第36回定期大会決定に基づき、申1号を発出
組織破壊攻撃には断固闘う 結集した2名を守りぬく万全の闘争体制を! 11・4日比谷に根こそぎの結集を! 全ての組合員の皆さん!
動労千葉は、昨日、JR千葉支社に対して、第36回定期大会の決定に踏まえて、申1号による申し入れを行い、新たに結集した滝君、渡辺君に対する不当な攻撃がかけられた場合には、ストライキも含めた断固とした闘を展開して守りぬくことを突き付けてきた。
さらに動労千葉は、申1号に踏まえて直ちに争議行為に関する通知を行う予定である。 各支部は、本申し入れに基づき、いかなる不当な組織破壊攻撃がかかろうとも2名の仲間を守りぬく強固な闘争体制を確立しよう!
11・4日比谷野音へ、勤務以外全力で結集しよう! 動労千葉申第1号 2007年10月4日
東日本旅客鉄道株式会社 千葉支社長 原 田 尚 志 殿 国鉄千葉動力車労働組合 執行委員長 田 中 康 宏 申入書 第36回定期大会決定に基づき、次のとおり申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。 記 1.大量退職に伴いすでに運転職場等において要員需給が逼迫していることに踏まえ、営業等に強制配 転されているベテラン運転士及び運転士資格保有者について、直ちに運転士に登用すること。
また、要員の逼迫状況に鑑み、運転士免許交付後の見極のあり方について見直すこと。 2.60歳まで現職で働いている状況に踏まえ、高齢者対策として、本人の希望を尊重し、構内運転業務の本線運転士からの登用、高齢者交番の設定、55歳以上の労働条件の抜本的緩和対策等を図ること。
3.運転関係における今後の基地構想について、千葉支社の考え方を明らかにすること。 4.運転保安を根本から解体し、列車運行の安全を脅かす検修・構内業務の全面的な外注化計画を撤回し、検修技術の継承に向けた体系の確立を図ること。
また、「NF2008に基づく今後の駅のあり方」による駅業務のこれ以上の委託及び契約社員の導入を中止すること。 5.指令員の登用にあたっては、線区及び規程等を熟知した者を登用するとともに、将来を見据えた運 用を行うこと。
6.災害時等輸送混乱時における運転士の運用(運転士の交替・送り込み)、食事、休養時間の確保等 について、一定の基準を設けること。 7.銚子運転区B23・390M〜4973Fの折返し時間について、乗務割交番作成基準に違反した 取り扱いが行われていることから、早急に見直すこと。
8.木更津運輸区について、下記の点について改善をはかること。 (1) 構内入換作業において、誘導担当が分割作業を行っている最中に、管理者が車両を移動させるという重大事態が発生したことに鑑み、行路上での入換作業を取り止め、専門の入換担当者を配置すること。
(2) DCの乗務に関しては、猛暑等による体調不良を訴えるなどすでに限界を越えた事態になっていることから、早急に対策を講ずること。 9.DL運転業務について、下記の点について明らかにすること。
(1) DL運転業務の今後の配置に関する考え方について。 (2) DL運転業務を担当する運転士の要請計画について。 (3) 482行路について、新小岩操での乗り継ぎのため、屋外で1時間も待機するという実態があるが、安全衛生上極めて重大な問題であることから、待機場所を新設すること。
10.211系車両について、Dコックが「切」になっていたにもかかわらずパイロットが滅灯せず、そのまま走行するという重大事態が発生したことについて、原因及び対策を明らかにすること。
11.217系車両の検査業務が鎌倉総合車両センターに移管されたが、この間、車両の検査がまともに行われずに故障箇所が放置され、「故障シール」が貼られたまま数ヶ月も列車が運行されるなど安全が無視された状況が続いていることから、217系車両の検査業務については幕張車両センターに戻すこと。
12.9月7日、113系車両のMMが破損するという重大事態が発生したことについて、原因及び対策を明らかにすること。 また、車両故障に必要な予備品が検修区所に配置されていないことから、現場からの要求に基づき配置すること。
13.次のとおり設備の改善をはかること。 (1) 各派出に、一斉放送の機器を配置すること。 (2) 安房鴨川検査派出について、降雨時に雨水が詰所に流れ込むことから、早急に改善すること。
14.運転保安確立に向け、次の諸要求について、解決を図ること。 (1) 運転保安を重視する立場から士職の養成方法を抜本的に改善するとともに、強制配転されているベテラン運転士及 び運転士資格保有者を直ちに元職場に戻すこと。
(2) 指導員・指導操縦者の指定について、安全をないがしろにした組合差別を直ちに中止し、運転士及び運転士見習の 指導にあたっては、業務遂行・技術継承・安全確保に相応しい職場のあり方を確立すること。また、各区の指導員を増 員すること。
(3) 運転士の定例訓練について「協議会」を中心としたあり方を改め、運転保安を重視した内容抜本的に改善すること。 (4) 転勤等に伴う線見訓練については、この間労使で確認した基準を厳守すること。
(5) 運転線区・業務内容の習熟という観点から、各区各組の交番順序については、4週を限度として作成すること。 また、この間の管内業務移管等によっていびつ化した各運転関係区の担当線区のあり方を、線区毎に見直すこと。
(6) 「標準数」の考え方を改め、教育・訓練・研修等を実施するための要員を配置し、年休・休日が完全に取得できる要員体制とすること。 また、駅・派出検査等に、異常時に対応できる要員配置を行なうこと。
(7) 運転保安を確立する観点から、乗務員勤務制度−乗務割交番作成規程の抜本的改善を行なうこと。 (8) 車両・保安装置故障等による輸送混乱や、列車整理の失敗による混乱の拡大の多発、規程に違反した指令・指示の多発等、業務遂行能力・列車運行能力が崩壊しているとしか言いようのない事態が頻発している状況に踏まえ、管理機構及び業務遂行のあり方を総点検するとともに、規程に則った厳格な取り扱いの徹底を図ること。
(9) 小集団活動や増収活動を中止し、安全の確保に専念できる職場体制を確保すること。 (10) 技術断層を解消するために、検修職場をはじめ、技術系統の職場に新規採用者を配置すること。
(11) NEXの53分運転等に見られる無理なダイヤ設定や130km/h運転、無謀なスピードアップを中止すること。 とくに、北浦橋梁、危険踏切については、列車の運転速度を規制するなどの安全対策を講ずること。
(12) 構内における安全対策(ATS等の設置)をさらに強化すること。 (13) ボルスタレル台車を使用した車両の安全性の検証及び、速度規制等緊急の安全対策を実施すること。
また、走行上の安定性や車体剛性の向上等、安全性を最優先した車両への置き換えを行うこと。 (14) レール破断や損傷、異常摩耗が多発する非常事態について、徹底した原因究明を行うこと。
また、抜本的な安全対策が終了するまでの間、列車の最高速度を制限するとともに、レール交換を推進すること。 (15) 保線・電力・信通等の業務ついて、直営を中心とした執行体制に戻すとともに、検修・構内業務の外注化施策を中止すること。
線路、車両等の保守体制を抜本的に強化すること。 (16) 尼崎事故の事故調最終報告に踏まえ、無線交信の制限(通告券による通告)、「日勤教育」の中止等の措置を速やかに行うこと。
(17) 現場の状況把握や判断を無視し、司令室にのみ判断を集中した運行システムを転換すること。 (18) 強風や降雨等、気象異常事対策を強化すること。
(19) 「場内信号機に対する進行の指示運転」「回送列車扱い列車の車掌省略」「出区点検基準の見直し」等、この間の規制緩和に伴う規定改悪を撤回すること
(20) 運転士への事故責任の転嫁を中止すること。 15.この間の千葉県労働委員会及び中央労働委員会に係わる救済命令、行政訴訟に関する判決内容を速やかに履行すること。
また、各労働委員会及び中央労働委員会から多くの不当労働行為認定を受けるような異常な労務政策を直ちに中止すること。 16.強制配転や昇進・昇格差別、組合費徴収妨害、組合間差別をはじめとした一切の組織破壊行為を中止すること。
17.小集団活動や会社とJR総連共催のサークル活動への参加、業務研究、区報作成のために本来業務を外し、日勤扱いとするような取り扱いを中止すること。
18.組合掲示板の設置、組合事務所使用、職場施設の利用を認め、職場における組合活動の自由を保障すること。
−以 上− |