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大幅賃上げ獲得、業務外注化阻止、ライフサイクル白紙撤回
2・29春闘総決起集会へ

 08春闘の闘争体制を直ちに確立しよう。
 2月24日に開催された第58回定期委員会では、38000円の大幅賃上げ獲得、ベアゼロ回答が8年続くJR貨物での「生活改善一時金30万円の支払い」を中心とした新賃金要求を決定し、「3月15日のダイ改を中心とした時期に08春闘の山場を設定し、ストライキを配置して要求の解決を求める」方針を確認した。

「貧困と格差」の急速な拡大!

 08春闘は時代の分岐点での闘いだ。「貧困と格差」「民営化・労組破壊」「改憲と戦争」への怒りの声が渦巻いている。「このままではとても生きていけない!」「生きさせろ!」という声だ。年収3百万円以下の労働者がすでに38%!年収200万円以下が23%!。とても生きていくことのできない低賃金が労働者に強制されている。
 その一方、大企業はこの5年間、史上最大の利益を更新し続けた。大企業の役員の年収はこの10年で倍増し平均2800万円だという。カネ持ちだけが肥太り、労働者は「最底辺に落ちてゆく泥沼の競争」に駆り立てられた。
  JR東日本でも、この7年間で、人件費が1150億円減った一方、経常利益は1622億円増えている。職場は、グリーンアテンダント、グリーンスタッフという名の、全く無権利・超低賃金の非正規職労働者ばかりになろうとしている。

不況とインフレが労働者を襲う!

 しかも、日本は不況に突入しようとしている。「サブプライム不況」「建設不況」「円高不況」「原油高不況」「ワーキングプア消費不況」等、本格的な不況に突入する要素が目の前にひしめいている。さらには、原油価格や穀物価格が急騰してインフレが労働者を直撃しようとしている。
 この20年余りの新自由主義政策がこんな現実をつくり出したのだ。「市場原理こそ万能だ」と言ってあらゆる規制を取り払い、国鉄をはじめ公的部門を次々に民営化し、弱肉強食の論理で社会全体をズタズタにした結果が今の現実だ。
 そのなれの果てがサブプライムローンだ。「低所得者向けの住宅ローン」と言うが、始めからサギだった。だけどそれで銀行や証券会社が大儲けしてきたのだ。一方、アメリカでは、住宅から叩き出された労働者が至る所でテント村を作っている。これが腐り果てた資本主義社会の最後の姿だ。

我慢のならない怒りの声の爆発

 怒りの声が爆発しようとしている。1月30日には北海道教組の仲間1万5千名が査定昇給制度の導入に反対してストライキに突入した。腐り切った日教組本部に対する怒りの闘いだ。受け取りを拒否してきた主任手当30数億円を突き返してのストライキだ。昨年は全駐労(米軍基地で働く労働者)が賃下げに反対して2波のストに立ち上がっている。沖縄でも怒りの声が爆発している。昨年は13年ぶりに労働組合に加入する組合員が増加した。我慢のならない怒りの声が爆発し始めている。いよいよ時代が動こうとしている。闘う労働組合が時代の最前線に登場しなければいけないときがやってきた。労働者の未来をかけて08春闘に立ち上がろう。

08春闘勝利!要員要求・運転保安確立・組織拡大!
2・29動労千葉総決起集会
日時: 2月29日 (金) 18時から
場所: 千葉市・DC会館

銚子支部からの報告
運転区廃止阻止に向けさらに闘いを強化する

 2月15日、「銚子市労政懇談会」が開かれた。動労千葉銚子支部からは、岡野市長に対し、基地廃止問題について次のとおり質問し、市長の見解を求めた。

●動労千葉銚子支部 今年もJRは3月15日のダイヤ改正で千葉発成田線の列車(17時台)を一往復切り捨てる。銚子運転区も泊り行路が一つ減り3人の要員が削られる。
 昨年の懇談会では館山運転区の廃止問題のことを話した所ですが、職場では「次は銚子運転区を廃止する」と言われている。正式な廃止提案が出てからでは遅いので、市として今の段階からJRに対して反対の声をあげてほしい。市長の考え方をお聞きしたい。
●岡野市長 市としても、市内から100名余りの職場が無くなり、労働者がいなくなるのは市の財源等にもひびく所であり、銚子運転区の廃止に反対するということについては出来るかぎり協力していきたい。

 「東京から70〜80qの列車を全て千葉スルー運転にする」という方針の下に地方ローカル線がさらに切り捨てられようとしている。銚子支部は運転区廃止絶対反対に向け、さらに闘いを強化する決意です。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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