大きな実を結ぼうとしている。11・1労働者集会に1万人の結集をめざして全力で。
改憲と戦争への道を阻止しよう
さらに、11月集会を「攻めの改憲阻止闘争」と位置づけて闘おう。
改憲攻撃との闘いの焦点は労働運動をめぐる攻防だ。連合が改憲容認派に転落している現実に対し、現場からの反乱を組織しなければならない。国家主義と排外主義の扇動と対決して、改憲と戦争への道を阻止しなければならない。
一方、43年間、非妥協の実力闘争を貫いてきた三里塚闘争が正念場を迎えている。市東さんの農地強奪攻撃が激化している。三里塚闘争は戦後日本の階級闘争の頂点に立つ闘いだ。動労千葉にとっても、反対同盟との労農連帯の闘いが、分離・独立―国鉄分割・民営化反対闘争に至る原点だ。10・11三里塚現地闘争と、11月労働者集会を一体の闘いと位置づけて全力で闘い抜こう。
(つづく) |