館山運転区廃止絶対反対の立場で闘争体制を確立しよう
館山支部第29回定期大会開催
館山支部は11月30日、安房教育会館において第29回定期大会を開催した。
今回の大会は、来年3月の館山運転区廃止攻撃を組織攻防戦として見すえ団結をうち固め、闘いの先頭に立つ重要な大会であり、支部の歴史をかけた決戦でもある。それは組合員一人ひとりの目つきにもあらわれ、集中した討議が行われた。
鈴木康弘君を議長に選出し進められた。
堀江支部長あいさつ
7月の支社による館山運転区廃止提案はここで働く労働者の生活基盤を一方的に切り捨て、さらにはこの間の内房線のダイヤ削減をより一層おしすすめ、地方を置き去りにし、列車の安全を脅かす許しがたいものだ。この間の廃止反対の闘いを展開してきたが、今大会を期により一層の団結をうち固め3月に向けて廃止絶対反対の立場で闘っていきたい。さる9月24日の館山地域集会で、自治体や議会、観光協会、旅館組合等の連帯した廃止反対の闘いが出来上がった。最後までこの連携を発展・強化していきたい。さらに基地廃止反対の闘いを推し進める上にも当該の木更津支部との連携を強化する目的で交流会を開催し、組合員同士の交流を深め、団結を固めていきたい。とあいさつした。
本部を代表して田中委員長が情勢と運転区廃止単体闘争の本部の決意と組合員の総決起を訴えて議事に入った。
議事では、執行部より経過報告、決算報告、会計監査報告、運動方針、予算案が提起され、質疑応答を行った。
大会で出された質疑
◎ 9月の地域集会で周辺の市長を始め、議員や各団体から多くの廃止反対を訴える方々が集まった中で組合員の士気が高まったが、次の闘いが出来ていない。このままでは来年3月に向けての闘いにつながるのか不安がある。もっと継続した闘いを展開すべき。
◎ 乗務員として事故を隠ぺいしたことが問題視されている。些細な事まで報告しろという当局の対応は、乗務員に過度のプレッシャーをあたえ、逆に事故を引き起こす原因にもなる。現在の当局の対応を追求すべきだ。
◎ 内燃車の資格を持っていると、今後会社に良いように使われるのではないか。
◎ 乗務員の事故でこの間重処分が出ている。現場組合員の切実な問題として処分に対する闘いにもっと力を入れてもらいたい。
◎ この間ローカルに配置された211系は、高速になると揺れ方が異常だ。安全上問題がある。
◎ 日刊動労千葉で東労組の批判をもっと取りあげてもらいたい。
◎ 113系の列車無線が耳元で非常にうるさい。設置場所を変更するよう要求してもらいたい。
などの多くの意見が出され、時間が足らなくなるほどの討議となった。これも運転区廃止という会社からの最大級の攻撃の中で組合員の当局に対する怒りの表れとして本部も真摯に受け止めた。
そして、組合員に対して個別オルグを行うことと木更津支部との交流会を開催することをとおして基地廃止絶対反対の闘いの強化に向けて一層の団結を固めることを確認して討議を終えた。
役員改選では、現役員体制を継続し、新たな来春決戦に向けた執行体制の強化のために執行委員2名の増員が決定された。
最後に堀江支部長が団結ガンバローを高らかに三唱し終了した。
館山運転区廃止絶対反対
館山・木更津支部交流会を開催
12月16日(土) 14時〜
館山駅前
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