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自民党支配の最後的崩壊
労働者の団結した力の登場を

↑デモの先頭に裁判員候補拒否者らが立った。
↓動労千葉のデモ隊

 世界大恐慌が一層深まり本格化するなかで、ついに自民党支配が崩壊した。
 自民党・麻生政権は、都議選で大敗し、7月21日衆議院を解散、8月30日総選挙を決定した。

戦後最大の政治的大再編情勢

 1955年の保守合同以来、半世紀以上にわたって、ブルジョアジーの最大の政党として労働者人民を抑圧し、支配してきた自民党は、政治指導力や求心力を完全に失い、分裂・抗争という大再編情勢に入っている。小泉構造改革を頂点とする新自由主義攻撃が破産し、その結果としての大恐慌の爆発の前に為す術もないのだ。なによりもこの攻撃によって、「貧困・格差」を強制され、あらゆる権利を奪いとられ、今や生きることもできない状態にたたき込まれた労働者の激しい怒りが、自民党に叩きつけられたのだ。しかしいま爆発しようとしている問題は、政権交代すればなんとかなるなどというレベルではない。大恐慌の爆発はこれからが本番だ。「よりまし」な政権などどこにもない。「自民党か民主党か」などという選択に誰も幻想をもっていない。問題は、いよいよ労働者の力によって、この支配を打ち倒すときが来ているということなのだ。

敵の攻撃を阻み続ける国鉄1047名闘争と三里塚闘争

 なによりもそれは支配者階級が一番よく知っている。だからあくまでも道州制・民営化攻撃を押し進め、4大産別の労働組合を解体し、労働者の団結を破壊し、もって改憲─戦争、民営化─労組破壊攻撃を貫徹しようとしているのだ。
 しかし、この攻撃は新自由主義攻撃のハナから破綻している。その最大の攻撃目標であった労働運動総体の解体は、国鉄分割・民営化攻撃に真っ向から対決した動労千葉の闘いと国鉄1047名解雇撤回闘争が20余年を経た今日まで闘い続けられていることによって貫徹することができず、今日まで来ているのだ。中曽根が思い描いたような分割・民営化による国労の解体─総評の解体─社会党の解体─改憲という道筋はいまだ頓挫したままなのだ。
 さらに、三里塚闘争という反戦の拠点が労農同盟の固い団結と空港絶対反対・一切の話し合い拒否の闘いによって43年にわたって空港の完成を阻み続けている。
 いずれも国家権力の総力をあげた攻撃に対して真正面から闘いぬき、敵の目論見を打ち破り続けている。ここにこそ勝利の展望がある。

11月労働者集会1万人結集を

 世界的大恐慌は、全世界の労働者を立ちあがらせ始めている。韓国のサンヨン自動車支部の整理解雇に反対する77日間に及ぶ工場占拠闘争は、権力・資本との壮絶な死闘を展開し、敵を震え上がらせた。こうした闘いが全世界に飛び火しようとしている。
 11・1労働者集会は、労働者の団結した力を示す決定的な闘いに押し上がった。訪米報告が示すように、全世界の労働者が団結して結集しうる集会となっている。
 国鉄闘争を先頭に4大産別の職場から仲間を組織し、労働組合を組織しよう。11月労働者集会に闘う1万人を組織しよう。

裁判員制度反対8・3東京地裁デモに立つ

  8月3日、裁判員制度裁判が全国で初めて強行された東京地裁に「裁判員制度はいらない! 大運動」がよびかけた霞ヶ関デモに同千葉県実行委員会の仲間とともに動労千葉もたちあがった。450人が参加したデモは、地裁を完全に包囲した。マスコミが殺到するなか、裁判員候補者や傍聴者らにビラを手渡し、大注目を集めた。
 「大運動」は、デモに先だって記者会見を開き、全国各地で実施反対運動を繰り広げることを宣言した。
 制度が開始されても8割の人が「参加したくない」と根強い反対の声があがっている。
権力の支配機構にむりやり動員する現代の赤紙─裁判員制度をつぶそう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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