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金融大恐慌突入!インフレ爆発!
09春闘勝利、大幅賃上げ獲得、非正規職撤廃
「生きさせろ!」のストライキへ
11・2集会に結集を

大恐慌が始まった

 この間の金融危機を背景として、さらに大規模な、銀行や証券会社の倒産、企業倒産が始まろうとしている。10月の発表では、日本の事業所数は3%―2400箇所近く減っている。世界中で膨大な労働者が首を切られ、失業率がどんどん上がっている。EUでは8月の失業率が予想を上回って7・5%、アメリカでは就業者数が9月にはわずか1ヵ月のうちに15万9千人も減っている。サブプライムローン危機は、まだ地獄のふたが開いたばかりだ。中国の経済成長率も急落している。イギリスやスペインでも住宅バブルが破たんした。こうしたなかでインフレが労働者の生活を直撃しようとしている。歴史の中でしか聞いたことのなかった世界恐慌が明らかに始まった。そして、我慢のならない怒りの声が全世界で燃え上がっている。

団結は生きる糧!

 1930年代、大恐慌下のアメリカ労働運動の歴史の本は次のように書いている。「団結は決して高貴な感情ではなく、史上最もきびしい恐慌のなかに生き抜くために何よりも必要なものだ」「団結とは、たんにアジテーターがつかうひとつの言葉に過ぎなかったが、ついにこの言葉はきびしい現実のなかで、労働者が生きるために絶対に必要なものになった」「はじめから、デモや飢餓行進は、警察や政府によって、革命への第一歩とされた」「AFL(日本の連合にあたる総同盟)のオルグは、労働者を組織することではなく、ストライキを阻止し、いたるところで大波のように高まりつつある戦闘精神を抑えることにあった」。しかし、「恐慌中にはスト破りの姿は全然見られなかった」と。

労働組合の原点に

 労働組合は何のためにあるのか。
何のためにわれわれは労働組合のもとに団結しているのか、その原点が問われる時代がやってきた。これまで、労働組合や労働者を代表していたはずの政党の指導者たちによって、労働者や労働組合の存在を低めるような議論ばかりが横行してきた。「労働者はニンジンをぶら下げなければ闘わない」「企業あっての労働者」「労働組合にできることは目先の経済的な利害のことだけ」というような議論だ。
 だが、われわれは絶対にそうは思わない。なぜこんなことが横行してきたのか、指導部が資本と非和解的に衝突することを恐れ、あるいはそうした闘いの火中で労働者の団結をつくりあげる困難さから逃げたからだ。本来労働者は社会を変える力をもっている。団結さえ崩さなければ労働組合の運動に限界などないはずだ。そういう力が解き放たれる時代がやってきた。否、全世界が怒りの声に包まれ、すでに世界中の労働者が闘いにたちあがっている。

この現実に反撃を

 日本の非正規職労働者は、全雇用労働者の35・5%に達した。これは10年前と比べて1・5倍、20年前の2倍の比率だ。全労働者の4人にひとりが年収200万円以下、年収300万円以下が4割近くにも達している。年間の自殺者はもう10年、3万人をこしている。労働者がここまで突き落とされた最大の原因は、派遣法の改悪をはじめとした労働法制の改悪にあった。もうこれ以上引き下がることはできない。
 麻生政権もボロボロだ。あまりの危機に解散−総選挙すらできず、さらに危機を深めているだけだ。極右麻生政権は、結局、労働者へのさらなる攻撃を強め、戦争の道に突進するしかない。しかしそれは、怒りの声を沸騰させるものだ。

11・2に1万人を

 燃料は社会のすみずみまで山積みになっている。「生きさせろ!」という叫びが切実な要求となっている。この秋から09春闘への過程は、これからの日本の労働運動を左右する過程になる。われわれは小さな力だ。しかし、一律大幅賃上げ獲得、最低賃金の大幅引き上げ、非正規職−派遣奴隷労働撤廃に向けゼネストを呼びかけよう。それは、労働者であれば誰もが望んでおり、やりたいと思っていることだ。だけど、連合や全労連の幹部たちの支配のもとで、多くの労働者は「そんなことできないよ」とも思っている。「できる!」という声と力が必要だ。それが11月労働者集会1万人結集でわれわれが実現しようとしていることだ。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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