home page日刊動労千葉前のページに戻る

No.

青年に訴えるF 木更津支部長 佐野 正幸
もっと怒りを全面に!本気になれば変えられる

職場を楽しく!木更津運輸区は元気

 この間、館山・木更津の廃止反対闘争を闘ってきました。提案が出てからは、日が経つにつれて怒りが倍増していって、本当に夢中でやっていたって感じですね。それでその怒りをそのまま運輸区の中に持ち込んでいったんですよ。だからその勢いが良い方向にいきましたね。
 新運輸区は、初めは当局の側も労務政策という形で構えていたのがひしひし伝わってきて、職場の雰囲気がぴりぴりしてましたね。だけど、行路の問題点などがすごく出てきて、みんなで疑問点をガンガンぶつけていたんですが、助役が仕事を把握してなくて全く答えられないわけです。それで力関係が出来ちゃった。乗務員詰所はにぎやかで、動労千葉は元気ですね。
 木更津運輸区では、平成採の運転士から「職場がつまらない、前の職場に戻りたい」とか、「指令に行きたい」という言葉が出てきたんですよ。それじゃいけないと思って、「何もしないで出ていくより職場を楽しくすればいい。みんな様々な職場から集まっているから、まずは顔見知りになろう」という所からいろいろ話をするようにしました。それはすごく正解でしたね。

縦横のつながりを

 外周区というのは、だいたい親分肌の人がいて、先輩に恥かかしちゃいけないって、みんなその人の下で頑張って命令一下すぐ動くという雰囲気でした。初めは組合の役員も怖くて、怒鳴られたりしながら色々なことを覚えてきたんですよ。それで、酒飲んだり、家族的なつきあいをしたりしていくにつれて、本当に親身になって相談にのってくれたりして、自分にとってはそれが基本ですね。そういうのがなければ縦横のつながりも出来なかった思うんですね。俺たちもそれを継承していかないといけないって思ってますね。
 動労千葉のいい所は、裏表がないこと、裏切らないことですね。仲間や後輩を絶対裏切らないし、先輩は組合的なことだけでなく、個人的なことも真剣に相談にのってくれるし、それが今まですごく自分を支えてくれました。そういうの見てますから、同期のつながりもすごく強くなる。そういう所は誰にも負けないですね。

「俺だけは大丈夫」は通用しない

 これからの時代は「俺は関係ない、今のままいればいいや」じゃ自分の首を絞めているようなもんだと思うんですよ。一番いい例が尼崎事故。「俺だけは大丈夫、台風が過ぎるのを待つ」っていうのはもう通じない時代になっている。
 今、若い人に訴えたいのはライフサイクルの問題ですね。対象になるのは平成採でも初期に入社した今30代の人で、当時は当局が「絶対に会社を辞めさせるな」といって、辞めると駅長が支社から怒られたり、腫れ物に触るみたいに対応されている。普通自分のせがれみたいな世代なのにそんな対応すること自体おかしいけど、それで今度は駅に行けとか、現在の状況を考えれば、あれは何だったんだって首をかしげると思うんですよ。振り返って疑問に思うことはいっぱいあるはずで、まずそこを考えてほしい。
 自分がライフサイクルの対象年齢だったら、駅への配転が切迫してるんだから、自分なりに結論を出しておかないと絶対に後悔するって考える。でも東労組の組合員は執行部が提案した内容も聞かされてないから、逆らえないわけですよ。東労組が何にもやらないなら、動労千葉に相談に来ればいい。だけど逆らったら自分にマイナスになるんじゃないかと考える。自分で逆の方に行ってしまってるんですね。

もっと怒りを前面に!

 今の若い人は怒らない。もっと怒りを前面に出してほしい。乗務員は、年が違ったって仕事は一緒。動労千葉の組合員が当局に疑問をぶつけているのにそれを見てるだけ。間違っていることは、同期や先輩と一緒になって当直や管理者に言えばいい。おかしいことはおかしいってね。会社はそれを一番嫌っている。黙って通り過ぎていたら、本当に西日本と同じ状況になってしまう。「ハイハイ」だけで怒りを持てなければ、絶対職場も暗くなる。
 一人じゃ弱いんだから、何かあったらすぐ相談に来いよと言ってるんですよ。「間違ってる」と思ったらみんなで突っ張ればいい。それが積み重なっていけば、絶対無駄にはならないと思うんですよ。その一番いい例は幕張構内事故ですよ。前から危険だと言って安全衛生委員会でやっていたから、いざというときにそういう地道な積み重ねが武器になる。
 一番許せないのは、東労組は分割・民営化の時に自分の先輩の50代の組合員を職場から追い出したことですね。それで今度は、組合の側からライフサイクルを提案して、30代の組合員を駅に追い出そうとしている。当局に売ってるってことです。組合費だって安くないのに、組合幹部が会社と繋がるために、平気で組合員を売るようなのは労働組合じゃないでしょう。そこの所を考えてほしいんですよ。本気になれば変えられるんですから、怒りを忘れないでください。ともに闘いましょう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る