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全世界に燃えひろがる食料暴動、燃料スト
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カネのために生命を奪うな!
穀物価格や原油価格が高騰し世界中に飢餓が広がっている。06年秋と比べると小麦やトウモロコシ、大豆が2〜3倍にはね上がっているのだ。世界中の労働者や農民・漁民が新自由主義という共通の敵に対し、生存権をかけた闘いに立ち上がっている。
サブプライムローンの破たんで行き場を失った投機マネーが原油や穀物の値段をつり上げている。バイオガソリンの異常なブームが食料や飼料用の穀物の値段をつり上げている。その裏には、穀物メジャーや石油メジャーによる世界市場制覇のもくろみがある。
カネ儲けのために、何十億人という労働者や農民の生きる権利が奪われている。これが資本主義が行き着いた腐り果てた姿た。
食料暴動−燃料ストの炎
世界は目ざめ、怒りの炎が全世界を焼きつくそうとしている。
アフリカ、アジア、中南米に燃えひろがる食料暴動に続いて、世界中で燃料高騰に対するストライキが始まった。
ヨーロッパでは、スペイン、ポルトガル、フランス、ベルギーなどで、トラック労働者や漁民がストに突入。スペインでは暴動化している。
アジアでは、韓国でコンテナ輸送のトラック労働者がストライキに突入。非組だった労働者も1000人規模で組合に加入し、スト破りのトラックに対しては火がかけられている。16日にはダンプの労働者もストに入るという。そうすれば、物流だけでなく建設現場も完全にストップすることになる。
またインドでは西ベンガル州がゼネストに突入。インドネシアやタイでもストやデモが暴動化している。
南米では、チリのトラックストで銅の生産がストップしている。そして日本でも、マグロやカツオ、イカ漁船が一部出航を拒否し、事実上のストに入った。夏までこの事態が続くなら、全船の出航を拒否するという。
中国・広州の日系カシオ工場の労働者がスト(3月6日) |
ストライキの津波!
首切りや賃下げ、年金・医療制度改悪、教育改悪、公務員制度改悪に対し、全世界でストライキが津波となって世界中を覆っている。ヨーロッパでは絶え間なくストライキが激発している。アメリカでも中国でもそうだ。
新自由主義攻撃に対する大反撃が始まり、労働運動が荒々しく復権しようとしている。
日本でも闘いのときは近付いている。G8サミット=強盗たちの会議の怒りの声を叩きつけよう。6・29集会に全力で結集を!