スト破りをするな!ともに闘おう
団結して闘えば「ライフサイクル」は阻止できる
突然車掌が駅に配転
この間、千葉車掌区、鴨川運輸区、蘇我運輸区などで、何の前ぶれもなく、車掌が突然駅に配転されるという異常な事態が相次いでいる。ある日突然「お前は駅にだ」と事前通知が渡されるなど、たまったもんじゃない。こんなことはこれまでなかったことだ。
これは何を意味するのか。駅の要員事情が完全にパンクしようとしているということだ。「ライフサイクル」と一体の攻撃だ。この現実を見れば明らかなとおり、駅に行かされたら、まともに帰ってこれなくなることは明らかだ。
それともう一点。いかに労働組合がナメられているのかということだ。強制配転は、東労組、鉄産労、国労とお構いなしだ。東労組だろうが、会社に忠誠を誓おうが、もはや「安心」などない時代が来ようとしているということだ。労働組合が腐れば、現場の労働者はまさに将棋の駒のように扱われることになる。それを示しているのがこの間の不当配転だ。
動労千葉は、館山運転区-木更津支区廃止攻撃に対し、徹底抗戦の闘いを構え、全員が希望どおりの異動をかちとった。検修外注化も阻止し続けている。どんなに厳しくとも、団結して闘うことこそが、労働者の生きる道だ。共に闘おう!
07春闘の課題
07春闘勝利!大幅賃上げ獲得!
JR東日本は、この5年間で850億円もの人件費を減らしメンテナンスコストを360億円も減らして、経常利益を二倍以上にあげている。JR貨物も職場に慢性的な欠員状態を強制して、徹底した人員削減−人件費抑制によって利益をあげているのだ。こんなことはこれ以上許されない。07春闘に勝利しよう。
館山運転区・木更津支区廃止反対
われわれは、館山運転区-木更津支区の廃止にあくまでも反対して07春闘に立ち上る。多くの血を流しながら守りぬいてきた職場を潰すことなど絶対に認められない。しかもこれは終わりではなく、全面的な基地統廃合と地方ローカル線切り捨て攻撃の始まりだ。われわれは廃止に伴う団結破壊−不当配転を阻止した。8ヵ月間にわたる闘いは、団結して闘えば勝利できることを示したのだ。
ライフサイクル提案白紙撤回!
運転士の駅へのタライ回し−乗務員手当ての剥脱を許すな。駅業務の委託(丸投げ的外注化)や契約社員の導入を許すな。ライフイクルは、駅の専門職を養成せずに、全面的な外注化で人件費コストの徹底して減らそうという政策の尻ぬぐいに過ぎない。一度駅に出されたら運転士戻れる保障など何もない。東労組は、会社の手先となり、組合員をだまして、こんなものを強制しようとしている。絶対に許せない。
闘いなくして安全なし!
JR東日本は、3・18ダイ改から、常磐線で普通列車の130q運転を強行しようとしている。「つくばエクスプレス」との競争に勝つためだというのだ。尼崎事故の教訓などすでに忘れたというのだ。外注化や検査・巡回周期の延伸によって線路はガタガタだ。レールをいくら交換しても、次々に起きる破断や亀裂。JRの安全はまさに非常事態だ。問われているのは労働組合がこれにいかに闘うのかだ。
1047名の解雇撤回を求めて
われわれは、国鉄分割・民営化によって不当解雇された1047名の解雇撤回を求めて07春闘に立ち上る。この間の民営化・規制緩和、競争原理至上主義政策のなかで、どれほどの労働者が団結を破壊され、権利を破壊され、解雇されたのか。われわれはこの現実を絶対に認めることはできない。闘いは「政治解決路線」に陥る危機に直面している。しかし、資本や政府との闘いなしに解雇撤回の勝利を手にすることなどできないのは明らかだ。
労働法制・労働基本権解体許すな
安倍政権や財界は「格差が生じるこ
とは当然」「過労死は自己管理の問題だ」と言い、「労働ビッグバン」と称して、今国会で労働法制の抜本的な解体を強行しようとしている。労働契約法の制定や、残業代が無くなるホワイトカラーエグゼンブションの導入は、労働基本権を根本的に打ち砕く攻撃だ。
すでに年収200万円以下の世帯が4軒に一軒。三人にひとりが非正規職に突き落とされている。闘わなければ生きていけない時代が到来している。
戦争への道=憲法改悪を許すな
安倍政権は、連休あけまでに改憲のための「国民投票法案」を通すと公言している。憲法改悪に手がかかろうとしている。最大の焦点は「陸海空軍その他戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない」と定めた9条改悪だ。教育基本法が改悪され、この1月から防衛庁が「防衛省」になった。安倍は、愛国心を植えつけ、排外主義を煽り、労働組合を破壊して、再び戦争への道に踏み出そうとしている。絶対に憲法改悪を許してはならない。
|