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労働者の団結で改憲・戦争攻撃に反撃を
全国ネットワークをつくりあげよう!
11・4全国労働者総決起集会報告−C

「日の丸・君が代」不起立闘争被処分者 根津公子さん
小倉地区闘争団 羽廣 憲
動労千葉争議団 高石正博

 11月全国労働者総決起集会は、連帯のあいさつ、韓国・アメリカからの発言に続いて、沖縄県高等学校障害児学校教職員組合からの特別アピール、2007年11・4アピールが行われた。 カンパアピールに続いて教育労働者、1047名闘争の解雇撤回に向けての発言があった。

「日の丸・君が代」不起立闘争被処分者 根津公子

 私は、来年3月に解雇されるかもしれない状況にあります。
 都教委は2003年10月23日に通達を出し、それによって起立・伴奏をしない教職員を処分するようになりました。
 卒業式で起立するのかしないのか。それは異端者をあぶり出す「踏み絵」そのものです。ほとんどの職員はおかしいと思いながら命令に従うようになってしまいました。
 教職員組合も、反対であっても阻止する闘いを組みませんでした。
 私は、2005年までは、免職を避けた闘いをしようと考えていました。自分の気持ちに嘘をつき起立しようとした行為は、私が私でなくなるようで、とても辛いものでした。それ以降は不起立を続けてきました。そのために来春には、免職の危機が迫っています。
「君が代」起立が「定着」し、私たちを大人社会がバッシングするようになってきたことで、子どもたちが「君が代」起立を「正義」として受け取るように変化しています。「子どもたちを再び戦場に送らない」ため最大の攻撃である「君が代」に反対して不起立行動をしていきます。

1047名の解雇撤回に向けて
小倉地区闘争団 羽廣 憲

 国鉄1047名闘争は国鉄分割・民営化反対を貫く闘いです。今、重大な分岐が生まれています。「解雇撤回・JR復帰」という原則を投げ捨て、国労本部など「4者・4団体」による屈服的和解を図ろうとする動きが前面化しています。なぜ解雇撤回を投げ捨てるのでしょうか。それは「勝てない」と思っているからです。国鉄闘争は民営化と闘う労働者階級の未来をかけた闘いです。
 私は、2005年5月27日の臨時大会で闘争団への除名処分に反対してビラまきをおこなったことで国労本部の手によって警察に売り渡されました。このような国労本部と席を同じくすることは出来ません。闘えば勝てる情勢が来ています。私はあくまで「4者4団体」による政治解決路線に反対です。闘いはこれからです。闘いの発展を信じ民営化反対を貫きましょう。

動労千葉争議団 高石正博

今日本の労働者は4世帯に1世帯が年収200万円以下という貧困線以下の生活に突き落とされています。我慢のならない怒りの声が噴出する中で、1047名闘争のもつ位置はますます大きくなっています。あらゆる怒りの声をひとつに結合できる可能性をもった闘いだからです。
 しかし、闘いの内部から深刻な危機が生み出されています。解雇撤回要求を取り下げて、政府に頭を下げて「政治解決」をお願いするという「4者4団体」の姿です。10月14日に開催された団結祭りでは「解雇撤回を求めるのは玉砕の道だ」と主張されるまでに至っています。こんな形で20年間貫いてきた自らの闘いを汚し、労働者としての誇りが投げ捨てられようとしているのです。
 自ら「解雇撤回」を投げ捨てることは絶対に出来ません。闘争団の中からも怒りの声があがっています。動労千葉争議団は、原則を絶対に曲げずに闘いぬく決意です。
 JR体制は矛盾の固まりのようになり、その矛盾が全て現場の労働者に転嫁されています。今こそ分割・民営化攻撃に最後の決着をつける闘いに立ち上がらなければなりません。全ての労働者の怒りの声の先頭にたって、労働運動の復権のために闘いぬく決意です。

 決意表明が愛媛県職員労働組合委員長・宇都宮理さん、全金本山労働組合委員長・中野七郎さん、全逓横浜西支部西田貴広さんの3名から行われた。
 その後青年のリレーアピール、スローガンを採択し、全日建連帯労組関西地区生コン支部の高副委員長が「全国に企業の枠を越えて地域に拠点をつくろう。全国ネットワークを現場の闘争からつくろう」と閉会のあいさつを行い、最後に動労千葉君塚副委員長の団結ガンバローで終了した。改憲・戦争攻撃をうちくだこう!全国ネットワークをつくりあげよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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