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不当処分弾劾!反合・運転保安確立!
第2の分割・民営化攻撃下5年間の闘いを勝利的に総括!
−第35回定期大会第1日目報告−

第35回定期大会が10月1日〜2日の日程で開始された

 第35回定期大会が10月1日〜2日の日程で、DC会館において開始された。
 君塚副委員長の「イラク戦争が開始され3年経つ今も続いている。安倍は、改憲を掲げて首相になり教育基本法の改悪をやろうとしている。館山や木更津を廃止しようという第2の分割・民営化攻撃がかけられている。本大会で闘う方針を決定しよう」という開会あいさつで開始された。
 議長団に幕張支部の小沢代議員、館山支部の山田代議員を選出。田中委員長あいさつ(要旨別掲)の後、来賓の方々よりあいさつを受けた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の北原事務局長は、「動労千葉は、命を守るためにストライキを行っている。三里塚は、いま40年経って再び農地を奪われようとしている。堂本知事は環境問題を言いながら成田の環境破壊に対しては一言も言わない。三里塚は、再び血を流すことになるだろう。世界中の人々が団結したなら戦争は止められる。動労千葉と共に闘っていく」と10・8全国集会への結集を訴えた。動労千葉顧問弁護団の葉山弁護団長は、「闘う労組の源泉は職場の闘い。幕張事故は合理化の結果だ。弁護団として共に抗議声明を出していきたい。11・5集会の成功へ弁護団も闘っていきたい」とあいさつ。 社会民主党千葉県連合の若松副代表、新社会党千葉県本部長南書記長のあいさつに続き、動労水戸の国分委員長は「水戸も先日20周年記念集会を行った。動労千葉の闘いの路線があったから闘ってこられた。水戸では予科生の中労委で勝利命令を勝ち取り、ヴェンディグが廃止され、運転職場に全員が戻ってくる。20年の闘いが今日を構築している。」と勝利の報告。続いてOB会白石会長、家族会佐藤会長、動労千葉議員団を代表して中村御宿町議からあいさつ受けた。
 休憩後、議事再開の冒頭で幕張事故闘争の当該である山田支部長と福田さんより、決意表明が行われた。山田支部長は、「処分が出されたその日に庁舎前で弾劾集会を開催し、福田さんへ責任転嫁する前に早くATSを付けろと要求した。幕張では他労組にも処分が出ているが組合は何もしない。このことを平成採は見ている。組織拡大を実現する。ご支援ありがとうございました」と決意を表明。福田さんは、「6ヵ月の間処分が出なかったのは組合の力だと思っている。安全対策がしっかりしておれば事故はなかったはず。安全闘争に対する処分だと思っている。ご支援ありがとうございました」とあいさつした。
 大会は、この後一般経過報告〜会計監査報告、質疑応答の後06年度運動方針案が提起され、1日目を終了した。

田中委員長あいさつ(要旨)

 9月30日、幕張構内事故の当該の仲間に対し出勤停止15日という不当処分が通告された。こんなことは絶対に認められない。だが、当局は約半年間、処分が出せなかった。当局の責任であることを徹底的に明らかにし、動労千葉の闘いの正当性・正義性を鮮明に示し、勝ったといえる。また、この過程で動労千葉の団結が本当に固まり、逆に当局との力関係を逆転させることができた。反合・運転保安闘争路線という動労千葉の原点をなす闘いの基本方針・基本路線について全組合員が今一度確信を打ち固めること、これが本定期大会の最大の課題だ。さらに、合理化攻撃に対してどう立ち向かうのかということだ。われわれは、安全こそ資本の最大のアキレス腱ととらえ、職場の怒りと結合し、それを闘いの方針にし、奪われた労働条件を奪い返すような反合理化闘争を実現した。いざというときに一人の仲間を守り抜くことができたことは重要な教訓だ。この5年間、第二の分割・民営化攻撃との闘いの中で大きな成果を上げた。シニア協定の締結を拒否して立ち向かい、この決断がその後5年間の大きな成果をつくりあげた。千葉だけは検修構内外注化を完全にストップさせ、この2年間で約60qにわたるレール交換をさせた。そして今年、ついにシニア制度そのものも粉砕した。また29日、館山市議会で館山運転区廃止反対決議が上がった。24日には、地域集会が大成功を納めた。
 安倍政権が登場し、戦後初めて憲法改悪を正面から掲げた政権が登場した。憲法改悪というのは本質的にはクーデターにほかならない。攻防の焦点は、労働組合をめぐる攻防だ。三里塚でも、暫定滑走路の北側延伸、市東さんの農地を強奪する攻撃がかかってきている。戦争、軍事大国化に向けた攻撃と全力で対決し、憲法改悪攻撃を吹き飛ばそう。
 「格差社会」といわれる激しい窮乏化攻撃がかけられ、文字通り生きていくことができない時代が到来しようとしている。11月労働者集会1万人結集を軸にして、動労千葉が労働者の怒りの声の先頭に立つ、そういう闘いを通して組織を拡大し、動労千葉という存在を社会の中にぶっ立ててゆこう。
 1047名闘争は非常に危機的な状況にある。原則的立場に立って勝利の展望を切り開くことだ。そして何よりも、組織拡大闘争だ。この闘いに成功したときに動労千葉はさらに一歩も二歩も前進することができる。
 来年3月ダイ改に向かって、館山運転区廃止、木更津支区廃止を絶対阻止しよう。
 最後に、来春、水野勝浦市議選、9月中村御宿町議選を本大会をもって全力で取り組むという方針を確立することを最後にお願いし本部を代表してのあいさつとします。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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