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2月第2次配転許すな!
ライフサイクル粉砕へストライキで闘おう
万全のスト体制を!

 ライフサイクル第二次配転が迫っている。JR東日本は2月にも配転を強行しようとしている。そのための事前通知が1月中・下旬にも出されようとしている。若い仲間たちの駅への配転を絶対許してはならない。
 動労千葉はこの事態に対し、昨年12月24日、厚生労働省にストライキの予告通知を提出し、同26日に支部代表者会議を開催して、配転阻止に向けストライキで闘うことを確認した。1月14日にはあらためて支部代表者会議を開き、万全の闘争体制を確立する。

1月16日に団交を予定

 また、1月6日には、千葉支社に対し、ライフサイクル第二次配転阻止に向け新たな申し入れを行なった。内容は次のとおりだ。

1. 「ライフサイクルの深度化」について、第二次異動を直ちに中止すること。
2. 「覚書」=労働協約を締結していない動労千葉に所属する組合員については「ライフサイクルの深度化」による運転士から駅への異動対象としないこと。
3.  20年以上営業職場に強制配転され続けている動労千葉所属の運転士を直ちに原職に復帰させること。
4. 60歳まで現役で列車を運転している現状にふまえ、運転士の高齢者対策を早急に講ずること。
5. 技術力の継承、運転保安確立の観点から、駅、車両検修、構内、施設関係等の外注化計画を中止すること。

 この団体交渉は1月16日に予定されている。第二次配転阻止に向け、全力で闘いぬこう。

こんなやり方があるか

 昨年から強行されているライフサイクル制度はあまりにデタラメ極まりないものだ。とくに、20〜30歳台の若手・中堅の運転士を突然駅に配転してしまうというやり方は、どう考えても普通の感覚、通常の労務政策では考えられないことだ。現場の労働者など将棋の駒ぐらいにしか見ていない奴らが、机の上で数合わせ的に考えたことだろうが、それにしても余りにひどすぎる。労働者は血がかよい、感情をもった人間だ。何よりも、「運転」という仕事を余りに軽く考え過ぎている。ようやくベテラン運転士になろうという時期にポーンと駅に3年〜5年も飛ばしてしまい、また戻すなどということを考えるのは、運転業務のことなど何も知らない者のやり方だ。
 しかもその一方では、60歳までハンドルを握らざるを得ない現状がある。それが、体力的にも精神的にもどんなにキツイことなのか、何ひとつ考えようともしない。組合が何度となく運転士の高齢者対策を要求しても、会社は全く聞く耳すらもたないのが現実だ。国鉄時代にの交番は今よりもずっと軽いものだったが、それでも、高齢者対策として50歳になる前にはみんな外勤や内勤、指導員などに下りていたのだ。やるべきことは、ライフサイクルではなく、運転士の高齢者対策だ。 

何のための労働組合か

 もっと許せないのは、それを労働組合が呑んでしまい、組合員に強制していることだ。何でこんなものを認めるのか! 認めなければいけない理由などどこにあるのか。百歩譲ったとしても、もっとスジの通ったやり方はいくらでもあるではないか。なぜこんな会社提案を丸呑みして組合員を売り渡すのか。駅の要員パンクを生み出したのは会社の責任だ。なぜそのことを追及しないのか。今、その原因を正し、ちゃんとした対策をとっておかなければ、今後現場の労働者にもっと犠牲がのしかかることになるではないか。
 会社は、ライフサイクルと一体で、乗務手当ての廃止を検討していると公言しているのに、なぜそのことを組合員に隠しているのか。ライフサイクルがそれだけで終わらない攻撃だということははっきりしているのだ。まさに、労働組合が労働組合ではなくなってしまっている。

闘いに立ち上がろう

 「派遣切り」が大きな社会問題になっている。すでに数十万人の労働者が首を切られ、路頭に放りだされている。だが、東労組がやっていることは、そのお先棒をかついでいるのと同じことだ。
 業務の全面的な外注化を容認し、駅などはどんどん契約社員に置き換えられている。1年契約を更新しても、最長5年でクビだ。何で労働組合がこんなことを容認するのか。しかもそのツケがライフサイクル=運転士の駅への配転という形でわれわれにものしかかっているのだ。
 首を切られた派遣の労働者などが、「生きさせろ!」と声をあげ、労働組合をつくって闘いに立ち上がっている。われわれもライフサイクル粉砕に向け、闘いに立ち上がろう。動労千葉に結集し、ともに闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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