スト破りをするな!
動労千葉の結集し、ともに闘おう
業務外注化−ライフサイクルを白紙撤回しろ
ともに闘おう!
3月17日〜19日、動労千葉はストライキに立ち上がる。
▼われわれの基本要求は、38000円の大幅賃上げ獲得、業務外注化計画−ライフサイクル制度撤回だ。
▼定年延長と65歳まで働き続けることのできる労働条件の確立も、もはや猶予のない課題である。
▼レール破断がまた起きた。安全が危機に瀕している。運転保安確立に向けた要求の実現も、さらに強力に会社に迫らなければならない。
▼そして何よりも1047名の解雇撤回に向けて、「政治決着」と称する全面屈服を粉砕しなければならない。
団結を取り戻せ
資本主義体制は壊滅的な破たんにあえいでいる。本来なら労働者が社会の主人公として胸を張って登場する時代だ。しかしそれが、首切りや賃下げを始めとした労働者への激しい攻撃となって襲いかかっている。怒りの声は社会の満ち、今こそ労働組合が力を発揮するべき時が来たというのに、ほとんどの労働組合がこの情勢に負けて逆に敵の手先となり、屈服を深めている。
本当は労働者にとって大きな可能性をもつ時代だ。これまでは多くの言葉の一つに過ぎなかった「団結」の二文字が、労働者にとって生き抜くために絶対に必要なものとなっている。今何よりも求められているのは、団結を取り戻し、闘う労働組合を復権させることだ。
労働組合の大切さ
この間起きていることは、労働者にとって労働組合がどれほど大切なものなのかをわれわれに問いかけている。逆に言えば、会社の手先になった労働組合は、労働者の権利や未来、希望のことごとくを打ち砕くということだ。
連合が派遣法の改悪を容認した結果、わずか5年で、これほど多くの派遣労働者が片っ端から首を切られる現実が生み出された。
業務外注化を認め、祝日手当等の廃止を認め、自らの組合員がケイタイメールで一発解雇されたというのに声ひとつあげず、ライフサイクルを「成果」だと言い、……。こんなことをやっていたら、職場がどんな酷い状態になってしまうのかは火を見るよりも明らかだ。
会社が狙っているのは、検修・構内、保線・電力・信通、駅、車掌等、あらゆる業務の外注化だ。あらゆる業務を非正規職の超低賃金労働者に置き換え、モノのように使い捨てていくということだ。
自分だけは安泰だなどということはこれからは絶対通用しない。労働組合が会社の手先に成り下がっているからこんなことがまかり通るのだ。
本末転倒!安全崩壊が進む
阪急電鉄は昨年10月、子会社から阪急電鉄本体に派遣されている駅員、車掌業務に携わる約840人を電鉄本体の直接雇用に切り替えたという。阪急は00年にコスト削減を目的に、鉄道業務に子会社からの要員を派遣する方式を導入していた。99年の派遣法改悪に真っ先に飛びついてやったが、それは様々な問題を生み出して失敗に終わったということだ。
このことにふれた雑誌・「週間東洋経済」は次のように書いている。「身分や待遇の違う社員の共存は、現場における意思疎通の妨げになりかねない。ましてや人命を預かる鉄道事業にとって、安全は経営の根幹だ。人件費圧縮を追求するあまり、仮に安全確保に支障を来すことがあれば本末転倒もはなはだしい。鉄道やバスなど公共交通機関で進んだ非正社員化の動きは、少しずつ是正されている」と。こんなことをやっていたら、技術継承だって崩壊する。だがJRは、よりしゃにむにこの道を突き進もうとしているのだ。
団結に生きよう
会社と御用組合が一体になって職場を支配し、労働者の団結はバラバラに解体されている。「自分だけは」という自己保身と蹴落とし合いが職場に蔓延している。
ライフサイクルのように「NO!」の一言だけで絶対に出来なかったことまでが、組合の裏切りによって強制されている。今こそ東労組と決別しよう。これほどの労働者が問答無用に首を切られている現実を見すえよう。スト破りをするな!
ともに闘おう!
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