2008闘春
08年を組織拡大の年に
あけましておめでとうございます。
07年は動労千葉にとって、新たな前進への土台を築いた年であった。最高の団結力を発揮して、館山運転区・木更津支区廃止反対闘争から、勝浦市議選・御宿町議選、11・4労働者集会に至る闘いの勝利をかちとり、何よりも2人の新しい仲間を迎えて、組織拡大への突破口を切り開いた。
とくに、闘いの前進と「俺たちは鉄路に生きる3」の発行等を通して、動労千葉が築き上げてきたものの大きさを組合員全体が再確認することができたことは、決定的に大きな意味をもつものだった。
一方、07年は闘いの大きな前進を切り開いたがゆえに、組織拡大なしにはこれ以上一歩の前進することができないということが一点の曇りもなく明確になった年でもあった。われわれの課題は鮮明だ。08年の最大の課題は組織拡大に向け、全組合員の総決起を実現することである。
労働組合が時代の最前線へ!
われわれをとりまく情勢はこれまで経験したことがない大激動の渦中に入っている。参院選での惨敗というかたちをとって1955年以来の自民党支配が崩壊しようとしている。サブプライムローンの焦付を発端として世界中の金融機関を揺るがしている事態は、帝国主義の支配が最末期的な危機に入ったことを示している。そして「貧困と格差」の強制に対し、全世界で労働者の大反乱が始まっている。08年は、もはや世界的な規模での金融恐慌が避けられない情勢である。労働者の団結した力を時代の最前線に登場させなければならないときがやってきたのだ。
崩れ落ちるJR民営化体制
JRをめぐっても、ついにJR東日本と東労組の結託体制が崩壊し、職場では20年間にわたる民営化体制の大再編が始まっている。今起きていることは未だ第一幕に過ぎない。08年、革マル結託体制の崩壊がさらに決定的な段階まで突き進むことは間違いない。背景にあるのはJR民営化体制の矛盾の爆発的な噴出である。尼崎事故が衝撃的に突き出した安全の崩壊、もはや鉄道がまともに動かなくなる寸前と言っても過言ではない技術継承の崩壊や要員問題のパンク等、民営化と外注化で暴走してきたこれまでの政策が崩れ落ちようとしている。
1047名闘争の正念場!
だがその一方で、この時に、国鉄分割・民営化攻撃と闘い続けてきた1047名闘争の主体的危機が生みだされている。何のために今日まで闘ってきたのかを忘れ、解雇撤回を取り下げ、動労千葉を排除して、ただひたすら政府に頭を垂れて「解決」を願いでようというのだ。社会全体に怒りの声が満ち、1047名が、労働運動の再生に向けていよいよ力を発揮しようとしているまさにその時に、情勢の困難さに負けて展望を見失い、自らその可能性を放棄しようとしているのである。
問われているのは、団結した労働者の力こそが社会を変革し、歴史をつくる力だという、ただその一点に依拠して闘いぬくことだ。この時代に求められていることは、原則を曲げずに労働者の階級的団結を組織することである。
自らの変革をかけ組織拡大へ
動労千葉の闘いが全世界から注目を集めている。全世界の労働者にとって、民営化攻撃といかに闘うのかがまさに今現在の問題となっているからだ。この間の国際連帯闘争の発展は、動労千葉の闘いが世界に通用するものだったことを証明した。
そして今、未来と希望を奪われた青年労働者たちが職場から怒りの声をあげ、次々に労働組合を結成した闘いに立ち上がり初めている。時代は変わろうとしている。今こそこれまで築きあげてきた力を爆発的に発揮しなければならない。
何よりも、自らの殻を破って組織拡大闘争に総決起することだ。これは日本の労働運動の歴史の中で誰もなし得なかった課題だ。しかしそれを実現した時にわれわれの闘いは予想もつかな大きなインパクトをもつことになる。JR全体に大きな衝撃と影響力を与えることはもとより、真の意味で動労千葉が労働運動再生への旗手となることは間違いない。今の情勢の中で、組織拡大の実現はとてつもない可能性を秘めた闘いとなっている。
組織拡大春闘に総決起しよう!
08春闘への総決起体制を確立しよう。08春闘は、組織拡大春闘であり、反合・運転保安春闘だ。福田政権はボロボロになりながら、残された唯一の道として改憲と戦争に突き進もうとしている。改憲・戦争-民営化・労組破壊攻撃と対決し08年を動労千葉の新たな飛躍の年としよう。 |