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スイカエリアの拡大と、 駅要員の大幅削減計画を直ちに中止しろ!

これ以上のローカルエリアの切り捨て、格差拡大を許さない!

駅 名
乗降人員
精算件数
4400人
90件
銚  子
7000人
170件
勝  浦
3000人
130件
館  山
5400人
100件
安房鴨川
3600人
140件
佐  原
6000人
130件

 動労千葉は、12月17日、千葉支社が来年3月に予定しているスイカエリア拡大と、それに伴う駅要員の大幅削減計画の中止を求めて、営業職場に配転されている仲間も参加して団体交渉を行った。

要員削減の根拠の説明は、整合性がまったくない!

 団体交渉では、まず千葉支社が自動改札機を導入する旭、銚子、勝浦、安房鴨川、館山、佐原の各駅の要員削減の根拠について回答を求めた。
 千葉支社は、自動改札機の導入と要員削減の根拠として、業務量との関係で乗降人員が5000人前後であること、精算件数が比較的多い駅であることをあげてきた。
 しかし、左表でも明らかなとおり、5000人前後としながらも勝浦などは3000人程度で大幅な開きがあるなど、千葉支社の説明には全く整合性がないことが明らかであった。
 また、精算件数について千葉支社は、自動改札機を導入することによりこれまでの経験では70%程度まで減少したとの回答を行ってきた。
 しかし実際には、精算件数の減少よりも新たに自動精算機の締め切り等により業務量が増えることが営業の仲間から指摘されるなど、千葉支社の回答した根拠そのものが曖昧であることがはっきりした。

業者が2名対応を要望しながら、実際には1人で対応

 一方、今回の千葉支社提案で1徹対応になる駅で、車イスを運ぶステッピングカーが配置されている駅については、1人での対応を余儀なくされ、安全上も重大な問題となっていることから、駅要員の削減は行うべきではないことを追及した。
 千葉支社は、ステッピングカーについては、製造業者は2名対応が望ましいとしているが、2名を必ず配置しろとは言っていないこと、これまでも1名で対応している箇所があること、車イスで列車を利用する乗客についてはあらかじめ駅等に連絡してもらうようにしており、この間も乗車駅からの連絡を受けて降車駅でも対応していること、仮に駅要員等が足りない場合は、車イスを利用する乗客には待ってもらうしかないとの回答を行ってきた。
 また、1徹駅の場合では、車イス等への対応を行う場合には、窓口を閉めて対応するとの回答が行われた。
 また、終列車等の車内点検を行う場合の対応について、これまでは到着後直ちに車内点検を行い、その後列車の入区・留置手配が行われたが、1徹駅での窓口の関係も含めて対応できない実体を突きつけてきた。
 千葉支社は、佐原23時28分、館山0時13分、銚子0時09分、勝浦0時03分、安房鴨川23時57分にそれぞれ車内点検が行われるが、1徹になった場合は、降車した乗客の集札が終了してから車内点検を行うことになるとの回答を行ってきた。
 しかし、集札後の車内点検になった場合、窓口の閉鎖や金銭の安全確保等を行ってから行くことになり相当の時間がかかること、運転士の入区や留置手配の関係で時間が変更になる場合があること等を追及したところ、あらためて調査するとの回答が行われた。

自動改札導入駅には、当面要員を配置することを確認

 さらに、スイカや自動改札機を導入した場合、乗客の中には不慣れなためにトラブル等が発生する場合があることから、駅に要員を配置する必要があることを追及してきた。
 千葉支社は、スイカや自動改札機への対応も含めて今回導入する全駅において、当面、要員措置を実施するとの考え方を明らかにしてきた。
 また、スイカの導入に伴う教育の関係では、12月から1月の2ヶ月間で48日の期日を設けており、不安を抱く担当者については何度でもこの期間中に教育が行えるとの考え方を示してきた。
 今回のスイカエリアの拡大と要員削減計画で明らかになったことは、ローカルエリアにおけるさらなる切り捨て、格差拡大がますます増加するということだ。
 千葉支社は、スイカエリア拡大と駅要員の大幅削減計画を直ちに中止しろ!反合・運転保安確立へ闘いぬこう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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