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安倍打倒−改憲阻止に向かって大成功かちとる
9・23改憲阻止労働者集会
11・5労働者総決起集会1万人結集で情勢かえよう!

改憲阻止を掲げてデモの先頭にたつ

 自民党・安倍政権の登場、26日から改憲国会が開会という重大な情勢のなかで、9月23日、東京・文京区民センターにおいて、「憲法9条改悪阻止! 戦争と民営化─労組破壊に立ち向かう労働者集会」とデモが460人の参加で、これまでのカラを大きく打ち破って今秋改憲阻止闘争に向かって、圧倒的な熱気と結集でかちとられた。会場は参加者が入りきれず、青年労働者を先頭に壇上に座り込んで行われた。
 動労千葉長田書記長の司会、ス労自主の中村氏による主催者あいさつのあと、三里塚反対同盟から萩原進事務局次長と百万人署名運動よびかけ人の鈴木卓馬氏から連帯のアピールを受けた。
 萩原さんは、「労働者階級との大合流なしに農民の闘いの勝利はない。こんにちの階級情勢を切り開いていくために北総農民としてともに合流していく」決意を述べ、10・8三里塚への結集を訴えた。鈴木さんは、「9条改憲阻止の百万人署名は、左派を再結集させるチャンス。労働者が先頭にならなければ阻止できない。」と、労組への要請をはじめ、年内30万筆─来夏百万筆の集約を訴えた。
 基調提起に立った動労千葉田中委員長は、安倍改憲政権とたたかう労働運動の再生と11・5労働者集会1万人結集を訴えた(別掲)。

団結して闘えば勝てる

青年労働者のコールが全体を牽引

 続いて教育、国鉄、自治体、郵政労働者を先頭に現場から闘いぬいている多くの労組、労働者が次々と発言にたった。動労千葉からは、高石執行委員が、1047名闘争の現状を報告し、解雇撤回を掲げ現場から闘うことにこそ勝利の展望があると訴えた。21日、「日の丸・君が代」強制や都教委の通達は違憲とする東京地裁の勝利判決を受け、「現場の労働者が認めなければ改憲、教基法改悪はできない。皆が不起立する─そうした日も遠くない。絶対勝てる!」と都高教の教育労働者、競争入札に反対してハンガーストライキにたった常南交通労組の「組合員を限りなく信じることによって目の前の壁を崩すことが出来た」報告、外部委託を粉砕し、さらに賃上げをかちとった病院労組、組合を結成して立ち上がった、また弾圧や解雇、強制配転攻撃をはねのけ明るく頑張る青年労働者など、いずれも生き生きしたエネルギーと労働者が団結して闘えば絶対に改憲を阻止できる、勝てるという、闘いの中からつかんだ確信にあふれるものばかりだ。会場からも次々と威勢のいいかけ声が飛ぶ。
 最後に辻川動労水戸副委員長のまとめを受けて、元気に街頭デモへと飛び出した。

原則的立場・路線で闘おう
    田中委員長 基調要旨

労働者の団結した力で改憲を阻止しよう!

 安倍は、戦後初めて公約に改憲を掲げた。最優先課題は教育基本法改悪だといっている。しかし、一方で、「日の丸・君が代」強制は違憲という判決がでた。処分覚悟でたちあがった教職員の闘いは、全体から見れば小さな力かもしれない。しかし、これが社会全体に波紋をひろげ、無視できないものとなった。こうした闘いが「勝てる!」という確信を生み出している。そして、そのためには団結しようと。動労千葉の闘いとも通ずる。いま館山運転区廃止の攻撃がかけられ、移転先の工事が既に行われている脇を毎日乗務している。しかし、絶対反対でいくことを決め、地域に廃止反対をよびかけ行動に立ち上がった。予想以上の反響が、小泉の地方切り捨て政策にあえぐ地方行政や地元住民のなかから起きてきた。
 また、「格差社会」に見られる労働者階級の窮乏化が激しく進行している。社会のシステムそのものが壊れようとしている。こうした時代に、中途半端なものはすべて吹き飛ばされる。動労千葉もこの5年間、第2の分割・民営化攻撃と闘ってきて、何がこようと団結を打ち固め労働運動の原則的立場を守り、反合・運転保安闘争の路線を貫いてきた。その結果、敵の弱点をついて突破口を切り開くことができた。これからの時代、そうした路線、闘いが求められている。いま、1047名闘争に求められているのもそれだ。改憲阻止闘争の爆発は、労働者がもっている本来の力を発揮し、資本と非妥協で闘うことができるかどうかにかかっている。11・5日比谷1万人結集へ!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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