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11・8〜11動労千葉訪韓団闘争報告下
労働者はひとつだ!労働者の団結で社会を変えよう!

労働解放の日まで闘いぬこう」と訴える田中委員長(11月9日)
労働者大会会場となった大学路周辺。民主労総組合員で埋め尽くされた。
10日の理念交流。「 韓日労働者団結!闘争」 のシュプレヒコール
理念交流後の歓迎会で動労千葉律動グループ?が初舞台

(6725号より続く)

今こそ、労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

【11月9日】
 午前中のハイテクRCDコリア支会の高所ろう城闘争の激励行動を終えて、14時から行われる労働者大会に向けて地下鉄で惠化(ヘファ)駅前の大学路へ移動。トレーラーで道路を閉鎖した延々数百メートルに及ぶ区間は解放区となっていた。
 まず、13時から行われた民主労総ソウル本部主催の中小零細・非正規職集会に参加した。動労千葉と11月集会訪韓団はイジェヨン本部長とともに最前列に座り込んだ。右隣には地下鉄で清掃等の作業を行う女性連盟の労働者が元気よく鍋と蓋を打ち鳴らしていた。
 集会では日本からの訪韓団を代表して動労千葉から田中委員長があいさつに立ち、「民主労総ソウル本部との連帯は、われわれに大きな勇気を与えてくれた。労働者の中に、正規、非正規があるのか。労働者はひとつ、社会をつくり、世界を創っている存在だ。雇用や賃金、権利を破壊している資本家が憎い。この現状を変える力は、労働者が固く団結し、ひとつになって闘うことだ。今、資本主義はガタガタだ。今こそ労働組合が歴史の最前線に登場しなければならない。労働解放の日まで闘いぬこう」と熱烈に訴えた。

民主労総委員長への逮捕弾圧の緊張した中で大会参加

 14時過ぎ、前段の中小零細・非正規職集会が終了し、そのまま民主労総主催の労働者大会に参加するかたちとなった。
 会場となって大学路は、最前部の演壇が見えないほど民主労総組合員で埋め尽くされている。途中、参加者の紹介が行われ、日本から動労千葉をはじめとした訪韓団が参加していることが発表されるなど、注目を集めていることが分かった。
 一方、この集会に対してイミョンバク政権や権力は、6月の100万人ロウソクデモをはじめとした闘いを組織したとして民主労総本部イッソッケン委員長を指名手配し、労働者大会に参加した場合にはその場で逮捕するとして5万人の機動隊を配置するなど、極めて緊迫した状況の中での集会となった。
 最終的には、直接労働者大会には参加しなかったものの、インターネット中継で参加者に闘いのメッセージを送り、、17時30分、労働者大会は終了した。

労働者の団結した力こそ、社会を変える原動力だ!

【11月10日】
 訪韓3日目。11月3日に日本で行われた「理念交流」を受けて、韓国において2回目の理念交流が行われた。
 理念交流では、民主労総ソウル本部側から、チェジョンギ組織次長が「ロウソクと労働者」と題して今年5月以降の100万人ロウソクデモに到る経過と労働組合の役割、そして、社会変革的な運動への発展について約1時間の講演が行われた。
 日本側からは、労働者学習センターの増田明夫講師から、「労働者の時代認識と労働組合の役割」と題して2時間の講演が行われ、中野洋前委員長の「俺たちは鉄路に生きる2」や新版「甦る労働組合」を引用しながら動労千葉が闘って切り拓いてきた地平と、労働運動の展望について提起が行われた。そして質疑では、日本の公共部門の民営化の現状、日本における「社会主義」政党の状況等々、活発な討論が行われた。
 今回の理念交流を通して、日本と韓国の労働者が置かれた状況が同じであること、職場での労働者の団結した力こそ社会を変える原動力であること、国際連帯の中に労働者の解放があることがあらためてハッキリした。
 韓日労働者団結!闘争!世の中を変えよう!闘争!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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