home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

08年前半戦の勝利を高らかに総括
組織拡大、サミット粉砕闘争への総決起をかちとろう!
第59回定期委員会開催

動労千葉第59回定期委員会を開催

 動労千葉は、6月22日、第59回定期委員会を開催した。08春闘を大きな勝利をかちとったライフサイクル粉砕闘争を総括し、新たな闘いの方針を決定した。洞爺湖サミット反対闘争の爆発をかちとり、11月労働者集会の1万人結集へ向けて労働運動の高揚をかちとろう。動労千葉の未来をかけて組織拡大をやりぬこう。
 第59回定期委員会は、君塚副委員長の「ライフサイクル第1ラウンドに勝利した。制度そのものをなくす闘いをやりぬこう。6・29集会に決起しよう」という開会あいさつで始まった。
 議長に千葉運転区支部の大野君を選出し、資格審査、スローガン案提起と議事が進められた。来賓あいさつではOB会の布施OB会事務長が「OB会も毎回30名が集まるようになった。OB回への加入をお願いするとともに共に闘う」というあいさつがされた。
 その後、闘いの経過、当面する取り組み、協約・協定締結承認が提案された。質疑応答の前に津田沼支部の滝君が登壇し、「ライフサイクルの支援、そして阻止できたことありがとうございます。来年にも第二波の攻撃があるかと思いますが、これからも宜しくお願いします」とライフサイクル反対闘争への闘いの決意を述べた。各支部からの発言とそれに対する答弁がおこなわれた。

中村仁君を特執に指名
 議事の最後に1047名の一員である中村仁君を特別執行委員に指名することが報告され、全体の拍手で承認された。
 委員会宣言が採択され、最後に組合歌合唱、委員長の団結ガンバローで終了した。
 ライフサイクル粉砕、組織拡大へ組合員の総決起をかちとろう。6・29、7・6サミット粉砕闘争の成功をかちとろう。

出された主な意見
◎ 211系の交番検査が5両5人で終わらない状態だが、支社は、動労千葉の組合員を排除して一人ひとりに監視をつけて仕事を終わらせるということをやってきた。高崎では5名で終わっているとウソを言ってきたが実際は5・5名でも終わっていない事実がある。
◎ 派出の退職者補充の要員確保とエルダー社員で外周区に職場がない、結局辞めざるを得ない。職場の確保を。
◎ 銚子で支援する会との稿料会をおこなった。全員で30名ほどの人が集まり成功だった。
◎ライフサイクルで滝君を守りぬいたことは成果だ。
◎ 組織拡大で頑張っている。青年労働者を労働学校へ組織することが組織拡大の道だ。
◎ SARSで鉄道病院から民間の病院に変わった。八王子まで乗り入れるという話やEF64に乗るという話があるが要員がいない。向こうから攻めてくるのではないか。
◎ 貨物は夏季手当が1・95カ月で、賃金もベアゼロ回答だった。これを打ち破るために頑張っていきたい。

田中委員長あいさつ(要旨)

 08年前半は、新しい情勢をつかみとる闘いとして、2・14国鉄1047名の独自集会や4・26尼崎事故3ヶ年集会の現地開催など新しいことに挑戦してきた。08春闘過程は、ライフサイクルとの闘いで第1ラウンドに勝利した。当該組合員の奮闘と全組合員が一丸となって闘ったことによる勝利だ。この闘いを通してこの制度を粉砕し、組織拡大していく展望が見えた。
 情勢が激変している。現代を象徴するような「秋葉原事件」が起きた。うつ病が蔓延している。「蟹工船」がブームとなっている。労働者がいま置かれている現実が見えてくる。しかし、世界では新自由主義に対する怒りの声が巻き起こっている。食糧暴動、燃料暴動、ヨーロッパ全土でのデモ・ストライキ。韓国では「打倒独裁政権」を掲げて100万人が決起、アメリカではメーデーにILWUが西海岸の全港湾を封鎖した。
 経済はこれ以上発展の余地はない。最後の住宅バブルがはじけ、今や原油・穀物価格の高騰からインフレ、不況へと入り始めている。G8サミットでも何も解決しない。それどころか一層の市場・資源の分括り合いだ。
 JR東日本の新たな中期経営計画は、「競争に勝つために絶え間ない創造的破壊を」「運輸部門以外での収益を4割まで拡大する」等、競争原理でもっと突き進もうとしている。これは不採算部門の切り捨てであり、第2の分割・民営化の新段階の攻撃だ。
 また、1047名闘争も危機に瀕している。
 こうした情勢に動労千葉は何をなすべきか。職場の団結を維持し、労働運動の再生をめざすよびかけを全国に行ってきた。この10年間、労働運動の変質でここまできてしまった。原点から再出発しよう。分割・民営化に決着をつけ、組織拡大をなんとしても実現しよう。このこと自身が最大のインパクトを与える闘いだ。6・29から7・6〜7サミット粉砕闘争に立ち上がり、今年こそ11月労働者集会1万人結集で、闘う労働組合を時代の最前線に登場させよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る